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MACDとは


MACDについてお話ししてみようかと思います

まず、一番初歩的なお話なんですが、

MACDはトレンド系でしょうか、

オシレーター系でしょうか

テクニカル指標には、

トレンド系とオシレーター系があるのはご存知かと思います

トレンド系というのは、トレンドの有無を判断するために使うものですね

では、オシレーター系とはどんなものでしょうか

トレンドが発生した時に、

その勢いがどのくらいかを判断するためのものですね

よく言われる、買われ過ぎとか売られすぎとかいう言葉がありますが

そういうのを数値で判断するためのものです

でも、あまりよくわからない人にとっては、

ロウソク足の上に表示されるものがトレンド系で、

ロウソク足とは別の枠で表示されるものをオシレーター系というように

認識してる人もいるかもしれません

さて、MACDはどちらでしょうか

当然、オシレーター系の分類にされてますね

実際、ロウソク足とは別枠で表示されます

でも、MACDというのは、

オシレーター系の指標ではないということを

知ってる方はどのくらいいるでしょうか

まず、わかりやすいところで、

オシレーター系、RSIでもストキャスでもなんでもいいのですが、

縦軸に、0から100までの限界値が設定されてるかと思います

その限界値が設定によって変更することはできますが、

その設定された範囲内を推移するということですね

これは、相場の勢いを判断するわけなので、過熱感を見るため、

トレンドが続けば続くほど限界値に張り付く状態になるのですね

上昇トレンドが継続していれば上限で止まり、

少し下げると一気に下げ始めます

下降トレンドが継続すれば下限で止まり

少し上がればすぐに上がっていきます

では、MACDはどうでしょうか

確認して見るとわかるかと思いますが、数値が決まってません

それは、どういうことかというと、上昇トレンドが続いても、

上に張り付くような動きをせず、ひたすら上へ上がっていきます

下降トレンドがずっと続いても、

下に張り付かずにひたすら下へ下がっていきます

MACDに表示されているMACD線は、

短期移動平均線と長期移動平均線の差を表示してるんですね

2本の移動平均線の差を見て、

トレンドが続くか終わるかを見てるわけなので、

0までとか100までいったら終わりとかはないんですね

これを理解すると、勉強してる人は気がつくかと思います

ダイバージェンスを見る場合、

一番精度の高いのはもしかしたらMACDじゃないだろうかと

これまでの話を理解していればわかりますね

オシレーター系の指標はどうしても限界値があります

でも、本来の値動きはそうではありません

トレンドが出てる場合はどんどん上がりますし、

どんどん下がります

なのに、オシレーター系は限界値以上上がりもしないし

下がりもしないわけですね

でも、MACDにはその限界値がありません

オシレーター系は天井や底があるので、

少し下がればすぐに下がって行くので、

ダイバージェンスの発生も早いのですが、

精度で考えると、

トレンドがどのくらい続いてるかによって低くなるとも言えるわけですね

その点、MACDはダイバージェンスの発生のタイミングは

遅いかもしれませんが、精度としてはかなり高いと言えると思います

こういう使い方をすべきだというお話ではなく、

このような基礎中の基礎を理解した上で、

自分のロジックにうまく利用できるとトレードが楽になりますね


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