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寝る前に短編小説を読むマイブーム
最近、寝る前に意識的に読書の時間を作るようにしている。
一番の理由は、格段に寝つきが良くなるからだ。
蛍光灯を消してベッドライトを点けて本を読み始めて30分も経つと瞼が重くなってきて、ストンと眠りに落ちることができる。
ビジネス書や自己啓発本、小説やエッセイなど色々読む中で、「寝る前の読書には短編小説が最も適しているのではないか」という結論に辿り着いた。理由は二つある。
⒈短時間で読み終わる
私は本を読むのが好きで、寝る前に長編小説を読み始めると止まらずについつい読み進めてしまい、気づくと1時間経っていたりする。
その点、短編小説だと区切りがあるため、「ここまで読んだら寝よう」をしやすい。大体一つの話を15分〜20分くらいで読み終わるため、一つか二つ読むのが時間的にちょうどいい。
一話完結だと、読後の満足感も得られるため、充実感に包まれて1日を終わらせることができる。その後には最高の眠りが待っていること間違いなし。
2.再開のハードルが低い
また長編小説だと、久しぶりに手に取った時に、「これってどんな話だったっけ…」って最初から読み直すパターンが多い。
しかし短編集であればそれぞれの話が独立しているため、気軽に読んだり読まなかったりができて、しばらく間が空いても「読書を再開する」ハードルが下がる。何かを始めるときに、自分のハードルを下げることって大事だなって最近思う。完璧にやろうとするんじゃなくて、少しずつでもいいから継続することが大切。
オススメの短編集
最近読んでいるのは、伊坂幸太郎の『死神の精度』という短編集。
人間の死を見定めることが仕事の死神たちは、人間の姿をして街に現れる。
そして彼らは、こよなくミュージックを愛している。
「死」というダークでシリアスなテーマが、どこか茶目っ気のある死神たちのおかげで緩和されている、不思議な雰囲気の小説。
TikTokで紹介されていて、気になって買ってみた。これまで伊坂幸太郎の本は何回か読んだことはあったけど、どれもしっくりこなくて途中でギブアップした。
でもこの本はとても面白くて、ほぼ毎晩欠かさずに読んでいる。もう少しで読み終わるのをもったいなく感じるくらいに、この本が好きだ。
今日も一つ読んでから眠りにつこう。