”こどもたちの感性を育む3つの方法”〜センスオブワンダー〜
ミライLABOでは、毎月社員研修として”本LABO”を開催しています。
本LABOとは、その名の通り
課題図書の本についてLABO(研究)する場。
この場を通して、
感じる力、言語化能力、論理的思考、対話力、ファシリテーション能力の
5つのスキルをのばすことを目的としています。
そんな本LABOの今月の課題図書は、
代表のともさんが子育てにおすすめする本、
「センスオブワンダー 」!
「沈黙の春」を著したレイチェル・カーソン氏が
晩年に書き上げた作品です。
今回は、センスオブワンダーの本LABOで
生まれた対話や学びをシェアしていきます。
センスオブワンダー /感性とは何か
“センスオブワンダー ”と言われて、皆さんは何をイメージするでしょうか。
この本は、甥っ子であるまだ4歳のロジャーとレイチェル氏が
移ろいゆく季節の中で自然を探検するという、
60ページほどの短い物語です。
しかしその中には、とても濃密に、
美しい地球を、こどもと一緒に堪能する方法が描かれています。
本の中で、センスオブワンダーとは、
「神秘さや不思議さに目をみはる感性」であると書かれていました。
では、”感性”とは一体なんでしょうか?
■感性とは
・ときめき
・気づく土壌/感じるチカラ
・自分だけのうつくしさをみるけること
・地球のうつくしさを感じて自分の幸せにするチカラ
・ココロとカラダ全てで感じること
メンバーから様々意見が出ましたが、まとめると、
自分だけの美しいものに気づき、それ感じとる力と言えそうです。
なぜミライLABOは感性を大事にするのか
「スイミングを習っていたときに、
水面の光の動きが綺麗でずっと見ていたら、
いつの間にか、みんな移動していて取り残されたことがあったっけ」
「お母さんが雷が好きで、いつも楽しそうだったから、
雷を怖いと思ったことがないんだよなぁ」
とりとめもなく思い出される、こどもの頃の瑞々しい感性。
ミライLABOでは、このような感性を
こども時代に育むことをとても大事にしています。
なぜでしょうか。
それは、感性があれば、
正しさや、美しさは無限にあることがわかり、
人と比べず、多様な価値観の人とつながることができるからです。
ラボキッズの子どもたちと一緒に、石を見つけて遊ぶ時でさえ、
「どれがいい石か」は子どもたちによって違います。
でも、人がいいと言ったものではなく、
自分だけの素敵な石を見つけられたなら、
ポケットの中にはいつも、自分だけの宝物で満たされます。
また、感性があれば、困難や大変な中でも、
美しいものやありがたいものを見いだすこともできます。
先日、土砂降りの雨の中を、
ラボキッズの子どもたちと一緒に傘をさして
神社にお参りに行った時、子どもたちは、
「雨だ〜!!」と満面の笑みで大はしゃぎしていました。
「雨、だるい‥」ではなく、
「雨、素敵!」と思えるだけで、
どれだけ人生が豊かになることか。
その感性があれば、どんな大変な時にも、
楽しみを見つけられるのだと思います。
こどもたちの感性を育む3つの鍵
では、この感性をどうやって育んでいくといいのでしょうか。
それには3つの鍵があります。
1大人も子どもも一緒に楽しむ
2楽しみ方を教える
3センスオブワンダーの世界に入った子どもを見守る
「雷を怖いと思ったことがない」のは、
お母さんが率先して、雷を楽しんでいたからでした。
大人が楽しそうにしているだけで、子どもたちはいい意味で錯覚して、
そこに楽しさを見出すことができます。
また、楽しみ方を教えてあげるのも一つかもしれません。
ラボキッズでは、雨が降った日に、
袋に絵具を少量入れて、「雨を捕まえに行こう!」と
外に出ることがあります。
子どもたちは、袋を持って、雨を捕まえるのに必死!
素敵な笑い声が、雨の中響き渡ります。
しかし、無理に教えようとしなくても大丈夫です。
夢中になって太陽や風、花や虫たちと遊ぶ姿を
ただ見守るだけで十分です。
それだけで、子どもたちは勝手にのびのびと感性を伸ばしていきます。
ラボキッズでもインクでも、感性こそが、
子どもたちの人生を豊かにして、幸せにしてくれると信じて、
これまでたくさんのコンテンツを子どもたちに届けてきました。
今回の本LABOを通して、メンバー全員が、
自分たちがやってきたことについて、
確信を得られた機会になったのではと思います。
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