きゅうり|葉が小さい、黄色い迷彩模様|黄化えそ病
梅雨が明けてさぁこれから!という時期。家庭菜園できゅうりを栽培していると、なんだか葉が小さくなってきて、黄色と緑の迷彩模様みたいになっていることがあります。それは"黄化えそ病"というウイルスの病気かもしれません。
今回は、”黄化えそ病”を上手に防ぎ、きゅうりを元気に育てる方法をお伝えします。
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黄化えそ病
主な症状は
葉に緑、薄緑、黄のモザイク症状が出る
葉が小さくなる
段々と症状が激しくなり、全体的に育ちが悪くなります。最終的には枯れてしまうことがほとんどです( ;∀;)
怖いことに、この病気は発症してからの治療薬はありません。
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黄化えそ病はアザミウマによって媒介されます。黄色くて小さく細長い、体調1mm程度の虫です。
黄化えそ病になっても、健康なうちにある程度成長した実は収穫できます。しかし発病してからは収穫量が激減してしまいます。
似ている病気
アブラムシが媒介するモザイク病は、とても似ていて見分けがつきにくい病気です。畑にアブラムシとアザミウマどちらがいるかを観察し、判断するのが良いかもしれません。いずれにしてもウイルスの病気で治癒しないため、株を撤去するしか無いのですが😢
予防
アザミウマを退治することが、黄化えそ病の予防になります。葉の被害の様子をアザミウマの記事で確認し、同じ症状が葉に出ているか確認してみてください。ナスやトマト、ピーマンなど様々な野菜に寄生する害虫です。
1.枯れた葉、黄色くなった葉を除去し、風通しを良くする
”風通しのよさ”はどの病害虫の予防にも非常に効果的です。アザミウマも狭くて風通しの悪いところに集まります。
2.周辺の雑草を刈り取る
周辺の雑草に寄生していることが多いので、アザミウマが付きやすいような雑草は刈り取っておくことをお勧めします。
3.粘着シートを吊り下げておく
アザミウマは黄色や青色が大好き!この色の粘着シートを畑に吊り下げておけば、被害を抑えることができます。
すでにアザミウマがきゅうりに寄生している場合、以下の薬剤で退治することができます。オーガニックならスピノエース、有機栽培にこだわらないならベニカ水溶液です。ただし近年は薬剤への耐性が高まっており、十分な効果が無いことも多いようです。
対策
一度黄化えそ病を発症してしまうと、対策はありません。発病したきゅうりは今後収穫が期待できませんので、抜き取って、周辺に病気を移さないようにしましょう。
まとめ
黄化えそ病は、一度発症してしまうと治らず収穫量が減ってしまう怖い病気です。媒介するアザミウマをしっかり退治して、きゅうりの収穫を長く楽しみましょう!
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