ミライツナガル会議(柳津町)

ミライツナガル会議とは、福島県柳津町で満18歳以上、満50歳以下の住民がまちづくりを実践していく町公認団体です。2021年にスタートし、まちの未来に向けて議論、企画、実践をしていきます。

ミライツナガル会議(柳津町)

ミライツナガル会議とは、福島県柳津町で満18歳以上、満50歳以下の住民がまちづくりを実践していく町公認団体です。2021年にスタートし、まちの未来に向けて議論、企画、実践をしていきます。

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第2期第1回ミライツナガル会議開催レポート2024.7.30〜柳津町の「住宅政策」を考えよう〜

はじめにミラツナ会議への小林功町長の思い 第2期初回のミラツナ会議に参加いただきましてありがとうございます。昨年度から議論を重ね、ミラツナ会議は単に意見を聞く機会ではなく、町と一緒に政策を生み育てていく場であるという方向性が明確化しました。そして、その延長線上に政策提案会を設け、みなさんが練った政策を実現していけるよう、予算もつけています。 私がミラツナ会議のみなさんに最も期待することは、会議の場で検討をしながら町の課題を解決していくことです。また、それだけではなく、「

    • 第2期第2回ミライツナガル会議開催レポート2024.10.1〜「ベコシェアハウス」と移住コーディネーターの役割と価値を考える〜

      前回の振り返り▶︎第1回ミラツナ会議の議論はこちらから ■小林功町長より 第1回ミラツナ会議の議論を振り返り、ファシリテーターである青森大学の石井重成先生から4つのターゲット候補があるとまとめてもらいました。一つ目は高校生向けの「べこ寮」。二つ目が地域の内外の若者が入居できるような賃貸物件「べこパレス」や「べこシェアハウス」。三つ目が地域の子育て世代を対象にした子育て支援の拡充。四つ目が西山温泉にリッチ層に向けた温泉付きの家の考案でした。役場で議論した結果、重要性や着手の

      • 【ミラツナ会議メンバー募集!】これからの柳津町を一緒に創ろう

        ■ミラツナ会議に込めた思い小林功町長のメッセージ ミラツナ会議を参考意見を聞くだけの場ではなく、政策や事業を生み育てていく仕組みとしていくことは、我々にとってもミラツナ会議のメンバーにとっても覚悟が必要なことではないかと思っています。まずは、その実現に向けて、今年度はミラツナ会議のメンバーや若手職員、地域住民、学生たちなども交えて「政策提案会」を開催していけるとよいのではないかと考えています。「これはいいぞ!」というアイデアには予算を付けていくことができるので、さまざまな

        • 【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データで見る、柳津町の観光の可能性<後編>

          <「2023年度中間報告」前編はこちらから> ★★★公開後、リンクを挿入★★★ ■全国の国内旅行の動向との比較 問題意識を伺った二つの分析を行う過程で、柳津町を訪れる観光客の属性を様々見ることになったのですが、その中で柳津町の今後の観光戦略に示唆を与えうる、興味深いトレンドを発見しましたので、今後の観光戦略に関する提言としてお聞きいただければ幸いです。 端的にいえば、国全体の国内旅行の傾向と比較すると、柳津町については、20代・30代のヤング層の観光客が少ないということ

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        第2期第1回ミライツナガル会議開催レポート2024.7.30〜柳津町の「住宅政策」を考えよう〜

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データで見る、柳津町の観光の可能性<前編>

          ■柳津町の観光の実態 「D2PA」は、EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)という考え方に基づいてデータの分析をし、地方自治体と有意義な取り組みにチャレンジする団体です。(https://sites.google.com/view/d2pa/home) 今回は主に「観光」の分野を切り口に分析を行いましたので、その内容をお伝えします。今年は実際に柳津町にお邪魔して、自分ごととして地域の分析を深化させることができました。そうしたプロセスを経て、分析結果から見

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データで見る、柳津町の観光の可能性<前編>

          ミラツナ会議から提案「地域おこし協力隊インターン企画」

          ■矢部良一副町長のミラツナ会議の期待20・30代の声を私たちはなかなか聞く機会はありません。ミラツナ会議は、若い世代の意見を聞くことができる貴重な機会だと感じています。そして、私たちの世代が意識的に若い世代の意見を聴きに行くという姿勢も大切だと考えています。 さらに、ミラツナ会議は町の中で何が優先的な課題なのかということを見極めていく上でも重要な場だと感じています。 出された提案を実施しようと考えた時には、役場の中で複数の部署にまたがっており、連携が必要となるケースが多

          ミラツナ会議から提案「地域おこし協力隊インターン企画」

          ミラツナ会議「U・Iターン施策100個」ブレスト

          ■U・Iターンブレストの意義これまでも柳津町やミラツナ会議においては、さまざま議論を重ねて、施策を検討してきましたが、まだまだたくさんの可能性と余地があると考えています。そこで、あらゆる案を俎上にあげて、確度の高いアイデアを町の施策につなげていけるよう、今回は「100個のアイデアを挙げるブレスト会議」を行いましょう。 ブレストの段階で重要なことは、「質より量」。また、「できるかな?」という実行可能性は一旦横に置いて、「こんことがあったらいいな!」「こういうことも必要では?」

          ミラツナ会議「U・Iターン施策100個」ブレスト

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データをベースに柳津町の未来に向けた施策を検証!(後編)

          ■柳津町でのEBPMの実践ー柳津町でEBPMの考え方を取り入れた施策を実施するにあたって、どのように議論が進んでいったのでしょうか。 渡邊 町長からは公共施設の管理について問題意識を伺いました。どこの自治体でも共通の課題ではありますが、昔からある公共施設が老朽化し、それをどう効率的に改修・管理していくかは一つの論点だなと感じました。 そこに端を発して、打ち合わせを重ねる中で、柳津町の道の駅でイベントを開催した際にどのぐらい効果があるのかを検証したいというテーマにつながって

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データをベースに柳津町の未来に向けた施策を検証!(後編)

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データをベースに柳津町の未来に向けた施策を検証!(前編)

          ■EBPMとはなにか?ーそもそもEBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング/証拠に基づく政策立案)とはなにか教えてください。 渡邊 EBPMの概念は広く、多様な文脈と意味を含んでいます。それをあえて大雑把に単純化すると、3つのパーツで構成されているイメージになりますます。1つ目は、政策を考える時にきちんと目的を明確にするということ。2つ目が、目的に対して何か施策を打った時に、その効果を評価するということ。そして3つ目が、2つ目の評価に基づいて次の施策を考えるとい

          【EBPM実践チームD2PA×みらい創生課】データをベースに柳津町の未来に向けた施策を検証!(前編)

          【ミラツナ会議委員長×みらい創生課職員】前例のない「挑戦」で見えた価値と課題とは

          ■10億円の企画提案への挑戦ーB&G財団(公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団)への「先進的海洋センター整備事業」の企画提案はどういったきっかけでスタートしたのでしょう。 樋 町長と施設管理に関連する課長とで話し合って、Goサインが出たことが発端です。最初に話を聞いた時はびっくりしました! 現場にはこうしたコンペのような企画を扱ったことがある職員は誰もいませんでしたから。国の補助金の申請とは全く勝手が違います。企画自体をどう動かしていこうという大きな課題から、

          【ミラツナ会議委員長×みらい創生課職員】前例のない「挑戦」で見えた価値と課題とは

          【ミラツナメンバー座談会】柳津町のナイト足湯?!まちのワクワクはつくるもの -後編-

          ■大盛況のナイト足湯! ミラツナ会議認知の場にも―ナイト足湯当日は、参加者からどのような反応がありましたか。 (新井田)円香 私はカメラを持って来場者の撮影をしていました。みんなの笑顔の写真を撮るのがすごく楽しくて! 「撮影してもいいですか?」と声をかけると、「撮ってくださいー!」と応えてくださって、いい笑顔を何枚も何枚も撮影させてもらいました。  「どんな人が来るのかな」「たくさんの方に来ていただけるといいな」と思いながらずっと準備を続けていたので、当日、多くの方が集っ

          【ミラツナメンバー座談会】柳津町のナイト足湯?!まちのワクワクはつくるもの -後編-

          【ミラツナメンバー座談会】柳津町のナイト足湯?! まちのワクワクはつくるもの -前編-

          ■「ミライツナガル会議」に参加した動機とは?―ミライツナガル会議(以下、ミラツナ会議)に参加した思いを教えてください。 (新井田)円香 私は看護師として働いているのですが、「この20代のタイミングで何に挑戦をしていくか」とずっと葛藤してきました。24歳の時に、柳津町の広報誌でミラツナ会議のメンバー募集を見かけて。生まれて、今も住み続けているこの町を、盛り上げて貢献したいという思いを強く持ったんです。自分自身も楽しく生きていくために、挑戦することを決意しました。 (藤田)明

          【ミラツナメンバー座談会】柳津町のナイト足湯?! まちのワクワクはつくるもの -前編-

          【町長×ミラツナ会議委員長×CDO座談会】なぜ、柳津町は“ミラツナ会議”に未来を託すのか? -後編-

          ■「思い」でつながる”ミラツナ”メンバー―ミライツナガル会議(以下、ミラツナ会議)にはどのようなメンバーが集っていますか。 小林 ミラツナ会議のメンバーになってほしい人は、まちづくりを自分事で考えることができる人です。この町で一旗揚げたいと考えて、町に対して夢を描ける人に参画していただきたいと思っていました。 齋藤 集まったメンバーは、それぞれが別の仕事を持っていて、バックグラウンドも異なります。しかし、みんな柳津町に対して思いがある点は共通していました。 藤井 ミラツ

          【町長×ミラツナ会議委員長×CDO座談会】なぜ、柳津町は“ミラツナ会議”に未来を託すのか? -後編-

          【町長×ミラツナ会議委員長×CDO座談会】なぜ、柳津町は“ミラツナ会議”に未来を託すのか? -前編-

          ■「ミライツナガル会議」発足の経緯とは―ミライツナガル会議(以下、ミラツナ会議)の誕生秘話を教えてください。 小林 私は、まちづくりを大きく分けて2つの視点で捉えています。1つは、現在住んでいる町民が幸せを感じるようなまちをつくること。つまり、生まれてから亡くなるまで健やかに過ごせる生活環境を整えていくことです。  もう1つは、10年後20年後に大人になる子どもたちのためのまちをつくっていくことです。中長期的に、住みやすいまちにするにはどうすればいいのか、どういう準備をし

          【町長×ミラツナ会議委員長×CDO座談会】なぜ、柳津町は“ミラツナ会議”に未来を託すのか? -前編-