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トイレに行っても出ないんです😥    デイサービスのスタッフさんから​​こんな相談いただきました😊​


もう何年も利用されているAさん
だんだん歩くことができなくなってきたけれど、
そんなことは何のその!
いつも大きな笑いを提供くださってるAさん。

自宅に帰れば、トイレに行くことは簡単なことではないので
デイの利用中に、トイレで排泄してほしいという願いを
スタッフみなさん、持たれいました。

そんな背景のなかこんな相談をいただきました。


デイにいるときには​どれだけトイレに一緒に行っても出ないのに​家に帰ったらたっぷり出るんだって​​。

もう何年もうちのデイに来てるのに​ここで出ないよね。
なにかここで出ない理由があるのかなあ
​​排泄は副交感神経っていうけれど​リラックスできないのかなぁ​​

帰ったら家では大変だし、何とか利用中にすっきりしてほしいけど何度トイレに行ってもすっきりしてもらえないんです。

たしかに!
リラックスできないと、​出るものも出ないです。
だから、まず姿勢を確認させていただきました。


​​① 足台を使って 足がしっかり着いてるね⭕​
② 前かがみになれるように手すりがあって使えるね⭕
​③ お尻より頭がしっかり前にあるよね⭕​

 一見、姿勢の問題ではないように見えました。
が・・・・・

​​

「前かがみになってる」ようで​「肝心な〇〇が」・・・・・


一見すると、姿勢はOKと思ってしまいそうですが、
姿勢、特に排泄姿勢では大切な「骨盤」
ここに「問題」→じゃなくて、「できること」がありそうでした。

Aさんは、​​お腹がふくよかな方なので​普通に座っても
骨盤が立って​くれず、後ろに傾いてしまう方だったんですね。

※なぜ後ろに傾くと排泄できないの?という質問お待ちしています(笑)

今のAさんにできること!
骨盤を立てる条件づくり!から始めました。

​​今より足台を高くして​
少し便座が低い感じになるけれど​
その条件で座っていただいて​

もう一度前かがみで
座りなおし​してみました。

※画像は姿勢のイメージです。

​​それから3分後​
「いっぱい出たよー!」​トイレからスタッフの歓喜の声です。​​​

「なーんだ姿勢だったのね」という結論ですね。​


​​今回のエピソード
人の排泄のしくみにあわせて​条件を見直した結果です😄​

その後のAさんとスタッフさん
残念ながら、いつもすっきりというわけにはいかないようです。

オンラインで検証してみると、「骨盤をしっかり立てる」ところが
難しい様子。

〇目で見る「いい姿勢」
〇触れて確認する「いい姿勢」
〇姿勢をつくる援助の技術

このあたりが課題=「できること」かな。

今回のエピソードは、姿勢に焦点をあてていますが
〇「Aさん、他の人と同じタイミングでトイレにお連れしてたね。
 出る感じがないのに、たびたびでは辛いかな。

〇今トイレに行きたいか、お腹に聞いてみてもらおうよ

〇思い切って、トイレにお連れする機会を1回飛ばしてみて
もう一度確認しようよ。

など、スタッフさん発信のいろんなアイデアが溢れました。

この気持ちでTRYし続けていたら、必ずすっきりしてもらえるはず!

目標を高くして、新しいことを始めると
できないこと、難しいこともたくさんあるけれど
やり続けると、必ず目標は近づきます。
そんな応援、これからもずーっと続けていきますね!

 さて排泄できた「この姿勢」​洋式便器だけど、少しだけ​「和式便器の姿勢」を取り入れた感じです。​​​​
 そういえば和式便器​つい最近(?)まで当たり前に使ってた​はず・・・・​

 今はほとんど見なくなったし​使わなくなったなー​
(きっと、ふくよかで使えない😂)​​

​最後までお読みくださりありがとうございます。​
詳しく知りたいよーって方​いらっしゃいましたら
​コメントに「知りたい」って入れてくださ~い!