ひとりごと 2
【ひとりごと】
里山との出会いは、11年前
オーガニック師匠の仲間
何気ない誘いから、
里山再生講座を学んだ。
約一年間、里山に通い続け、
沢山の仲間達から、刺激を受けた。
その当時、
スピリチュアル系のセミナーや話を良く聞きに行っていた。
見えない世界と、
忘れさられようとする世界
かつて、日本の社会にあった里山文化
高度経済成長期に、
その文化的遺産である里山を、切り売りし
経済成長につながった。
日本人の精神的な根幹を失いながら
そのお陰様で、私達世代は、
裕福に便利な文明の恩恵を受けている。
同時33才の私は、
某黒ネコの会社でセールスドライバーだった。
経済を動かすため、毎日のように、ものが動く。
本当に、必要なものって、なんだろうか?
生きるのに、必要なことって、なんだろうか?
自問自答する間もなく、仕事に追われる日々。
日々の無意識の選択が、私達を更に、追い詰める
そんな、日常に
里山へ行くことが、魂の、救いであった。
そこに行けば、私自身を思い出す。
生きる力が沸いてくる。
この棚田を造るのに、
どれ程の人々の手がかかったか。
このお米には、いかほどの命がやどっているか。
その、大自然の営みが、
どれ程、私達に、語りかけてくれているか。
既に、聞く耳を失いかけている、我々現代人が
それに、添い、応じ、従い、任せる
自分自身に出来なくなっている。
私もそのひとりだった。
続く
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