Postcrossingでこの世に存在することさえ知らなかった世界と出会う
届いたハガキに描かれているものを、色々ググるのが好きです。今日は、そんなお話。
先週先々週に届いたハガキは17枚。ヘッダー画像はそのうちの10枚です。
クリスマスのイラストカードが4枚 from Germany×2、U.S、Malaysia
アメリカから女の子のイラストカード と船でしか行けないフロリダ半島の西 沖合100kmのところにある海洋生物の国立公園 Dry Tortugas National Parkのカード
ポーランドから民族衣装のイラストカード
ロシアから狼?狐?の赤ちゃんのフォトカード
アメリカからGolden Gate Bridgeのフォトカード
ドイツからオーストリア クラクフの湖畔の風景イラストカード
美しさに惹かれたり、好奇心を刺激されたりした残りの7枚は1枚1枚ご紹介。最後にとっておきの美しいカードを紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
①Schwingenの選手
Schwingenとはスイスレスリングのことで、国技だそうです。写真の男性はRemo Kaserさん。HPなどを見ると、日本のスズキ自動車もスポンサーとなっているようです。
②The Christmas Tree@Rockefeller Center
有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリー。この角度で見ると、ビルもツリーの一部のようです。
③アイダホ州のカード
Gem Stateというのはアイダホ州の公式愛称。「宝石」というその名にふさわしく、Twin Fallsを背景に、州鳥であるMoutain Bluebird(ムジルリツグミ)の青と州の花であるSyringa(mock orange:ルイスバイカウツギ)の白がセンス良く配された美しいカード。
余談:Wikipediaにはアメリカ州の愛称一覧、州の花一覧、州の鳥一覧、、
次々に出てきます!日本もあるのかしら、、と思ってググると、ありました、一覧表!日本の場合は、「都道府県の獣」があります!カモシカとシカとにっぽんかわうそと、なぜかミドリシジミ(蝶)、、、獣?
④フランス アルザスのクリスマスマーケット
コルマール&アルザス地方のクリスマスマーケットはランキング上位常連のようですね、、周辺のマーケットを回れるようにシャトルバスの運行まで!
ヨーロッパの街のクリスマスマーケット、、憧れます。
5年前の11月、仕事でドイツに行く機会があったのに、あと1週間後だったならばクリスマスマーケットがスタートするという日程の意地悪さに泣けてしまいました、、、
⑤「New England Headlands」by Frederick Hilde Hassam(1859-1935)
Postcrossingで世界的に良く知られているわけではないアートのポストカードを頂いた場合、Google Lensで検索するのが最近の楽しみ。すると、この世に存在することさえ知らなかった絵と出会え、それを生み出した画家と出会え、この絵にまつわる物語を知ることができます。この画家さんは、アメリカを代表する印象派で、この作品は1899年の作品、マサチューセッツ州グロスターの風景を描いたもので、海に面した風光明媚なグロスターの景色は多くの画家たちにとって格好の素材だったようです。
⑥「German Steam Locomotive」 by Paul Friedrich Meyerheim (1842-1915)
このタイトルなのかどうか自信はありません、、。新旧の交通輸送システム(馬車と鉄道、後ろに見える船)が共存する、活気のある時代背景が感じられます。後ろの橋はエーレンブライトシュタイン要塞とコブレンツを結ぶ橋、コブレンツではライン川とモーゼル川が合流する川の街、だそうです。
⑦「Silberner Frost in Engadin」by Ivan Fedorovich Choultsé(1874-1939)
ロシア生まれの画家。冬の雪景色を好んで描いたようで、silberner frostはDeepLでは「霧氷」と出ます。Engadinはスイス南部のエンガディン地方。この人の雪景色と光の描き具合から、“the magician of light”と称された画家ということですが、本当にこの雪と光の柔らかな質感。前述したことの繰り返しですが、このハガキに出会わなければ、この世に存在したことさえ知らなかった美しい世界。送ってくださったのは、ドイツの元美術教師の方。やはり、、、
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?