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サモンナイト、青春の輝き
ここではサモンナイトシリーズ1~4の思い出を語るだけである。
ためになる攻略とか新情報とか一切無い。
勿論ネタバレはあるので気をつけてね。
5は二周だけプレイしてそれ以降起動していない。
6は途中で止めてそれ以降起動していない。
だから5と6のことは語らないのでそこだけよろしく!
サモンナイト1
以前『運命の女性は緑で眼鏡でお姉さん』という好きな女のタイプを書き連ねる記事を書いた。
そこでサモンナイト1のミモザさんが大好きだという話をしたが、それはサモンナイトと自分の第一章みたいなものである。
上の記事の繰り返しになるが、自分は眼鏡キャラなら男女の見境なく好きになる病を一番拗らせていたのが子供時代であり、中古ゲーム店で2のネスティを見て「いい眼鏡がいるじゃねーか!!」と山賊と化した。
2ということは1もある、シリーズものならそちらからやるか~と1をプレイしたところミモザさんと出会い、好きになる二次元女性のタイプの最後のピース「お姉さん」がきっちりハマってしまったのである。
最初は相棒としてソルと仲良くなっていったのに、マブいスケが来たらこれですからね。
サモンナイトの他の思い出はというと、とにもかくにもストーリー面だ。
恐らく自分が初めて『政治』を意識した物語となる。
平たく言うとゲーム内の世界にも、社会があって、国家があるからこそ生まれる軋轢や悩みがある。そこをしっかりと描いてある作品を子供時代に遊べて良かったなぁ、だ。
SNSで骨太ファンタジーを作るには地理から決めろという話を見かけて、サモンナイトのことを思い出したくらい、このゲームは『世界観』ではなく、『世界』が作られていると感じた作品なのだ。
主人公が異世界召喚でやってきたサイジェントという街は国境付近の城塞都市。特産品の糸と紡績工場と鉱石場で外貨を稼いでいるが食料はほぼ輸入で貿易に依存している。
紡績工場から汚染物質垂れ流しのせいで下流は川と土地と人が死んでいるが街の貴族や召喚士は気にもしていない。
納税義務は身分が低い者だけに発生し、半分近く持っていかれる。払えない者は危険な環境での強制労働が待っている。
日本から召喚された主人公が直面する異世界の厳しさと苦悩は、子供の自分がまだ上手く認識できていない家や学校の外の世界にぶち当たる前の良い予行練習となったのかもしれない。
真面目な話はこれくらいにして(これくらいしかないともいう)じゃあミモザさん以外の好きなキャラはというとトウヤとレイドとシオンとスウォンが真っ先に来る……男ばっかりだな!?!?!?アヤとリプレは正ヒロイン、モナティとエルカとジンガがトウヤorアヤ兼自分の友達という感覚だ。
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トウヤは多分自分のセンター分け男好きの源流なんだけど、今見ると言うほどセンター分けじゃない……?
冷静でカッコいい系の主人公は、主人公と言えば熱血バカ男子というゲームが多かった自分に結構な衝撃が走った。いわゆる中二的な部分が大いに刺激された感じ。
発言やリアクションが今までのゲーム体験で得られるものとまるで違ったため、いつもは主人公の隣にいる感覚だったのがトウヤは若干の投影をしながら遊んだ初めての主人公だ。トウヤならどう戦うか、という考え方はSRPGに必要な頭の柔らかさに役立ったかもしれない。
アヤは優しくてお人よしな穏やかな女の子というザ・主人公な性格だけど、それだけではない。ソルとの恋愛ルートだと彼女の内面にもしっかりと踏み込んでくれるからソルアヤが好きなんですよ……。
アヤを選択した時は彼女の隣にいる二人目の異邦人として励まし合いながら異世界をうろついてる感覚だったなぁ。
レイドはストーリーとか性格で推してたんだけど大人になって今一度見たらそもそも顔がいい男だなと再発見した感じ。色味は地味だが。
シオンは恐らくTOFと続けざまに井上和彦を浴びせられたために好き……になっちゃった感じ。この男は令和にもウケますよ!!!!どうですかバンダイナムコさん!
スウォン君は可愛い。少年少女には主人公の友達!以外の感情を持つことは少ないが、しいて言うなら中性的で可愛い感じの美少年は可愛い~と思って可愛がることが多い。語彙力の死。
そもそもサモンナイト1、プレイアブルにおっさんが多すぎる。
いえ名前の確認にwikiを見たら記憶より成人男性が多くて驚いたのだが、当時のアニメゲームあるあるの外見と経歴に反して年齢だけはやたらと若く設定されている現象が見られる作品だったので設定年齢は若い。でもベルゴ24は嘘だよ。あとエドスとベルゴとスタウトはマジで使わなかったな……。
こう見るとサモンナイト君も美男美女だらけのゲームになっていったんだな。
改めて見ると1、地味!!!!!!
そこが好きだけど、今リメイクしたら全員のビジュアルが華やかになりそう。自分はこの色素抑えめなリアルな感じが大人っぽくてかっけ~と思っていたけれど、今の黒星先生の絵ならどんな感じになるのか楽しみである。
なんかリメイクするみたいな言い方してるな。無いです。リメイクも……移植も……リマスターも……続編も……何も無い……。
レイドとラムダの対立とか豪華な感じになりそうだし、バノッサとカノンとかの救済ルートあると嬉しい。
子供の頃とはいえリアルタイムの感覚だと1はゲーマーに評価されていて、2で跳ねて、3でめっちゃ売れて、4では人気シリーズの最新作!って感じになっていた。
ストーリーだと1が一番好き。それは世界の危機だけじゃなくて社会の危機って家の危機で僕の危機なんだ、を描いていてそれが当時の自分が遊んだゲームでは凄く珍しい題材で、かつそれこそが異世界での生活をリアルに感じさせた大きな要因だったからだ。
このゲームをしている最中、自分は見知らぬ土地で優しくしてくれた孤児院の人々ともがく子供の一人になっていた。
今の技術とビジュアルでサモンナイト1を遊びたいな~。
サモンナイト2
眼鏡男子ネスティがデカデカとパッケージにいたのでこのシリーズと出会いました。眼鏡男子cv緑川光をありがとうフライト・プラン。……フライト・プラン?おい、どうした……バンプレスト??バンプレストも……もういない……。
2と言えば1で正義の味方集団のように見えた蒼の派閥!で出だしからクソみたいな仕打ちを受け続ける序盤の世知辛さである。
俺が何したって言うんだよ!!!なぁネスティ!!!!と小学生の自分は大荒れである。目当てがネスティだったのでマグナを選んで親友の道を歩もうとしていた。トウヤとソルでやりたかったことをしようとしたというわけ。
で、ケルマ・ウォーデンに首ったけになったわけ……。
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女の趣味が小学校から変わらんという話をしたが、サモンナイトのことを考えるとほんと似たような女ばっかりに足を取られて……という気分になる。
だからキッズの頃ミニスが嫌いだった(笑)。(笑)を使うに相応しい青い感情である。
ミニスと年齢が近いため最初こそダチ感覚だったのだが、例の洞窟のシーンで「貴様ッッッ!!!!」となってからはスタメン落ちだった。
しかしミニスはずっと迷惑をかけられていたし、危険な目に遭って怖い思いもしたしマグナたちにも叱られもした。きちんと謝罪して話しあったためそこまでみたいな気分はあれど「このクソガキー!!!(※同年代)」となった子供時代の感情は未だに自分の中にある。なんてしつこい。根に持つには長すぎるだろ。
そしてカザミネとの仲を応援していたためカイナとあれこれ言い始めるのを見て「え!?」と思ったものだ。
当時はゲームのノベライズという概念がなく1や2に外伝があると知らなかった。だからカザミネとカイナってなんかあったっけ?と本気で困惑した。でも今でもやっぱりカザミネとケルマだから(過激派カプ厨)……。
3の番外編でケルマがパーティーinなのはわかってんねぇ!と都月先生の肩を叩いたものだ。都月先生が決めたことかは不明である。
プレイアブルでネスティ以外だとケイナとルウとレナードとレイムが好き。
ルウはもう単純に可愛いから好き。褐色好きの源流かもしれん。
レナードは令和でも戦える男だと思う。皆さん!!!!!異世界に召喚されてしまい離婚した妻と娘の元に帰りたい一心でどんな方法にもすがりつく刑事の男がサモンナイト2にはいますよ!!!
ファンタジー世界にトレンチコートと拳銃で徘徊しながらも、刑事としての矜持で危機に陥る主人公達に味方をしてしまって自分から危ない道に首を突っ込んじゃうおじさんがサモンナイトにはいます!!!!!
レイムはプレイアブルじゃない?はっはっは、神奈延年ボイスでいつだって俺たちに助言をしてくれた銀髪ロン毛吟遊詩人が味方じゃないわけ……。
……条件満たせば仲間になってくれると信じて毎周毎周色々頑張ってました……!!!
同時期にFF:Uの風、リリーのアトリエのヴェルナー、奪還屋の蛮と多感な時期に神奈延年に触れすぎて今でも抗えない。
ケイナとフォルテとかも推しカプなんですけど、ゲームやっただけじゃフォルテのことって全然わからなくて、こういうのはドラマCDやノベライズが全盛期だった時代的なものもあると思う。しかし子供が全てにアクセスするのは不可能だったので、もしリメイクするならキャラのことはゲーム内で知れたらいいなぁ。
いえサモンナイトシリーズはリメイクも移植もリマスターも新作も無いんですけど……。
1で一つの街での話に限定したおかげで地に足のついた物語が展開されたことと逆に、2は『旅』をテーマに広い世界を見て歩いたことが印象に残っている。
2の売りは華やかでわかりやすく可愛らしくなったキャラ造形と、見知らぬ世界を旅して知らないことを知っていく感覚だと思う。
色んな街があって街や組織ごとに召喚獣との付き合い方があって、それを外様の主人公がその場の一シーンだけ見て判断するのはよくないことだと叱られたり、かといってあからさまにおかしいことにおかしいと言えなければカルマが増していき召喚獣には失望され、召喚の本質である絆や盟約が揺らぐ。
じゃあどうしたらいい?そもそもこの世界ってどうしてこうなっている?マグナやトリスと一緒に自分はどうする?何がしたい?と考える経験をさせてくれたのだと思う。
1よりは(1よりは)恵まれた環境で自分のことをじっくり考えさせてくれるというのも1とは違うのポイントだろう。1はアイデンティティクライシスとか無かったしね。
そしてサモンナイト2での大きなトピックの一つと言えばメイメイさんのレギュラー化である。
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突如春風とともに現れた眼鏡巨乳酔っぱらいチャイナ飄々お姉さんは、この後の作品にも出てくる訳ありキャラだ。
普段はお酒大好きな神出鬼没の占い師。ちゃらんぽらんな言動とお酒に対する執着心と胸まで赤くなるほどの酒灼けを起こしているアル中疑惑のお姉さんで普段は愛嬌全振りみたいな女なのだが、時折心の中や未来を見たんじゃないかと思うくらい適切で鋭い助言をしてきたり、カルマ値の貯まった主人公たちに対する悲しげで疲れたような振る舞いは彼女の底知れぬバックボーンを感じさせてくれた。一言でいうと沼お姉さん。勿論大好き。
ただ……バックボーンは……語られてないんですけど…………。
推測は可能だが、彼女もしくは彼女と共にいたという「あの人」が主人公のゲームをしっかり作って欲しかった。
今からどうですかバンダイナムコさん!!
サモンナイトは令和でも戦える作品ですよ!!!
…………アホなことしなければ……。
サモンナイト3
多分一番売れて一番有名な作品。アティ先生の薄い本だけは読んだことのある紳士諸君も多いのではなかろうか。ところでアティとアトワイトってどっちが先なん?
この3にはなんと!!!!眼鏡のお姉さんCV久川綾と一人称妾鬼姫系未亡人CV小山茉美がいる!!!!!!
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これは令和でも戦えますよ!!!!!聞こえていますかバンプレス……バンダイナムコさん!!!!!!!!!!!
3から発売前にゲーム誌やホームページなどで情報を集めたりお店で予約したりしたので感慨深い。
そのため最初からアルディラさんとミスミ様を攻略すると決めていたわけだ。
二人の彼ピになる気満々だったのでレックスにしたが、3くらいからイケメンの顔(顎)四角いな、と子供心に思っていたことは否めない。2でも片鱗はあるが。
3は生徒を四人の中から選べるのだが、子供の頃から子供にあまり興味が無いために一番手のかからなさそうなウィルにした。
今では四人とも好きだけどしいていうなればウィルとベルフラウ可愛いな~くらいには思っている。
というわけで始めたサモンナイト3。シリーズの中では過去編にあたり、1と2より前の時系列になる。人間は到達できないはずのはぐれ召喚獣の島に事故で流れ着いた主人公と生徒。
互いに自治権を持ち干渉せず同じ島に生きる四つの世界の召喚獣たち、ひょんなことから行動を共にする海賊、島の制圧を目論む帝国軍の中には主人公と因縁のあるやり手の女軍人。
一つの都市で生き抜く1と広い世界を旅した2と違い、疑似的に四つの召喚獣の世界を見て回りながら元の世界に帰れず家族に会えない痛みに耐え続ける召喚獣たちの悲しみとそれでも生きていこうとする逞しさ、そして過去から未来まで潰えることの無い人間達の業を見せられる。
そんな中で最初に選んだのは勿論このキャラ。
ヤードさんです。
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は????????
いや、でもね、ヤードさんなんですよ。
アルディラさんとミスミ様のどっちから攻略しよっかな~~~~!ってデレデレしながら綺麗なお姉さんの所へ走っていったはずなのに、曲がり角で茶をしばいてるヤードさんに足を取られたってわけ。
自分もどうしてこうなったのか知りたいよ。
友達に結局最初どっち選んだん?って言われてヤ、ヤード……って言った時の……なんで?って返された時のこと、まだ覚えてる。
人間本当に言葉に詰まると最初の一文字二回言う。
じゃあヤードさんの魅力語りますね。
まず三浦さんのお声が素敵だよね。最初に彼が話し始めた時に「好きかも」ってなったんですよ。あの静かな語り口と冷静というか慎重すぎる性格、押しの弱さ故にちょっと不憫な役回りもさせられる。センター分けの男っていいよね。ヤードさんは長めの前髪で、ともすれば陰気な印象になってしまうところを水色がかった灰色の髪とセンター分けで清涼さと真面目さを演出出来ているのでキャラデザの妙というやつである。ちょっと暗そう、程度の印象は受けるけれど、それすなわち色々あるのだろうな、とキャラの背景を知らず知らずフォーカスしてしまうようになっているし、重たい背景好きーに「むむむ今回の過去色々あったんやで枠はこのキャラか?」と気づいてもらえるいい感じのバランスだ。あと笑顔が照れたりはにかんだりとやっぱりちょっと控え目なんですよ。いじらしい。守ってあげたい。普段守ってあげたいとか何様だよ自分の人生も背負えないくせによとか後先考えないキャラクターに言ってしまう面倒で良くない人間なのだが守ってあげたいと思った気持ちに嘘はつけない。敬語っていいよねー!!穏やかに微笑みながら静かに敬語で話すヤードさん、良い……。色々考えてしまう彼の隣で俺レックスは島で見た他愛の無い何かの話を一生懸命話すんだけど、全部ちゃんと聞いてくれるんだよね。あんまり口を挟んでこないから気がつけばこちらが一人で話していてつい謝ってしまうんだけど、ヤードさんは心なしか楽しそうなんですよ。俺と話しているこの時間だけは悲しい事や苦しい事を考えないで笑ってほしいと思っているけれど、レックスはレックスで似たような痛みと苦みを抱えているから、そのうちにヤードさんも同じような事をレックスに思ってくれるようになって、その頃になると彼も他愛の無い話をしてくれるようになるんですよ。事実として色味が地味なので控え目な中身と相まって影が薄いとも言えるんですが、気がつけば彼をずっと見ていたので影が薄いと感じたことはないですね。じゃあなんで言ったのかというと、当時はゲームの四コマ漫画が各出版社から出まくってた時期で、四コマでの出演率は低いし出ていてもまぁ二コマ目にアドバイスと化してくれるタイプだったから「あ、影薄い扱いされるキャラなんだ」と気づかされてしまった。起と結にならないタイプの人間ってよくないですか?いいと思います。
「みかんって美味しいな」←ここにはいない
「健康にもいいそうですよ」←こことか
「しかし食べ過ぎると良くないそうです」←こことか
「トラック一台分食べたがセーフだな」←ここにはいない
承転の男、好き。音は同じなのに笑点には行けない男……好きなんですよ。なんの話?
ヤードさんのことは海賊一行の中で真っ先に信用した相手でもある。
多分快活なカイル、素直なソラウ、こういう奴は信用していいだろのお手本みたいなスカーレルと一緒にいるので序盤は一番よくわからない人のはずだが、言うてこいつら反社会的な暴力集団だしな……最初にこういうのとつながりを持つと大変なことになる、という真っ当な教えをサモンナイト1で教わったので最初は節度を持った関係でいようとした覚えがある。
仲良くするには依頼人っぽい人からがいいかな?という感じで「四つの光の気になる場所行こうぜ!」でヤードさんを選択するじゃないですか。あの人自分(と自分の意見)が選んでもらえると思わなかったから驚いて、はにかんで喜んでくれるんですよね。それがもう始まりでありトドメだったね。
俺レックス、あの自分に対するあらゆる期待をしていないこの人を守ると決めたから……。
賢いが故に自分の限界を知っていて、またそんな自分に対する世界からの扱いにももう慣れていて、必要なことだったり他者への礼儀として自分の意見をしっかり言うがそこまで聞き入れてもらうことや採用してしまうことを求めているわけでもなく、何を感じたかについてはなんか曖昧に隠して思いつめる……。自分はそこにいるけどそこにいるだけ、と世界との繋がりを俯瞰して見ているけれど、それでもそんな自分を見てくれる人がいたら諦めていたはずなのに嬉しく思ってしまう……ヒロインだよこれ!!!!!!!!
離せ俺は正気だ!!!!!!!!!
OPでアズリアと対峙してる部分がよくネタにされててムカついたので帝国軍戦では常にヤードさんに先陣切ってもらってアズリアを一人で倒してもらっていた。俺のヤードさんは最強なんだ!!!
というかOPで写っているシーンがそれくらいしかないという。初期メンなのに。
彼がそういう世界に対して引け目を感じているような性格になったのは凄惨で悲痛な生い立ちのせいなのだが、スカーレルとヘイゼルの方がわかりやすいので影に隠れがち。
3の物語ってガチでヤードさんのおかげで、彼が行動しなければ帝国軍も組織も島も何もかも最悪な結果になっていたターニングポイント男だが、そこはあまり注目されない。承転の男って言ったけど、3の起の存在である。あんまり語られたりしないけど。
でも俺はわかってるから、ヤードさんの勇気と正義と貢献を……。
ヤバい、このままではヤードさんのことを語るだけで終わってしまう。
でもヤードさんはいいぞ。皆もサモンナイト3をやって「なるほど~この令和になっても戦える眼鏡美女と未亡人……から一人のいたいけなプレーヤーを寝取った男がこれね……」とヤードさんに出会ってほしいね。出ずっぱりなのにさほど目立ってないから凄いぜ。匠の技。
ディスってんのか???????
なお二周目三周目はちゃんとアルディラさんとミスミ様を選びました。でもミスミ様は自分ではなくキュウマが正規ルートだなと痛感させられたので、一度エンディングを見てからは幸せを願い見守るスタンスに切り替わった。気持ち悪い子供だな!
改めて大人になってからキャラを見ていたらオルドレイクとウィゼルの関係好きなお姉様方いるかもしれんな……とそういうことばかり考え付きました。
真っ先に売り込む層がそこでいいのか?とは自分でも思う。でも可愛い女の子と綺麗なお姉さんが好きなオタクは勧められなくてもプレイしてるっしょ!
すんません、プレイ環境が限られているからそんなことはないですね。
バンダイナムコさん!!!!!どうか!!!!!switchとかでやれるようにするってのはどうっすか!?!?
クノンとかも可愛いしシナリオも良くてアルディラさんのお傍に一生いてほしいんだけど、今見ると「攻めだな」が真っ先に出てきたからもうダメ。
次に出てくるのがトリスに似てるからネスティとトリスの亜種なんだよなこの二人……でもクノンがこんなに攻めだから都月先生はトリネス、女攻め至上主義ってことを暗に伝えようとしてたってこと!?になるからね、本当にダメ。大人になるって悲しいねバナージ。
大人になって良い点もある。それは小狡くなることだ。
アルディラさんとヤードさん両方を幸せにすると誓ったのに自分は一人……などと子供の時分には思い悩む可愛らしい所もあったが、今はアティって攻めだしアティ×アルディラとレックス×ヤードという完璧な連立方程式を導き出せるようになった。
子供の頃にはわからない答えだって、大人になれば解けるようになる。人生はそういうことの繰り返しだ。
そもそも正式に主人公とヤードさんは島に残るんですよね。5の明確な良ポイントである『例の銅像』が立つ学校にずっと『彼』はいるんですよ。
わかりますか?
そう。二人は公式です。
こちとら正気だ!!!!!無限回廊から出せ!!!!!!!
サモンナイト4
4では原点回帰のように一つの街と社会が描かれている。
ただし社会は街の中だけのことではなく、サモンナイトを初めてやった頃から誰もが薄っすらと考えていた、
「一方的に、かつ強制的に呼び出し可能な召喚術って酷くない?」
「はぐれ召喚獣って酷い人間に酷い目に合わされたのに、結局優しい人間に保護してもらえないと幸せになれないの?」
「人間と召喚獣の間に子供って出来るの?出来たらどうなるの?」
という疑問と社会問題を、召喚獣に寄り添った立場で描いている。
本来四つの異世界から召喚された召喚獣は、召喚士の手助けをした後に元の世界へと送還されるのだ。しかし逃げ出したり召喚士が死ぬと送還術を使ってもらえなくなる&呼び出した本人じゃないと使えないために、リィンバウムにははぐれ召喚獣がその辺にわらわらいる原因となっている。
祖先が結んだ盟約により召喚術には逆らえない上に、思い上がった人間達に酷い扱いを受けたり帰れなくなった召喚獣が世界や人間を憎むようになるのは自明の理である。
その辺りの「勝手に呼ばれて帰れなくなった者達」の悲哀は今までも描いてきた。しかし4ではそれより一歩進んで、帰ろうとしている者達や、人間でも召喚獣でもない者達はどこに行けばいいのか、を描いている。
似た話だとテイルズオブシンフォニアのハーフエルフの話があるが、あれ最後の「どこにでも行けばいい」に子供ながらムカついた覚えがある。
現実的な話をするとそりゃデカいことしようとしてたハーフエルフをまず先に止めるのは理に適ってるし、数が少なくて物分かりがいい方を説得にかかるのは当然である。いじめっ子じゃなくていじめられた子を転校させた方が手っ取り早くいじめを無くせるとかね。
しかし、それでもどこにだって行っていい、も事実ではあるのだ。でもハーフエルフにだけそれ言ってもなぁ。
4では相棒枠が竜の子供で三人の中から選べる。
子供の頃から子供に興味のなかった自分は学生になっても興味が無かった。明らかにヤンチャそうなのと甘えん坊そうなのは見えてる危険物だと思いクールで大人しそうな子にした。
彼らは子供というより赤ちゃんに近い上に、主人公自体が過去三作より幼いので子供が子供の子育てを急にやらされているストーリーとなり、わりとそこにストレスが溜まっていく作風ではあった。
そもそも4は一人暮らしの主人公がいつか帰ってくる父親と妹のために家を守ろうと宿屋を切り盛りする、という世知辛い出だしとなっている。
街には主人公を気遣い助けてくれる大人達が沢山いるが、主人公は一人で局難を乗り越えるくらいしないと家族は帰ってこないと強迫観念に駆られていて、明るく面倒見がよく見えても深い所に立ち入らせようとはしない。
そんな中で竜の子供を拾ったせいで様々な勢力の人間や召喚獣が宿屋にやってきて戦いに巻き込まれる、という話だ。
そんな日々を癒してくれたのは、そう!!!眼鏡っ子天使リビエルである。
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今回はちゃんと一目惚れした眼鏡っ子を最初に攻略したぞ!!!!
別に誇る事ではない。それはそう。
ライとリビエルに可愛い~~~!となっていたため、あんまり他の女の子を攻略出来なかった。
もうこの頃にはどのゲームでも何周してもいつも同じキャラを選ぶようになっていた。とはいえやはり話が気になるので他キャラエンドも見るようにはしていたが浮気の意識が芽生えたので同性同士の友達エンドばかり見ていた。
今思うと男女ならほぼ恋愛で同性だと絶対友情、というのも嫌なのでサモンナイトシリーズ再始動の際にはペルソナみたいに男女でも恋をするか(恋人になるか)どうかは選択させてほしいし、FEみたいに同性同士でも恋愛させてほしい。
でもよぉシリーズがよぉ……!!!
フェアでプレイした時はグラッドがおすすめ。グラッドがめちゃくちゃ好きという贔屓目はありますが、グラッドルートのフェアめっちゃよくないですか???
グラッドはずっとミントさんという緑のお姉さん(残念ながら眼鏡ではない)を好いており、主人公も「も~ほんとグラッド兄ちゃんってばミントさんのこと好きなんだから~」で流していたが、決戦前のあの瞬間に「あ、自分ってずっとこの人の中では妹のままで一生振り向いてもらえないんだ」と気づいてしまい、その痛みの原因を思いつくより先に泣いちゃうあの流れが最高に『恋』を描いていてシリーズ通してもかなりいい出来のストーリーなんすよ。ここってすごくソルアヤを感じるのでその辺も4って1を強く意識した作品なのかなと思うのである。
そのミントさんもずっとセクターさんというどこか陰のある塾の先生に惚れており、この二人の話もいいんすよ……。
4はしんどい話も展開も多いが恋愛絡みの話はどれもいいぞ。
エニシアとギアンそれぞれのエンドもいい。大人げなくルシアンとバチバチするギアン可愛いね。何故なら君も眼鏡だから。
ただ……4では……メイメイさんが少女の姿になっていて……どうして自分から眼鏡のお姉さんを奪うんだと悲しみに暮れたね。
あと4って少年がわりと上半身にピッタリのノースリーブインナーを着ていて少年をいやらしい目で見ている人がデザインしたのかな?と思った。言いがかりか?いえ、4はわりと見た目・設定ともに幼いキャラが多くて自分向けではないかもなぁとうっすら感じていたところもあり……。
黒星先生ってガリガリ(もしくはつるぺた)な子と鋭角な胸が好きなんだろうなぁ。また言いがかりか?イェンファ見た時にOh……となったものだ。アビゲイルとか水着北斎とか骨感が凄くフェチズムを感じる。ミモザさんとかの2らへんのどっしりみっちりとした胸の描き方が一番好きだったので……。
それと5の制作発表会の時に生ドローイング?でペリエのお腹に執着していたのをよく覚えていて……あ、5の話は……しないんだった……。
振り返ると4ってうおぉぉぉこのキャラが好きだぁぁぁぁ!!!!というよりはいいストーリーだが重い、重いが考えなきゃいけないことだ、だから好きだ、とストーリー重視で気に入っている作品かもしれない。
だからこそゲームで4の続きの話を描いてほしかった。
召喚術と世界の行く末、召喚獣とリィンバウム人の向き合い方をゲームでプレイしたかったし、全ての人々に未来を自分の頭で考えさせて、自分の意志で選択させるべきだったと思うのだ。その先に響友があったのならおっと5の話はしないんだった!!!!!
戦闘もやりごたえがあっていいが、ブレイブクリアするときはどの周でもほぼ似たメンバーで似た戦法をとる必要があるから、難しいというよりは厳しくし過ぎて自由度は下がったなとは感じた。
リメイクの際にはミニゲームの畑パズルのステージを増やしまくってほしい。
だからリメイクも新作も移植も無……
召喚獣可愛い
ナンバリングとその思い出について語ってきたが、最後にサモンナイトの華である召喚獣について少し。
ちなみに自分はライザーが最も好きな召喚獣である。他のユニット召喚獣だとミョージン、ナガレ、ポワソ、テテという初代からのメンバーをよく使っていた。ずっと主人公にはライザーをつけていたが、3では生徒の属性に主人公も引っ張られるのでテテを使い出した。
サモンナイトはメカデザインもよくて背景やガジェットのデザインも素晴らしい。キャラはメカというより自我を持つ機械生命体なのでそこが好きな層にリーチすべきだろうか。
ライザーのおかげで初代から機界推しなのもあって眼鏡キャラが二作連続機界で続いたのは嬉しかった。
ただしありがちなことだけど女性メカは人間に近い見た目が多い。人間の女体じゃないと興奮出来ない奴が多いからか?ケモも同じ問題を抱えているが……。
メカメカしい機界とおどろおどろしい霊界が好き。
ビビアロイドとヘキサアームズは文句なしに好き。ゼルガノンとかよりも序盤~中盤を支えてくれる召喚術は苦楽を共にしているので印象に残りやすい。霊属性だとブラックラックとパラ・ダリオが子供心に怖くてカッコよくて好きだったなぁ~。
けどまぁライザー以外を選ぶとしたら。
ホーンテッド船長かな。
最後に
サモンナイトの思い出を語ろうとしたら思ったより中身が無い上に長かった。さぞや苦痛をもたらしたでしょう。ドンマイ!
改めて振り返るとバンプレストは自分の中で大きな存在だったなと。そこ?
フライトプランの作品はサモンナイト以外のシリーズ作品(クラフトソード系列やツインエイジやエクステーゼやグランテーゼ)もよく遊んでいた。
全てをリアルタイムにプレイしていたわけではないが、ポイズンピンク、ドラゴンシャドウスペル、セイクリッドブレイズも何周もしていた。
多分フライトプランの作るゲームが好きでスタジオ買いみたいなことをしていたのだ。
だからサモンナイト5が来た時は嬉しかったなー。話はこれで終わりです。
というわけで、サモンナイト7待ってます!
メイメイさん主人公もしくはヒロインでエルゴの王の話をお願いします!!!!!!
いえ、サモンナイトシリーズは別にリメイクも移植もリマスターも続編も何も無いのですが……。