【実施報告&開催レポート】屋久島未来ミーティング2022 ~今、屋久島と。~
2022年12月11日(日)、安房公民館で『屋久島未来ミーティング2022〜今屋久島と、世界自然遺産30年を迎える1年をわたしたちはどう生きるのか〜』を開催しました。
▼イベント特設サイト
屋久島への想いを共有し、未来を語り、自分自身の小さな一歩を踏み出す場として、2016年「屋久島環境未来ミーティング」から始まったこのイベントは、昨年コロナの影響で開催できず… 今年、2年ぶり、5回目となる開催でした。
参加者は過去最多の約120名!小学生から、年配の方まで、屋久島に関わるあらゆる世代の方が参加してくださいました。
当日の活気溢れる会場の様子をお届けしたいと思います!
オープニング
屋久島未来ミーティング発起人の福元やっくんの挨拶からスタート。
イベントの趣旨や、未来ミーティングの3つの目的【地域課題と未来の共有・人と人との出会い・対話の文化づくり】が共有されました。
その後、全体チェックインとして、周りにいる人と3人組になって簡単に自己紹介と今の気持ちを共有。
みなさん、少しお話すると緊張がほぐれてきたようです。徐々に会場が盛り上がってきました!
【第1部:学ぶ】基調講演「離島の未来と可能性」
第1部では、東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表取締役 山下賢太さんに「離島の未来と可能性」というテーマで講演いただきました。
子どもの頃見ていた地元の港の風景を失ってしまったという体験から「大切なものは想いだけでは守れない」と悟った山下さん。小さな無人販売から始まり、これまで立ち上げてきたプロジェクトの数には驚かされました。
自分の地域には「何もない」と言ってしまいがちだけど、地域を分解してみてみると、食・自然・人・方言・伝統など、その町らしさを構成しているものがたくさんある。「すべてある」からスタートする、その視座を持つことが大切だと教えていただきました。
参加者からでた「少子高齢化の未来、離島から人がいなくなっちゃう?何をすればいい?」という質問には、「島を変えようとは思っていない。自分の周りを良くすることで地域が良くなっていくんだ」との返答。
ひとりひとりがそんな意識を持って過ごせば地域は良くなっていくのかなと考えさせられました。
最後に山下さんがくださった「井の中の蛙たれ」というメッセージ。他の人がのぞきこみたくなるような井の中をつくっていきたいものですね!
***
午前の部が終了して、一旦お昼休憩。
会場には、【ne-】 Plant-based Cafe &Act、kitchen雪花、hirano wraps、monmasalaの4店舗が出店してくれていました!
【第2部:知る】13人の未来プレゼンテーション
午後からは、屋久島の新たな未来のカタチに挑戦する13名のプレゼンターによる未来プレゼンテーション。持ち時間一人3分という短いプレゼンの中に、熱い想いが込められていました。
屋久島が今どんな現状で、プレゼンターの方々がどんな挑戦をしているのかを聞いて、驚いたり、共感したり、応援したくなったり…!!
プレゼンの様子は、下記YouTubeにアップしておりますので、ぜひご覧ください♪
▼プレゼンターの発表動画はこちらから
【第3部:考える】全員参加の未来会議
第2部のプレゼンテーションを経て、参加者がそれぞれ関心のあるプレゼンターのところへ移動し、対話を通してプレゼンターの想いに触れるとともに「来年の12月11日までに『屋久島と』何ができるか」を各チームで話し合いました。
各チーム大盛り上がりで時間が足りなかったくらい!笑
ひとりひとりが自分の想いを言葉にして、対話を重ねることで挑戦の輪が広がっていったように感じました!
フィナーレ
宮之浦小学校の児童が「屋久島の未来とわたし」についてこれまで取り組んできたことや未来ミーテイングに参加してみての感想を発表をしてくれました。
最後に、参加者も2人1組で感想をシェア。付箋に書いてみんなで共有し、無事『屋久島未来ミーティング2022』閉幕となりました!
***
約120名もの方が参加してくださり、島外からこのイベントのために屋久島に来てくださった方もいて、本当にさまざまな人たちが出会い、交ざり、共に創った1日になりました。
この場に居られたこと、共に創れたことを嬉しく思っています!
ここでの出会いと芽生えた感情を大切に、『今、屋久島と。』自分ができることから取り組んでいきたいですね!
みなさん、本当にありがとうございました!!
《文:ちぇりー》《写真:ささっちょ》