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時間活用の5つのポイント

■時間活用の工夫の大切さ
 時間は有限です。人生80年だとした場合、残された日数30歳であれば18,250日、40歳であれば14,600日、50歳であれば10,950日です。このように日数に直してみると、残された時間はあまりないと感じませんか?
 
 私は今40代ですが、20歳を超えてあたりからの時間の進み方がとても早く感じます。感覚的に、10代の3,4年が20代以降の10年くらいの感覚です。70代、80代の方とお話をしても「人生はあっという間だよ」ということを良く聞きます。人生というのは、本当に短いものなのかもしれません。そうであれば、限られた時間を有意義に使うというのは、全ての人にとって大切な課題なのだと思います。
 
 今回は時間を有効に使うための5つのポイントについて話をしていきたいと思います。ここでいう時間の使い方というのは、仕事や目標に向けた活動が適切に進むように時間を有効に使うということです。
 
■時間活用の5つポイント
①時間の天引きをする
 時間の天引きとは、将来の自己投資のための時間をあらかじめ確保するということです。天引きとは、貯蓄に使われる言葉で、給料の一部を強制的に貯蓄する口座に移してしまうことです。給料から貯蓄分を天引きすることで、天引き以外で生活費などをやりくりするようになります。結果として、毎月毎月、確実に貯蓄ができるようになるというものです。
 時間も全く同じです。自分の将来のために必要な勉強や活動のために、あらかじめ時間を確保することが必要です。そうしないと、自己投資の時間を確保するのは、非常に困難です。なぜかというと、自己投資というのは、重要度が高く、緊急度が低い事柄だからです。緊急度が低いばかりに後回しにされて、結局いつまでたっても着手できないということなってしまうのです。ですから、自己投資のためにしっかりと時間の天引きをするようにしましょう。
 
②時間を塊にして使う
 時間は塊で使うことが有効です。特に考える仕事の場合は、1時間とか、2時間とかまとまった時間を作ることが重要です。途中で、電話対応などが入ってしまうと、せっかくまとまりかけていた考えがまとまらずに、時間がムダになってしまうというようなことになりがちです。
 ですから、時間を塊で使うことを意識することが大切になるのです。午前中などまとまった時間を確保して、電話対応はせずに、集中が必要な考える作業に当てるようにしてみてはいかがでしょうか。そして、午後の一定時間を電話対応の時間とすることで、時間を塊にして使うことが可能になります。
 
③時間の余白をつくる
 絵や本には必ず余白が含まれています。たとえ画板全体に絵がみっしり描かれているような場合でも、展示している美術館の壁自体が余白として機能していたりします。余白があることで、対象がハッキリと認識されて、思考をする余地が生まれるように思います。これは、時間の使い方でも同じです。余白を設けることで、遅れているスケジュールの巻きなおしや、今後のスケジュールの改善点などを考えることができます。
 お勧めの余白の作り方は、週1日だけ予定を全く入れない日を作ることです。週一の余白を作ることで、遅れているタスクの巻きなおしもできて、リフレッシュもできます。そして、余白の時間で将来の計画などについて考えることも可能になります。
 
④細切れ時間を活用する
 細切れ時間も有効に活用したいものです。仕事をしていると移動時間など細切れの時間があります。この時間は何も用意していないとムダな時間になってしまいます。しかし、今は電車の中などであっても、スマホを使ってできることがたくさんあります。細切れの時間にやるべき事をあらかじめ用意することで細切れ時間を有効に使えるようになると思います。
 
⑤朝の時間を活用する
 最後は朝の時間の活用です。朝は活力に満ちていて、高い集中力でものごと当たることができます。ですから、時間の有効活用をするうえで朝の時間の活用は非常に有効だと思います。早起きをして朝活をするということも当てはまるかもしれませんが、午前中の時間を一番大切なタスクの時間に当てるというのも良い思います。
 
 ①~⑤を意識することで時間の捻出と有効活用が可能になると思います。今回は、影響度が大きい順番で並べてみましたので、取り入れるときの参考にしていただければと思います。時間は有限です。悔いのないように過ごしていきましょう!
 
(第61回 2022/5/24)

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