黒字でもキャッシュフローが途絶えると、会社は倒産します!
人間は血液が止まると死んでしまいます。会社のお金も同じです。
会社のお金(血液)がまわらなければ、会社は倒産してしまいます。
会社が倒産する理由はただ一つです。それは、キャッシュフローが滞る、つまりお金がまわらなくなるこです。会社は、何よりも優先してお金の流れを重視して経営することが大事です。売上や利益は決算上、工夫して見せ方を変えることができます。しかし、キャッシュはごまかしが効きません。
会社経営では、本業で稼いだ「使えるお金」 (営業キャッシュフロー)が大事です。会社は、会社の財産を売ったり借金したりして、一時的お金はつくれます。しかし営業キャッシュフロー(本業で稼ぐお金)がマイナスであり続ければ、会社は遅かれ早かれ倒産してしまいます。
倒産する会社は必ず借入金がたくさんあります。つまり「お金がまわらない」状態です。銀行からお金を借りて、設備投資を行ったにもかかわらず、モノは売れず、在庫が積み上がり、利益が無くて借入金も返せなくなってしまうのが倒産の原因です。倒産する会社は間違いなく銀行からのたくさんの借入金して返済できないのが理由です。
会社のキャッシュ(血液)がしっかりと循環しているか、常に注意しておくことが大切です。倒産しない会社は、本業でしっかりと利益を出していて、必要な設備投資は利益の範囲で返せる額を借入れ、本業に関係ない投資 (不動産、株式、買収)はしないといった、身の丈に合った経営をしています。