ダウ理論 押し安値と戻り高値
このように、上昇トレンドがある場合は、必ず、押し安値を
割込まずにどんどん高値と安値が切り上がっていきますね
このように、高値を抜けるたびに押し安値は更新されていきます
トレンドが終了するまではこれがずっと続いていくわけです
では、トレンドが終わる時というのはどういう時なのでしょうか
このように、押し安値を抜けた時ですね
この場合は今度は下降トレンドにトレンド転換するので、
押し安値はなくなり、押し安値を抜けた波の起点となる
高値が、戻り高値ということになります
これは押し安値の時と考え方は一緒ですね
こうなるわけです
こうなったら、今度は、戻り高値を上に抜けるまではずっと下目線
ということになります
さて、ここで、これに気がついた人はどのくらいいるでしょうか
チャートパターンの中ではトップクラスに有名な、三尊という
チャートパターンですね
ダウ理論をしっかり勉強してる人は、なぜ三尊が天井で、逆三尊が底で
出現するかはわかると思います
そう、トレンド転換するときは、三尊が出るに決まってるのです
なので、三尊になるとかならないとかを考えてチャートを
見てなくても、三尊なんて知らなくても、この形でショートを
とることなんてできるわけですね
結果、こういう形になってるだけであり、このチャートパターンを
わざわざ覚えるとかしなくても、こうなるのは当たり前なので、
いちいち意識する必要がないことがわかります。
FXには、こういうの結構多いです
わざわざ意識する必要ないことに注目してそれを覚えてトレードする際も
そこに意識を持っていかれる、考えることが増えればそれだけミスを
しやすくなるので、少ないほうがいいのです
なので、本質をしっかり理解していれば覚える必要のないことって
たくさんあるので、なぜこれが有効なのか、なぜ意識されているのか
その、『なぜ?』をその都度しっかり考えながら理解していくことが
すごく重要になると僕は思っています。