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心療内科の初診のときにまとめておくべきこと。

昔から心の不調に悩んできた人間としては、
心のことに関していろいろ書きたいことはあるのだけど、

まずは、結構悩む人が多いのでは?と思われる(実際私がめちゃくちゃ悩んだ……)、心療内科の初診時について、書いていこうと思う。


私がうつ状態になったのは2017年。
たまに行っていた旅行の時や、好きなミュージシャンのライブに行っても
上の空というか、楽しめないどころか、虚しさを感じたことで、これはまずいのでは?と思い、心療内科の受診を決意したが、予約をするための電話が怖くてできなかった。

中学生の時に不登校だったため、いくつか心療内科に行ったことはあったのだが、まあなんでこんなに恵まれなかったんだってくらい良い思い出がなかった。

その記憶もあったせいで、
"心療内科=嫌な思いをするところ"
という方程式が当時の自分の中にはあった。


満を持して電話をかけてみたものの、
「どういった症状でお困りですか?」という病院側の至極当たり前な質問にプチパニックになり、何も答えず電話を切ってしまうという大変失礼なことをしてしまった。
(本当に、その節はすみませんでした……)


そこで、
みんなどうやって予約の電話を乗り越えているのだろう?
そしてそれを乗り越えた先にある初診では何を喋ればいいの?
と悩み、ネットでその体験記を検索しまくることに。

それを私は2ヶ月くらいやりました。(ながい……)


たくさんの心療内科初診記事を読み漁り、
私にとってそれら一つ一つがとても参考になり、結果、電話と初診を乗り越えることができて治療に繋がることができました。

人様のブログ記事やTwitterを読み漁りながら、手帳のフリーページに心療内科で話したいことを言語化して、まとめるということをやっていて、この流れが結構受診時に役に立った気がする。


言語化、非常に大事!!!


そのときの手帳が残っていたので、それを元にしながら、初診のために準備したほうがいいことを、まとめておきたいと思います。

私のこの記事も何かしらの検索でひっかかってくれて、困ってる人の参考になったり、反面教師になったりしてくれたらいいなという淡い希望を持って、綴っていきたいと思います。


①受診理由を言語化する


1番何に困っているのか、
何故受診しようと思ったのか。

受診したいと思ったきっかけは必ずあるはずなんだけど、はじめはぼんやりしていると思うんです。

「苦しいから」みたいな。

苦しいと思っても何に対して苦しいと感じているのか言葉で説明するのは、いきなりは難しい。

でも、
なんとなく感じていることをとにかく言葉で表現できるように考えてみる。

すぐには難しくても、時間をかけて言語化できたら、思いついたら、それをメモっておく。


参考までに、私の手帳に書いてあったことは、

・昔からずっと生きづらさを抱えている、人間関係がうまくいかないことが多い
・しにたいというよりも生きていくのがつらい
・好きなことをしていてもなにか虚しくて無意味に感じて楽しくない
・眠ってる途中何度も目が覚めて寝た気がしない
・なんでもないのにふとしたときに涙が止まらなくなってしまう



受診理由さえ分かれば電話受付の、どういった症状がありますか?という質問に答えられるため、治療に繋がることはできるので、
ちょっとでもいいから言葉にしてみると、診察への勇気も少し持てると思います。


②今の状態になった原因を考えてみる


私の場合は、上記のことをまとめると、
うつ状態になっていました。

じゃあその今の状態に至った原因は?

それを完璧には分からなくてもいいので、
自分なりに簡単に考えてみる。

全部の精神的な病気に原因があるのかは分からないですが、少なくともうつ状態に関しては、何らかのストレスが関係しているのは明らか。

人によっては無理して考えると苦しいのかなと思うので、
後々お医者さんや心理士さんが一緒に考えてくれるとも思うのですが、

考えられるなら早めに原因を解決できるようにするためにも分かってたほうがいいのではないかなと。

お薬やカウンセリングなど、処置は病院がやってくれるけど、どんなに素晴らしい病院スタッフやお薬と出会えたとしても、原因を根本的に解決するのは最終的には自分です。

病院はあくまでも補助してくださる存在。

病院の手助けがあっても、病気になる原因がまだ残っていたら、悪化したり再発したりすることになる。

ちなみに、私の手帳には、

今年の夏くらいから心が荒れていた。
仕事の忙しさによるものかもしれない。
夏は繁忙期だから毎日イライラしていた。
上司や後輩に対して。特に上司へのイライラは半端なかった。

こんな感じで、「かもしれない」って感じで断言できなくていい。よかったら考えてみてください。


③自分の人生を振り返ってみる



これも人によっては苦しいですよね。

でも、特に家族構成、家族との関係は説明することになります。
しかもだいたい初診で。
心療内科、3回変えてきたけれど、これだけは絶対に聞かれる。

家族が与える影響って大きいんでしょうね。
人格形成にも、ストレス耐性にも。

同様に、過去の出来事の影響も大きい。

というか、過去が今の自分を作っているのだから、自分的にターニングポイントだと思う出来事は、考えてみておいたほうがいい。

特に私は仕事のストレス以前に、生きづらさがあるなと昔から思っていたので、幼少期から振り返って、自分が苦しかったとか、傷になってるなっていう出来事を簡単に書いていました。


1歳前:
親が離婚し、母と母の実家で暮らす
幼い頃の家族構成
・母はパニック障害を抱えながら父に負わされた借金返済のため働き詰め
・おばあちゃん(働きもの。幼少期はおばあちゃんに育ててもらったようなもん)
・おじ(しっかりしたところで働いてはいるが、かなり繊細で仕事のことで悩みやすい)
・精神的な病を抱えたおばが二人、一人は怒鳴ったり、暴れたりすることもあった

精神的に弱い家族が多かった

小さい頃〜中学生:
今考えれば場面緘黙症だったと思う。
心の中では言葉で喋りたいことが思いついていても、それを学校では声に出せず全然喋れなかった。
一言も声を発さず、下校することも。
でも、家族や仲のいい子の前では元気で明るく人を笑わせるような子だった。

中2、中3:
不登校になる。人の目が急激に気になるようになった。
人と関わることが怖くなってみんなが敵に見えた。
学校で居場所がないし、家では統合失調症のおばが居て、毎日すこぶる調子が悪く、そのおばと二人きりなことがほとんどで、帰宅しても地獄だった。

10代〜20代前半:
試し行為で安定した人間関係が気付けなかった。
そのせいで友達ほぼいない。かまってちゃんだった。愛されたかったのに、愛されない言動ばかりの人間だった。

20歳:
大きい失恋をした。1週間寝るとき以外は泣き続けた。帯状疱疹にもなった。何年も忘れられなかったが今はようやくその人のことをなんとも思わなくなった。

こんな感じで、手帳には書かれていました。




こんなに言葉を手帳にしたためたのは、
医師やカウンセラーに上手く自分の苦しさを伝えられるのか不安からでした。

苦しいときにこんなに言語化できないよ!と思われた方もいらっしゃるかもしれない。

こんなにたらたら書かなくても、一言だけでも言語化できたら一歩前進だと思うし、自分の苦しさを正確に伝えられる十分な材料になる。

心が苦しいときって出来ることが狭まるけれど、スマホを見ながら漠然と考えることはできるときもあるかと思うので、そのときの瞬間的なおともになれたらと願いつつ、今日はこの辺で。

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