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第四回輪読会「コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法」

第四回の輪読会は「コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法」です。

ミラマネの1期生は各チーム3~4名の3チームに分かれてプログラムに参加しています。そして、各チームごとに輪読会及び講座を受けていきます。

今回も、同じ課題図書についてディスカッションしたところ全く異なるテーマで盛り上がりました!その輪読会の様子を一部お届けします。


コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法

問いの立て方

「問い」を理解した上で、コーチングとの違いを理解してみましょう。

これまで、ロジカルに対話をすることが多かったかと思いますが、人は感情の生き物です。そして、仕事上でも、常にロジカルに動いている人はいません。感情面を意識して、考えて、言葉にすることで、より相手が気持ちよく働ける状態になると考えています。

各チームごとのディスカッション

Aチーム:コーチングは誰がするのか?

コーチングという関係が、ひとえにクライアントのために、コーチとクライアントのために、コーチとクライアントが協力し合いながら築き上げられるものであるということです。

コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法
P.43

本書では「コーアクティブ」な関係(=協働的)としてコーチとクライアントの双方が積極的に協力しあって進めるものであるとまとめられています。

コーチングは誰がするのか?
Aチームでは、マネジメントにおける「コーチングの必要性」についてディスカッションが始まりました。そして、全てのケースで必要というわけではなく、メンバーの習熟度やミッションの重要性に応じてコミュニケーションを変えることが重要であるとの見解が出ました。また、コーチングをうまく取り入れるためには、メンバーとの関わりや、それぞれの特性や課題感を理解することが重要であるのではないかと意見がでました。一方で、組織内でコーチングを行う際には、権限関係や役割に注意が必要で、マネージャーがメンバーに対してコーチングを行うのではなく、組織図上関係ない人がメンター的な役割を果たすことが提案されました。

「直感』の役割と活用法
後半のディスカッションでは、「直感」について盛り上がりました。「直感」は、論理的な会話だけでは進まない際に特に重要になる、という意見が出ました。また、「直感」とは真っ直ぐ見ること、つまりバイアスをかけずに事象を観察するという観点からも議論が展開されました。

Bチーム:相談を受ける際のスタンスと行動

コーアクティブ・コーチングの技術として5つの資質がまとめられています。

●傾聴
●直感
●好奇心
●行動と学習
●自己管理

コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法
P.63

相談を受ける際のスタンスと行動
相談を受ける際には、「判断をする決断をする」「情報を聞く方が多い、足りない情報はないかから決断する」などというスタンスが必要だと議論されました。さらに、情報が足りていない部分を掘り下げるという態度も必要だと意見がでました。特に1on1の会話では、「ざっくばらんに話す」ことが大切であり、メンバーの全体像を聞いてどこが抜けているのかを見つける視点が必要と話し合いました。

『直感』の受け止め方
Bチームでも『直感』についての話題が出ました。「やばそう」「良さそう」などの感覚を捉え、行動の指針とする重要な要素になるのではないかという観点からの『直感』です。『直感』が働いた場面では、それを素通りせず、その場を止め、話のロジックが合っているか、理解できているかなどを確認することが大切であるとの意見が出ています。

Cチーム:マネジメントにおけるコーチング

コーチであるあなたの役割は、クライアントがつねに自分なりの充実案を追求し続けるよう強く促すことです。

コーチング・バイブル―人がよりよく生きるための新しいコミュニケーション手法
P.166

本書の中で「フルフィメント(=充実感)」というワードが出てきます。クライアントは充実感を求めて、コーチングを受けています。その上で、充実した人生を選べるようにコーチは強く促すことも必要だと言います。

マネジメントにおけるコーチングの取り入れ方
マネジメントにおけるコーチングの取り入れ方からディスカッションがスタートしました。マネージャーは「コーチング」「ティーチング」「メンタリング」など、今何が必要な状態なのかを把握し取り入れることが重要であるという意見が出ました。メンバー理解としては「コーチング」が活きるのではないかという意見もでつつ、同じ場においての「コーチング」から「ティーチング」への切り替え方は難しいと話し合いました。

厳しいフィードバックをするときこそ準備が必要
相手のことを考え、相手のためになるためにも、時には厳しいフィードバックをすることも必要です。その上で、伝えたいことほど、マネージャーは感情的になりがちですが、勢いで伝えるのではなく、時間をかけて準備をすることが必要だという意見が出ました。そして、決して1人で解決しようとせず、伝えたいと思ったことを他のマネージャーなどに壁打ちをすることでより良い結果を生み出せたという経験談を共有いただきました。

次回予告

次回は講座パートの第五回目「マネージャーに必要な手法」の後半です。

管理、コミュニケーション、育成について学びを深めていきます。

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