共感されたければ、負け組がおススメ!

SNSでリア充の自慢報告をしたい人は、未だ一定数います。UPする側は、「スゴイ、凄い!」と思われたい一心ですが、見る側からすれば「はあ?それ自慢?」という感じで決して共感することはないどころか、反感を抱いてしまいます。

もし共感されたければリア充ではなく、負け組、クズ人間アピールのほうがよほど共感されます。「あーわかる、私も同じだ」という思いが親近感を呼びます。これは「類似性」と呼ばれる心理現象です。

ホリエモンやひろゆきが正当なことばかり述べる論客者をことごとく「こいつ、あほじゃね」「無能」と激しく罵るスタイルに一定数賛成者がいるのも、「類似性」からくる共感でしょう。

人間はどんなにそれっぽく振る舞っていても、必ずクズな一面を持ち合わせています。しかしそのクズな一面を一生懸命に隠しながら生きなければなりません。そこを恥もなくオープンにすると、「私も同じだ!」という共感を呼び、自分だけではなく他の人もそうなんだと親近感が湧くのです。

最近のジャニーズの若手も、見た目はカッコいいのにドッキリにかけられたり、落とし穴に落とされたりするのを見ると、少しほっとしますよね。それは、あれだけカッコいいのにこんな失敗して恥ずかしいだろうなあ、という共感を頂きます。キムタクとかでは決してできないことです。でも彼も人気が無くなってくれば、そうした路線で共感に訴えるかもしれません。

もし共感を得たいなら、まずは類似性のトリガーを引いて親近感を持ってもらうのが良いでしょう。



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