見出し画像

追悼

ある日突然
大切な人が目の前から消える

こちらが一方的に憧れ続けているだけだとしても
そのショックは計り知れません

それが戦友とも呼べる
同級生の死であったら

彼とは約2年前に出会った
正確に言うと私が新しい職に就いたその当日だった

会社に入ったその日
入社式もそこそこに
彼は私の適性検査などを担当してくれた

緊張してたのも顧みず
冷酷な声で「もっと早く!もっと早く!」と
声がけしてくる

「なんてやつだ」
そんな気持ちもうっすら浮かんできて

新人の女の子の研修も兼ねていたから
私は2倍のプレッシャーに晒されながら

その8ヶ月後
彼は私の前に現れた

私と同じ所属員として

いいなと思ったら応援しよう!

みろく@心理士
サポートしてくださるとうれしいです