ジェミニの季節
近頃、音声配信アプリSPOONで、
昔の自分の詩を朗読している。
一昨日の配信は、双子座新月直前ということで、
10年ぶりに急いで新しい詩を作って朗読した。
詩はセラピーになる。
上手な詩を作る必要は毛頭ない。
評価するための詩ではないから。
詩の技法や完成度はそっちのけ。
これまでの自分を振り返ったり、
迷った心や苦しい気持ちを、
あるいは日記のように
その日なんとなく感じたことを、
自分でもいいし、誰かにでもいいし、
誰にも宛てなくてもいいし、
言葉として表現してみることは、
気持ちの整理、あるいは、区切りになる。
私の古い詩は中途半端な気持ちが現れていて、
どの詩もあきらめや気弱さが根底にある。
以前の私も今の私も
思い切ったことができていない。
不甲斐ないのだなと、自分に問いかける。
なんでもいいから気持ちを書いてみる。
推敲はしてもしなくてもいい。
それから声に出して読んでみる。
しばらく経ってから、
今度は外から自分の心を眺める。
外から眺めた自分とひとときつき合ってみる。
自分の詩を朗読することを私は躊躇わない。
恥ずかしいとも感じない。
そろそろ自分の気持ちを
人に知らせてもいい頃ではないかと思ったから。
『ジェミニの季節』は推敲していない。
短時間でささっと作った荒らっぽさでいいと思った。
今はふたご座の季節。
わたしはふたご座なのでとてとうれしい。
もうすぐ誕生日を迎える。
誕生日は自分のホロスコープと向き合うつもり。
まだまだ知らないことばかりだから。