センスだけで生きていきたい。
昔から、それこそ子どものときから
「センスがいい」とか
「センスが好き」とか
”センス”を褒めてもらうことが多い。
私自身、書くことをはじめ何かを取捨選択する能力など、「割とセンスだけで生きてるよな〜ありがたいな〜」って半分自尊、半分自虐に感じているのだけど、
先日、勉強しているスクールの教程の中に出てきた言葉にハッとした。
「センスは知識と経験の積み重ねでできるものです」
一瞬「すごい肯定されてる!」と感じた。
「センスは天性のもの」と思われがちなので、何も努力してないヤツみたいに思われるのがちょっと嫌だった。
でもちょっと待てよ。
知識と経験を積み重ねるために超努力してきた人、みたいになってしまう。
そんなの嫌だ。
これからも「センスだけで生きてます」って言わせてほしい。
そのほうがカッコイイ。
センスとは、自分が吸収したものをどう咀嚼してアウトプットするか、そのフィルター部分のことだと思っている。
わたしは全体的に、他者に評価されるセンスや求められるセンスが何か、どれかを、俯瞰して選べるだけなんだと思う。
センスは誰にでも身につけられる。
しかも、その人オンリーの分野で、その人オンリーのセンスを。
そんな私は、これからもセンスだけで生きていきたいから、
今日も家事育児をし、藤井風のWorkin' Hardを聴きながら鬼のように原稿を書き、その傍で教程を受け、課題を提出するというもがきぶりだ。
「普通に努力しとる人やんけ」というツッコミは受け付けていない。