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FP資格って何?役に立つの? ”ひろゆき”さんの批判に反論
FPとはファイナンシャル・プランナーの略称です。
アメリカではかなり浸透している資格なのですが、日本ではまださほど浸透していません。
そこで、少しこの資格について、今回はお話ししてみたいと思います。
2チャンネル創設者の”ひろゆき”さんが次のような発言をしていたようです。
① ”僕は(需要)ないと思うんですよね。ちゃんとお金稼いでる人で、ファイナンシャルプランナーのおかげで、お金稼げましたって人あんまり見たこと無い気がするんですよね。”
② ”ファイナンシャルプランナーの人って一般的にはこう稼げますっていう一般モデルを教えてくれるだけなので。生命保険ならこれ入ってたらいいよねっていう、一般的商品をいっぱい知ってるだけなので凄え儲ける能力っていうのが全然なかったりするんですよね。”
③ ”で、ファイナンシャルプランナーの人って有料じゃないですか?お金払うなら、NISAとかiDeCoとかに全額突っ込んで、自分のスキル貯めていい資格をとって、転職する方がよっぽど人生で増える収入は上がるんじゃないかな~と思うので。ファイナンシャルプランナーを仕事としてするのはいかがなものかなと、僕は思ってますよ?”
① 需要がない?
彼がここでいう需要とは、おそらくお金儲けしたい人からの需要だと思います。しかし、ファイナンシャル・プランナー(FP)は、お金儲けを指南することが仕事ではありません。
正しいお金の知識を普及させることが重要であって、知識を欠くことによって、間違った使い方をしてしまうことを防ぎ、将来の豊かな生活に向けた方法を一緒に考えていくことが主な仕事です。
将来の豊かな生活は誰しも願うことであり、その意味で需要がないというわけではないのですね。
② 凄え儲ける能力がない?
これも①と同じで、”ひろゆき”さんにとって、お金儲けできることが最大の目標みたいですね。
しかし、お金儲けすることばかりが重要ではないことは①で述べたことと同じです。むしろ、リスクを欠けてお金儲けをすることよりも、どうすれば、一番確実に豊かな将来が築けるかを重視します。
③ ファイナンシャルプランナーを仕事としてするのはいかがなもの?
”ひろゆき”さんに一貫しているのは、ここでもファイナンシャル・プランナー(FP)の資格をとってもお金を儲けられない、ということが発想の中心になっていますね。
そもそも資格をとればお金儲けができる、というような資格なんてありません。医者や弁護士になっても稼げない人はいますし、稼いでいる人の多くは資格そのものよりも、その人の人間性や努力によるのであって、稼げる資格というものはそもそもありません。
医者は医師として病気を治すために必要な専門知識を身に着けるための資格であり、弁護士は法的救済を求める人を守るために必要な専門知識を身に着けるための資格であって、お金を儲けるための資格ではありません。
ファイナンシャル・プランナー(FP)は、お金の知識を普及させるために必要な知識を身に着けるための資格です。お金を儲けるための資格ではありません。
言葉を変えると、皆さんは困ったときには医者や弁護士のところに行くと思いますが、お金のことで困らないようにするためにファイナンシャル・プランナー(FP)がお手伝いをするのです。
日本ではお金に関する知識は学校では教えていませんでした。
一般の人も、お金に関することはなにか触れてはいけないことのように、あまり語りたがりませんでした。
でも、最近では、学校でもお金に関する知識を学ぶようになってきました。
お金儲けを謳ったあくどい商売がはびこっているなか、安易にそのような商売に引っかからないためにも、お金に関する正しい知識は必要です。
”ひろゆき”さんのように、お金儲けができるか否かですべてを判断していると、そのようなあくどい商売に引っかかりかねません。
ファイナンシャル・プランナー(FP)は、お金に関する正しい知識の普及をするという重要な仕事をするための資格です。
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