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第二回輪読会「生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則」

第二回の輪読会は「生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則」です。

ミラマネの1期生は各チーム3~4名の3チームに分かれてプログラムに参加しています。そして、各チームごとに輪読会及び講座を受けていきます。

今回も、同じ課題図書についてディスカッションしたところ全く異なるテーマで盛り上がりました!その輪読会の様子を一部お届けします。


生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則


組織とはを知る

会社とは、組織とは。そんな俯瞰的な視点に立った時に、今の皆さんがみている視座に、何か変化があるのでしょうか。

この書籍の内容が正しいか、正しくないかではなく、その視点を受け入れた際に、今皆さんが会社に対して知らなくてはいけないことはないのか。そこから起こせるアクションはないのか。ご自身のマネージャーとしての動き方の一つの示唆にするために学んでいきます。

各チームごとのディスカッション

Aチーム:結節点であるマネージャーの経営とメンバーへの寄り添い方

本書では「生きている会社」の条件は3つに集約されると書かれています。

「熱」+「理」+「情」=「利」(利益)

生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則 P.141より

「熱」:ほとばしる情熱
「理」:徹底した理詰め
「情」:社員たちの心の充足

・もし経営者の「熱源」に共感出来なくなった場合は組織を去るべきか?
 
Aチームは上記の問いよりディスカッションが始まりました。ある参加者  
 は「経営者は信念を持って引っ張っていく役目であるため、その熱源に合
 う合わないは出てくる。そこに共感ができなくなったのであれば究極去る
 選択もしょうがないのではないか?」と。一方、「マネージャーは経営
 者の言葉を紡ぎメンバー個々のビジョンとつなぎ合わせることが大事なの 
 ではないか?」との意見もでてきました。

  • メンバーの管理工数を最小化のために何をする?
    続いて、チームとしても会社としても「メンバーを管理することが増えてしまう」という悩み。「業務管理はメンバーの習熟度や施策ごとに切り分けている」との意見がでます。また、メンバーからの不満の声が上がった際、ミドルマネージャーは、どうするべきなのか。必要だと思うものは経営に現場の声として上げていくことが必要である、と自分たちのふるまいについても議論が発展しました。


Bチーム:「熱源」を伝播するためのビジョンのあり方

「生きている会社」の条件の一つ目「熱」。
「熱」を広めるためには次の3ステップを踏むことが必要です。

「共有」から「共感」へ
「共感」から「共鳴」へ
「共鳴」から「共振」へ

生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則 P.167~168参考
  • ビジョンへの熱量があるか
    Bチームは「会社のビジョンに社員はしっくりきているか?」という問いからスタート。ビジョンにはしっくりきているメンバーが集まっているという回答もあれば、経営・マネージャー・メンバーが同じ解像度で見れていないのではないか?と改めて自身やチームについて振り返り、課題に向き合いました。

  • バリューが日常の会話で出てくるか?
    その後、「自分の会社のバリューの体現ができているか?」というテーマに発展します。事例としてでてきたAmazonのDay One文化。企業初日のような測りきれない「熱」を表しています。複数社を経験している参加マネージャーが多く、過去の会社での経験も含め話が盛り上がりました。バリューが、共通言語として話せていることが、「生きている会社」になるためには大事なのではないかと議論が進みました。面接はもちろん、日々のメンバーとのコミュニケーションや部署横断した依頼した際など、あらゆるシチュエーションで飛び交うバリューを定めるのが良いと話しました。


Cチーム:どのように「チーム」をデザインしていくのか?

本書の第9章「『突破するミドル』をつくる」では、会社が「生きている」ためには課長たち(ミドル)の突破力が大事であると書いてあります。

生きている会社、死んでいる会社―「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則 P.332参考

また、突破するために必要な6つの力のうちの1つの「束ねる力」に着目をし、議論が進んでいきました。

  • 「チーム」をどのように設計する?
    Cチームは、マネージャーの「束ねる力」として、どのようにチームを作っていくのか、という問いからスタート。自身のチームが単なる「人の寄せ集め」ではなく「チーム」であるために、何をしているのか。チームの定例会でお互いを理解し合うセッションを取り入れているマネージャーもいれば、反対に組織の立て直しを測るためにに、チーム会を一度バラして、個別のコミュニケーションに力を入れていると言うマネージャーもいました。

  • 他部署・他社と「交流」するからこそ見えるものがある
    自分たちのチームを客観的に見て、「当たり前になっていること」を見直す機会をどのように作るかという話が出ました。他のチームがどうなっているのかを知ること、社内交流で繋がりをつくること、他企業への見学会を開催すること、により、改めて所属意識も強まり「チーム」を意識するきっかけになり得るのではないか。Cチームの参加マネージャー同士でも、実際にできることはないかを話し合いました。

次回予告

次回は講座パートの第二回目「『経営』と『管理』という役割」です。

「組織」「会社」と言う視点からマネージャーに何が求められているのかを議論をした内容を「経営」「管理」の観点から学びを深めていきます。

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