【仕事・その他】「やり方」なんて気にしなくてよかった

「ミラッキの帰り道ラジオ」を
Spotifyでスタートして明日で丸1週間。
さっそく聴いてくれた方に感謝します。
ありがとうございます。

現在44歳、今年5月で45歳です。
やっと気づいたこと、正確に言うと
気づいていたけど放置していたことを書きます。

10代の頃からずっと自分は
「やり方」を探して、
「やり方」が見つからないことを言い訳に
心では「やりたい」と思っていることを
やらずに来た、
ということです。
「やり方=方法」などなんだってよくて
とりあえずはじめてしまうことが大事。
方法なんて人の数だけあって
決定版なんてひとつもない。

「人の数だけあって決定版がない」からこそ
人は「方法」の決定版を知りたがる。
「うまくいく方法を知っています!」
という人を頼りにする。
うまくいった人の語るノウハウは
その人にタイミングや条件が
ハマっただけにもかかわらず、
決定版のように売り出され、
うまくいかなかったら
「自力が足りない」ということになる。
少しでもうまくいったら(うまくいったと感じたら)
その人の信用が増す。増してしまう。
本当は決定版なんていないのに。
その人以外にも「決定版がある」
ということにしたい人たちがいるから。

その循環に気づいたら気づいたで、
結局一歩も踏み出さないまま放置、となる。

10代からずっとそうでした。
10代で身についたフォームのまま
20代、30代とやってきました。

「やり方」を気にせず踏み出したのが
ラジオ番組への投稿でした。
どうやれば読まれるかなんていう
ノウハウは知らないまま
「採用される」「採用されない」
という経験を重ね続ける中で
自分なりに方法を見つけていく。
なぜ投稿だけはそれができたのか。
楽しかったから。とにかく楽しかった。
難しくても面白かったからに尽きます。

放送作家という仕事を続けているのも同じ。
成功への正解が見えそうで見えない。
先人たちの姿や言葉からヒントはもらえる。
ただ、先人たちが成功をつかんだ時代と
自分がこれから活動していく時代や
流れはまったく異なる。
そんな中でどう生き残っていくか。
これもまた楽しく、
難しくも面白かったから
「やり方なんてなんでもいい」と
思えたのです。

「その調子、そのノリ、その感じで
 なんでもいったんやればいいんだ」
「方法はやりながら見つけて
 そのつど変えていけばいいんだ」

44歳でたどりつきました。
びっくりするほど年をとっていますが、
これはこれで自分のペース、
自分に与えられた「時」なんだと思います。

自分より若い世代でこのnoteを読んでいる方は
大丈夫です。大丈夫すぎます。

「やり方」「なり方」よりも前にやりましょう。
作りましょう、作品を。
作るツールはやまほどあるし、
発信する場所もたくさんあります。

「やり方がわからないけど楽しい」
「わからないから楽しい」
と思えるものが見つかったら
それはもう大チャンス。

むいてるんです、それに。
誰よりもむいている。

Spotifyでラジオを配信する中で
年を重ねていてよかったなと思うのは
「バズらないことに
 焦らないでいられる」こと。
配信している人たちの言葉や表現が
「強く」なってしまう理由、
誇張や嘘が混じってしまう理由と気持ちが
よくわかりました。
わかるからこそコツコツと、楽しみながら
試行錯誤していきます。

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