学習教室

学習指導要領は平等を実現しているか

わが国日本では学習指導要領の徹底により、全国津々浦々でまったく同じ公教育サービスを受けることができます。使用される教科書も、検定を受けたもので学習指導要領からの逸脱は一切、許されていません。さらに言えば教職は免許制で、これにより教員の質も担保されています。子どもたちが等しく、均質化された教育を受けることで、日本の子どもたちの学力の平均値は高い水準を保っています。ニッポン万歳!

学習教室ミライエに通う中学生の話。小学4年生のときに1年間、病気で入院、学校に通うことができませんでした。5年生になり、学校に復帰できたものの、授業についていけない! 経済的なゆとりがなかったため、学校外の教育機会を用意することができませんでした。やがて不登校になり、現在も学力不振の問題は解決していません。

与えるものの平等を実現させるシステムが、特殊な事情を抱えた子どもにとっては逆に足かせになることもあるのです。学習指導要領は、子どもたちが立ち止まってじっくり学習することを許しません。病気、障害、不登校etc。巡航速度にあわせられない子どもに落伍者のレッテルを貼ってしまうのがわが国の教育システムなのです。

私たち学習教室ミライエは、勇気をもって学習指導要領を棄てました。当該学年の学習内容にこだわりません。学習のスタートは子どもたちが自信をもってできるところから。だから当学習教室には、分数の計算練習をしている中学生があたりまえのようにいます。それが子どもたちのためになると信じて。


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