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1年後のお昼ご飯を考えるおばさんの話

私はつい最近まで精神科に入院していた。
そんな時、看護師さんから聴いたあるおばさんのお話。

どんな時にも不安はつきものである。
行動力がある、言葉通り行動する力だけある(後先を考えていない)という嫌味を言われる私でさえ、そこには不安がついてまわるのだ。

退院する時は特に、どんな生活が待っているのか、そこにどれだけの辛さがあるのか不安で看護師さんにその思いを伝えた。
そうしたらこんな話をしてくれた。
「前の病院に1年後のお昼ご飯の事を悩んで苦しんでいる人がいたの。その人は色んな事をずっと先まで考えていて今の幸せに気付けていなかった。1年後、何を食べたらいいか?と苦しそうに聞いてきたの。」

この人の話は極端だけどあなたも今、そんな感じよ。今の自分を楽しめてない。

と言われた。話を聴いている時は小説みた〜いとしか思わなかったけどそれが私と同じときた。
もし私もそんなふうになってしまっているのだったらなんてもったいないんだ。と思った。

人は1日に9000回もの選択をしていると言われている。一生懸命に毎日を生きている人はその選択の1つひとつが重く、責任として、不安として降り掛かってくるのかもしれない。
私もそうだ。でも、きっと9000回も選択をしているならば大成功、ちょちょいのちょいバンバイザイな選択をとっていることもあるのだと思う。

失敗を未然に防ぐことはとても大事なことだと思う。危機管理は大切だ。
でも、わたしは過去の自分のした選択で未来の自分が楽になった経験があることも忘れないようにしようと思った。お昼ご飯がないことは問題だ、未然に防ごう。でも、お昼が何であれ満足に食べられるのならそれはそれでよいじゃないか!!

きっと多くの人が悩んでいるだろうこれからの不安。こんな時期だから尚更だ。でももう少しだけ楽観的に考えてもいいのかもしれないと思えた出来事だった。

#選択 #進路 #コロナ #自分にとって大切なこと

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