会社に使えるお金はいくらある?
会社が「使えるお金」がいくらあるかを知るには営業キャッシュフローを見ます。営業キャッシュフローは、本業で稼ぐお金を表しており、会社が使えるお金です。営業キャッシュフローは損益計算書から簡単に計算できます。計算方法は次の通りです。
損益計算書では、実際にお金の支出がない減価償却費をマイナスして利益を計算します。キャッシュフローを計算するときは、逆に減価償却費を足します。
10億円で買った土地を6億円で売った場合、売却損は4億円ですね。4億円を損をしたとしても、実際にお金を損したわけではありません。この場合、利益は赤字でも、キャッシュフローは黒字になります。
税引後当期純利益が赤字でも、お金はまわるケースがあります。例えば、多額の設備投資 (新規開店など)で減価償却費がある場合や土地を売却して多額の損失が出た場合などです。