見出し画像

コロナテック⑦新型コロナ感染拡大の一方で活躍する日本のスタートアップまとめ

はじめに

こんにちは、Marketing Team の Mireiです。

これまで、コロナテックシリーズと題して、数々の新型コロナウイルス感染症拡大の一方で活躍する世界のスタートアップを24社紹介してきました。

画像1

しかし、このように過去に紹介した24社のスタートアップの国の分布を見ていくと、日本のスタートアップをあまり紹介できていませんでした。そこで今回は、新型コロナウイルス感染症拡大の一方でソリューションの提供に取り組む”日本の”スタートアップ10社を紹介していきたいと思います。

画像2

AI音声自動応答システムを無償提供 : Hmcomm株式会社

画像3

(出典 : Hmcomm株式会社)

Plug and Play Japan IoT Batch 3 採択スタートアップ

Hmcommでは、音声認識AIプラットフォーム「THE VOICE JP」の開発を行っています。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、自社開発のAI音声自動応答システム「Terry」の無償提供を開始しました。提供対象は、連日住民からの問い合わせ対応に追われている自治体です。これにより、自治体は住民からの問合せに、24時間365日、無人で対応できるようになります。独自の音声認識技術で、問い合わせの電話を解析し、的確な回答を音声合成にて提供する画期的なシステムです。

人流変化をモニタリング・レポート : クロスロケーションズ株式会社

新宿

(出典 : クロスロケーションズ株式会社)

Plug and Play Japan Brand & Retail Batch 1 採択スタートアップ

自社開発した位置情報データ活用プラットフォーム「 Location AI Platform™ 」の特徴エリア別定点観測機能を使用し、新型コロナウイルス感染症に関する人流変化に関するレポートを発表しています。このレポートによると、都心繁華街では、不要不急な外出を控える動きが顕著に表れており、新宿は35%程度人流が減少しているということです。

関東と関西の人流調査を実施し結果を比較した:株式会社アドインテ

Plug and Play Japan IoT Batch 2 & Brand & Retail Batch 1 で採択

株式会社アドインテは、自社サービスのAlBeaconとGPSデータを活用し全国の特定の商業エリア/繁華街の人流調査を実施しています。アドインテは京都府に本社を構えるスタートアップのため、調査対象は地域には池袋、渋谷、銀座のほかに梅田、道頓堀、心斎橋も含まれています。アドインテの調査結果によると、東京エリアでは40〜60%程度の人流減少が見受けられた一方、大阪エリアでは、10〜40%程度の人流減少が見受けられたそうです。

銀座

梅田

(出典 : アドインテ株式会社)

サーモグラフィーキットを開発 : PSYGIG株式会社

画像7

(出典 : PSYGIG株式会社)

Plug and Play Japan IoT Batch 4 採択スタートアップ

PSYGIG株式会社は、新型コロナウイルスの感染症の拡大防止に向け、サーモグラフィ―を通じて体温を自動測定し、高体温者が出入りした場合にアラート通知するシステムを開発しました。今回開発したサーモグラフィ―カメラにコンピュータービジョンとクラウドを組み合わせてパッケージ化したキットは、体温測定を実施中もしくは実施予定の施設に提供されます。

従来のサーモグラフィーカメラでは、人がモニターを常時監視して高体温者の有無を検知する必要がありました。しかし本キットは、目視で行なっていた体温測定を自動化することに加え、体温データを24時間自動取得することを可能にしました。

自宅での運動を促し健康維持に貢献 : エーテンラボ株式会社

画像8

(出典 : エーテンラボ株式会社)

Plug and Play Japan Insurtech Batch 2 採択スタートアップ

エーテンラボ株式会社は、行動変容を促すアプリ「みんチャレ」を開発しています。「みんチャレ」は、同じ目標を持つ5人がチームとなりメンバー同士が実際に会うことなく励まし合いができるアプリです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でスポーツジムが休業になったため、自宅でも運動を続けることを目標にしたチームがアプリ内でユーザーによって続々と立ち上がっています。現在、ユーザーの居住地は、国内は北海道の網走から沖縄県の糸満まで、更に海外はアメリカ、フランス、デンマーク、中国、ラオスなど広範囲だといいます。

遠隔歯科相談サービスを無償提供 : 株式会社NOVENINE

Plug and Play Japan Insurtech Batch 3 採択スタートアップ

株式会社NOVENINEは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で歯科医療機関に受診できない患者さんが出てくる可能性に備えて、遠隔歯科相談サービス「ブラシる for dental clinic」を無償解放することを発表しました。

リモートでの新入社員研修を可能に : コグニティ株式会社

画像9

(出典 : コグニティ株式会社)

Plug and Play Japan Insurtech Batch 2 採択スタートアップ

コグニティ株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大防止で中止が予想される新入社員集合研修の代替策として活用できるサービス「リモトレAI」を、3〜5月の期間限定サービスとして提供開始しました。本サービスを導入した企業は、人を介さず新入社員の営業トークを分析・課題抽出できるため、一ヶ所に集まって研修を実施することなく完全オンラインでの営業トーク研修の実施が可能となります。

ケアマネジャーと介護ヘルパーのマッチングサービスをリリース : 株式会社みーつけあ

みーつけあ

(出典 : 株式会社みーつけあ)

Plug and Play Japan Insurtech Batch 4 採択スタートアップ

株式会社みーつけあは、名古屋市のデイサービス休業要請による要介護者を守るべく、ケアマネジャーと介護ヘルパーのマッチングサービス「みーつけあ マッチング」を緊急に開発し、リリースしました。

「みーつけあマッチング」では介護サービスの提供が可能な介護ヘルパーと介護を必要とするご利用者様に変わってケアマネジャーがWebで提供されたサービスを利用します。Webサービスではログイン等は一切不要で、活動可能なヘルパーが活動可能な時間を登録したり、ケアマネジャーがサービスが必要な時間を登録したりすることで、ヘルパーは募集に対して応募したり、ケアマネジャーが活動可能なヘルパーに連絡を取ったりすることができるようになりました。

ライフログアプリSilentLogの有料機能を無料提供 : レイ・フロンティア株式会社

画像11

(出典 : レイ・フロンティア株式会社)

Plug and Play Japan Batch 0 採択スタートアップ

レイ・フロンティア株式会社は、独自の移動データから、きめ細かい人流分析を行うスタートアップです。新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、レイ・フロンティア株式会社はiPhone向けライフログアプリSilentLogの有料機能を当面の間、無料提供することを発表しました。新型コロナウイルスのクラスター感染が多数報告されたものの、大元である感染源が不明というパターンが急増していることを受けて「自分の行動を記録しておく」ことを強く訴えたいと考え、今回のライフログアプリ「SilentLog」の有料機能を無料で提供するという判断に至ったそうです。

経営管理をフルリモートで実現可能に:株式会社ログラス

画像12

(出典 : 株式会社ログラス)

Plug and Play Japan Fintech Batch 4 採択スタートアップ

株式会社ログラスは、経営管理をフルリモートで実現可能にするクラウドサービスを開発しています。ログラスは、大企業の抱える「基幹システムにIP制限やストレージ制限がかかっているため社外からのアクセスができない」という問題をクラウドサービスの提供で解決しようとしています。リモート経営管理に関するイベントも開催しています。

さいごに

日本にも、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、新たなサービスの提供を始めたスタートアップが数多く存在すること、お分かりいただけたでしょうか?

画像13

この記事で、これまで紹介したスタートアップの総数は34社となり、紹介したスタートアップの本社が存在する国の内訳はこのようになりました!

残るスタートアップは16社!引き続きコロナテックスタートアップを紹介する記事を書いていきますので、ぜひフォローお願いします!

画像14


いいなと思ったら応援しよう!