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第61号【ミラコン通信】▽未来の学習コンテンツマガジン▲【 2024年11月12日発行 】 大学淘汰の時代へ
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■【ミラコン関係イベント】
▼「未来の学習コンテンツEXPO 2024」(冬期)の開催(予告)
・日時:2024年12月25日(水)
・会場:東京富士大学(東京都新宿区)で開催予定
・テーマ「2040年に働くための学びのコンテンツ ー教育データを活かした評価(仮)ー」
・基調講演1「教育DXを展望する(仮)」田村恭久(上智大学理工学部教授)
基調講演2「教育データサイエンスセンターの取組(仮)」白水 始(国立教育政策研究所総括研究官)
そのほかセミナー、ワークショップなど多彩なプログラムを企画中です。
申し込み:https://miracon2024winter.peatix.com/event/4183679/
主催:公益社団法人学習情報研究センター
https://gakujoken.or.jp/
▼学情研オンラインセミナー
「超AI世代教育学術研究会」発足記念セミナー
今回はハルシネーション(幻覚)等を防ぐマルチモーダル生成の最新AI技術と
教育に関する知見を共有します。このような知見を共有し超AI世代の人材を育成
することを目的として、9月18日「超AI世代教育学術研究会」が発足しました。
次世代のAI教育に携わりたい方はぜひご参加ください(初年度入会無料)。
【日時】12月9日(月)18:00−19:00
【登壇者】澤井進(岐阜女子大学特任教授/教育クラウド推進協議会・理事長
公益財団法人学習情報研究センター 博士(知識科学))
【申し込み】https://gjkaievent20241219.peatix.com/event/4174505/
▼未来の学習コンテンツEXPO HP
https://gakujoken.or.jp/miracon-expo/
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■【Pick Up:話題の教育テーマ・教育資料】
・私大の半数超「定員割れ」、大学が突然破綻…教育機会が失われた学生の行方
淘汰時代へ「早期是正と学生保護」の必要性
2024年度の入学者が定員割れした4年制の私立大学は345校で、全体の59.2%となり過去最高となった(日本私立学校振興・共済事業団調べ)。
18歳人口の減少などが影響したとみられるが、地方だけでなく大都市圏でも学生募集の厳しさが増している。
いよいよ本格的な大学淘汰時代に突入し、今後は経営が悪化する学校法人が相次ぐことが予想される。
突然、大学が破綻した場合に学生はどうなるのか……この問題に詳しい第一生命経済研究所の谷口智明氏に必要な支援や仕組みなどを解説してもらった。
https://toyokeizai.net/articles/-/837229
・「大学は役に立たない」アメリカを襲う、高等教育不信の波
”高学歴ワーキングプア”の存在
アメリカを拠点にさまざまな分野に関する世論調査を行う「Gallup」が、2024年7月に発表した調査結果は、じつに衝撃的なものでした。
アメリカ人の高等教育機関への信頼は、どうやらこの10年で大きく揺らいでいるようで、
「非常に/かなり信頼している」と回答した人の割合は2015年には57%だったのに対し、2024年には36%にまで低下。
もはや3人に1人しか、高等教育に希望を見出せていないという状況のようです。
高等教育不信の大きな要因のひとつは、高騰する学費。大学進学にかかる費用は、年々増加の一途をたどっています。
学生たちは高額な授業料を支払うために、多額のローンを組まざるを得ない状況なんだそう。
しかし大学を卒業したとしても、必ずしも高い収入を得られるわけではありません。
学生ローン返済に苦しむ「高学歴ワーキングプア」も増加しており、現在、深刻な社会問題となっています。
https://tabi-labo.com/310190/wt-koutoukyouiku
・幼児教育の質向上により小学生時点の学力が上がる
https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/nakamuro-makiko/03.html
・令和6年版自殺対策白書
⑴ こどもの自殺の増加こどもの自殺死亡率の上昇について、30歳未満の自殺死亡率を1歳刻みに表示したものが図表2-1である。
図表1-4(年齢階級別の自殺死亡率の推移)では、20歳未満の自殺死亡率はそれ以上の年代よりも低いが、1歳刻みにみると、
自殺死亡率は10歳代の前半以降徐々に上昇し、その傾きは男性の方が大きいことが分かる。
こどもの年齢上昇に伴う自殺死亡率上昇の傾きは、近年男女ともに大きくなり、
特に令和5(2023)年の女性の10歳代の自殺死亡率は、平成22(2010)年と比べると著しく上昇しているといえる。
小中高生の自殺者数は平成23(2011)年以降、毎年300人を超えるようになり、令和2(2020)年に大きく増加して400人を大きく超えた。
その後、令和4(2022)年には統計開始以来最多の514人となり、令和5(2023)年はそれに次ぐ513人と、小中高生の自殺者数は高止まりしている。
特に中高生の自殺者数は令和2(2020)年に大きく増加し、「高校生」は毎年300人を超え、「中学生」は毎年140人を超えている。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
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■【未来の学習コンテンツに関する情報】
<未来の学習コンテンツ・サービス・情報の紹介>
教育関連サービス・コンテンツ情報
・AI教材「すらら」、不登校支援で導入自治体が5年で6.5倍に
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1636624.html
・文科省の学習支援ポータルサイト「きみの好き!応援サイト たのしくまなび隊」におすすめコンテンツを診断する機能が追加
https://edtechzine.jp/article/detail/11679
・オンライン探究部活動「プロジェクト部」、学校や自治体との連携を開始
https://edu.watch.impress.co.jp/docs/news/1636649.html
・エデュワーク、教員の働き方を改善するための生成型AIアプリ「先生GPT」を提供開始
https://edtechzine.jp/article/detail/11674
・ピアソン・ジャパンとEnglishCentral、大学向け英語学習および評価を強化するための提携を発表
EnglishCentralのプラットフォーム上で学習から評価まで完結するサービスを実現
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000005763.html
・駿台、高校向け記憶定着コンテンツ「駿台ビジュアル記憶」シリーズを2025年1月から提供
https://edtechzine.jp/article/detail/11676
・無料で利用できる英語アプリ『マグナとふしぎの少女』をGIGAスクール端末に導入して欲しい生徒や保護者向けに、アプリ導入リクエストページを公開。
https://newscast.jp/news/8350788
・小学校の体育授業を一歩前進させるソフトバンク「AIスマートコーチ for スクール」の魅力
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1638119.html
・日本語リーディングリテラシー研究会
https://sites.google.com/view/jrlt2020/
・「学びをまなぶ」Webサイト公開のお知らせ
https://mitsumura-edulab.org/
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■イベント・セミナー等情報
・「大学・高校実践ソリューションセミナー2024」
日程・形式
11月20日(水)ハイブリッド
会場 内田洋行 新川本社(10:00〜18:00)
オンライン YouTube ライブ
対象者 学校教職員、学校が運営する関連会社
参加費 無料(事前申込制)
https://www.uchida.co.jp/public/solutionseminar/?ss_ad_code=HE24033
・【11/18(月)対面&オンライン】文部科学省主催、
特別ゲストは山崎育三郎さん♪『世界を舞台に!留学全力応援イベント』観覧者募集
https://tobitate-gov.note.jp/n/ncb5f8c14fc45
・第二回「教育の情報化」実践セミナー 2024 in 東京
2024年度の第二回教育の情報化実践セミナーは、東京の内田洋行様新川本社(ユビキタス協創広場 CANVAS)で開催します。
「NEXT GIGAを成功させる」をテーマに、全国大会東京都港区大会公開校の授業指導をされた先生方にご登壇いたたきます。
https://peatix.com/event/4152826/view
・国際シンポジウム「持続可能な未来へと続く持続可能なコミュニティ」参加者募集
文部科学省では、ユネスコウィークの一環として、国際シンポジウム「持続可能な未来へと続く持続可能なコミュニティ」を開催します。
持続可能性をめぐる国際的な動向を踏まえ、教育・科学・文化分野における国内外のユネスコ活動実践を共有し合い、議論を深めます。
日英同時通訳がご利用いただけるほか、対面会場では国外の登壇者と直接対話いただける時間もありますので、ぜひご参加ください。
■日時:令和6年11月29日(金)18時~19時30分
■開催方法:対面/オンライン
■開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
■参加費:無料
詳しくは、こちらをご覧ください
→ https://mext.smktg.jp/cc/0ylgAmnhH0mak7DSK
・11/30近未来教育フォーラム2024『The Great Transition~ポストAIは来ない~』
■日時
2024年11月30日(土)15:00~19:00(開場14:30)
■会場
デジタルハリウッド⼤学 駿河台キャンパス3F
(東京都千代⽥区神⽥駿河台4-6 御茶ノ⽔ソラシティアカデミア3F)
■開催形式
会場でのオフライン開催(後日アフタームービー配信予定) *オンライン配信はございません
■参加費
無料
■主催
デジタルハリウッド株式会社
https://dhw2024educationforum.peatix.com/
・12/7朝日大学・明海大学共催 2024英語授業改革セミナー「本気で授業改革!」を開催します!
https://www.asahi-u.ac.jp/topics/2024/23689/
・教育フォーラム2024
AI・ICT活用を改めて考える
日時:2024年12月22日(日)11:40開場 12:40開会
会場:東京学芸大学 中央2号館 4階 S410
https://it.u-gakugei.ac.jp/forum2024/
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■各省庁・教育委員会情報
【文部科学省】
・令和6年度のコミュニティ・スクール及び地域学校協働活動の実施状況について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2024/1422294_00001.html
・介護等体験について
「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」(平成9年法律第90号)に基づき、特別支援学校や社会福祉施設(老人福祉施設、障害者支援施設等)において、7日間以上、障害者、高齢者等に対する介護、介助、これらの者との交流等の体験を行うことを、小学校・中学校教諭の普通免許状の授与の要件とするものです。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/mext_02889.html
・多様な専門性を有する人材の教師への入職について
https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/kyoushijinzai_00008.html
【経済産業省】
【総務省】
【こども家庭庁】
【自治体】
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■新しい学びについての情報
【教育DX・探究学習・アクティブ・ラーニング・教育改革】
・中高生の科学コンテストでも捏造や改ざん、探究活動に急務の「研究倫理教育」
「自分の研究は問題ない」勘違いで起こる不正も
現在、教育現場では探究学習が推進されているが、子どもたちが身に付けるべき力は、課題の発見・解決力だけではない。中等教育の理数探究を中心に、世界で通用する「研究倫理に対する理解」も求められている。しかし、「研究倫理教育」を実施できている学校はまだまだ多いとは言えない。中等教育における研究倫理教育の現状や課題について、一般財団法人公正研究推進協会(以下、APRIN) 中等教育系分科会のメンバーが解説する。
https://toyokeizai.net/articles/-/835714
・修学旅行は何のためにあるの? 思い出づくり!? 起源は“軍事訓練のための遠足”だったが、今は…
「探究学習」で学びが深まる修学旅行
学びが一番といっても、これまでは“思い出づくり”の側面が強調されていた部分もあります。しかし近年は、確実に学びの側面が進化しつつあります。
その背景にあるのが「探究学習」。探究学習とは、学生が自ら課題を設定し、情報を集め、整理・分析し、結果をまとめて発表するという一連の学習活動のことです。高校では「総合的な探究の時間」として数年前から必修化され、小中学校でも「総合的な学習の時間」として取り入れられています。
最近は修学旅行も、この探究学習の場の一つにする学校が増えています。探究学習にはさまざまな体験が必要ですが、学校内だけでは限界があるからです。
修学旅行は事前学習、現地での体験、事後学習の一連の流れで進みます。この過程で探究学習を組み合わせることにより、特に事前学習や事後学習が充実しやすく、また現地でも探究学習を意識したプログラムを体験することで、より深い理解が進みます。
神社仏閣を見て「教科書と同じ!」と思ったり、原爆資料館を見て単に「怖い」と感じたりと単なる感想で終わっていたような事後学習も、より深い体験や学びへと変化しているようです。
■探究学習を考慮したユニークな体験プログラムが充実
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/allabout/life/allabout-116031
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■オンライン・ICT教育・情報教育・AI
【AI・情報教育・プログラミング教育・ICT環境・デジタル教科書】
・10年以内に“人間の叡智の1万倍”の人工知能がやってくる 孫正義氏がSoftBank World 2024で語ったAIの未来
AGI(汎用人工知能)がやってくる。AGI、Artificial General Intelligenceですね。AGIの定義を一言で言えば、人工知能、AIが人間の知能とほぼ1対1になるレベルのことを、世の中ではAGIと定義されています。壁の向こうで聞いたら、人間がしゃべっているのかAIがしゃべっているのかわからないというレベルが、1つのテストであります。
AGIは、2023年のこの場でしたかね。私は「10年以内に来る」と確か言ったんじゃないかと思います。今、AGIは10年以内という思いではなくて、グッと近づきました。今日現在、私の正直な気持ちで思うAGIの達成時期は、2〜3年後にやって来ると考えています。
https://logmi.jp/main/technology/331141
・孫正義氏が「ノーベル賞もの」と評価する最新の生成AIとは “考える力”を初めて身につけた、博士号レベルを超えるAIの能力
https://logmi.jp/main/technology/331142
・孫正義「A2Aの世界が始まる」 数年後のAIは“人が寝ている間に”何をする?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2410/03/news182.html
・生成AI活用、高校教育でも IT企業もリスキリングのヒントに
高校教育において生成AIを活用した授業が広まりつつある
生成AIを基礎学力やITリテラシーの向上に役立てる
その基礎理論などを社員研修に取り入れる企業も出ている
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00636/110100017/
・学んだ知識だけでなく「学ぼうとする力」が大切ICTは子供たちに欠かせない——教職員支援機構 理事長 荒瀬 克己氏インタビュー
──中教審の答申では、「ICTは学校現場に必須のもの」という指摘がありました。学校教育におけるICT活用の現状をどう見ていますか。
教室に子供たちが集まり教員が教えるという学校の在り方は、明治時代に近代の学制が始まってから150年以上にわたって大きく変わっていません。
答申でも触れたように、教育の本質は教師と子供たちとの人格的な触れ合いにあり、単なる知識や技能の伝達にとどまりません。
教育を受ける者の人格の完成を目指し、その成長を促す営みです。
教育基本法が規定する「人格の完成」という目的が、日本の学校教育の軸になっています。
その太い軸が学びの中心にあるため、学校は新しいことを取り入れたり古いものを廃止したりしにくいシステムになっています。
学校は前例踏襲の文化が色濃く、急激な変化に不安を感じがちです。GIGAスクール構想では1人1台の学習者用端末と校内ネットワークが整備されましたが、
同時期のコロナ禍という外的要因がなければ、ICT環境を活用する機運はそれほど盛り上がらなかった可能性もあります。
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/06/21/00003/103000577/
・落合陽一氏が語る「AIの神事で祈る時代」 ~計算と自然が融合した先にあるものは?~【AIフェスティバル 2024】
講演タイトルは「そして神社を作る」。落合氏の提唱する「デジタルネイチャー」の考えをもとに、
自然に対する畏れから信仰が生まれ神社に祈るなら、計算と自然が融合するときにはAIの神事で祈ってもいいのではないか 、という試みだ。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1637980.html
・全国学力調査がコンピューター化へ 全員が同じ問題を解かない!?
https://www.asahi.com/articles/ASSC63FPFSC6UTIL005M.html
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■指導/評価/学習方法情報/学習環境
【学校・先生・指導・学習法・学び方・評価】
・小・中学校の不登校が過去最多34万人―23年度文科省調査 : 学校生活にやる気が出ない32%
文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」で、全国の小中学校で2023年度に学校を30日以上欠席した
不登校の児童生徒は前年度から4万7434人(15.7%)増の34万6482人となり、過去最多を記録した。
不登校の増加は11年連続で、10年前と比較すると小学生は5.4倍、中学生は2.3倍増。
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02193/
・地方の「教育困難校」で起きているリアルな問題
教育現場の課題も昔からがらりと変化している
「教育困難」を考える本連載。今回お話を伺ったのは、岡山大学で准教授として教鞭をとる中山芳一先生です。
岡山県を中心に郊外に足を運び、小学校現場を見続けている中山先生は「非行や破壊行為だけではない、
目に見えない『教育困難』が増えることで、教育現場は困惑している」と語ります。
小学校の教育現場を取り巻く教育困難な状況について15年前に「教育困難」校を卒業した濱井正吾氏が伺いました。
https://toyokeizai.net/articles/-/820762?display=b
・なぜ偏差値の高い学校では「チームスポーツ」が盛んなのか
“体育座りができない”“上手に転べない”…運動能力の低下がもたらす子どもたちの危機【石井光太×為末大】
スポーツと学力の意外な相関
為末 今回、石井さんが発売された新刊『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』ですが、最初、どういったところから着想されたのでしょうか。
石井 学校現場で先生方に取材している中で、今の子どもたちと10年前の子供たちはかなり違うと感じてきました。体力測定の結果や視力は、データ上、ここ10年ぐらいでガクンと落ちている。実際はどうなのかと先生方に聞くと、もっとすごいことが起きていました。
例えば、体育座りすると、だるまのように子どもが倒れてしまう、運動会のかけっこでカーブを走って曲がれない。直線はまっすぐ走れるんだけど、曲がる時にうまく体を使えないので転倒してしまうそうです。でも、その座れないとかカーブを曲がれないという話は、運動能力テストみたいにして統計を取っているわけではないのでデータとして出てこないんです。でも、現場の先生方はそうしたことが増えているのを実感としてわかっている。
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/11041700/?all=1
・博報堂教育財団「こども研究所」が「家族調査」の結果を発表
「家族仲が良い」と感じている小中学生は9割以上
https://kyodonewsprwire.jp/release/202410298994
・固定担任制やめた中学校 半年を経て教員の働き方は変わったか
福岡市の城西中学校では今年度からクラスごとに担任を配置する従来の仕組みをやめて「学年チーム制」と呼ばれる仕組みに挑戦しています。導入から半年、現状と課題を取材しました。
福岡市城南区の城西中学校。
「担任はいないですね。5人ぐらい担任がいます。室先生、林先生、清水先生、
池田先生、白石先生5人」
城西中では今年度から一般的な固定担任制を廃止し学年チーム制を導入。2年生の場合、3クラスを5人の教員が担当しています。これまでの担任の役割をするのは
MTと呼ばれる「メインティーチャー」でその他はSTと略される「サブティーチャー」。1週間ごとにMTを交代しています。
https://www.tvq.co.jp/news/news.html?did=2024110600000004
・教員給与改定、財務省案が判明 「残業減」なら段階的に増額
https://www.asahi.com/articles/ASSC711HWSC7UTIL01ZM.html
・のび太のように「運動神経のない子」を徹底的に見えない化! 運動会の「教育的配慮」はアリかナシか?
昨今の運動会で、足の速さ遅さが「見えない化」されていることが一部で議論になっている。
しかし、どちらのシステムを採用したところで、日本の子どもたちの競争心や「やればできる」という気持ちが育まれることはないだろう。その理由を解説する。
子どもを持つ親ならば分かると思うが、実は今、運動会の徒競走では子どもの足の速さ、遅さは分からないことが多い。
タイムがほぼ同じくらいで拮抗(きっこう)している子ども同士を走らせるというシステムを導入しているからだ。
このシステム下では例えば、リレーの選手に選ばれるような俊足の子どもが5着になることもある。
その逆に『ドラえもん』の“のび太”のように運動神経が悪い子どもがトップになるようなレースもあるのだ。
https://news.allabout.co.jp/articles/o/86660/
・日本社会の「体育会系精神」は学校教育で養われてきた? 運動会「子どもの組体操」に感動する大人への“違和感”
https://www.ben54.jp/news/1642
・「当日は朝5時出勤。前日ですでにヘトヘト」学校の先生が運動会で直面する“知られざる苦労”
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20241031507961/
・生徒の半数が「落ちこぼれ」…どん底で27歳の中学教師が始めた「夜の学習会」が教育現場を変えた
分数、小数が理解できず、教師には暴言で応酬、学習規律もない……そんな「荒れた」学校に20代で赴任した長谷川博之氏(公立中学校教諭)は、
現場を変えるため、まず保護者を巻き込む試みを次々と行った。学校の変容に大きく貢献したそれらの活動は、果たしてどのようなものだったのか。
長谷川氏の著書『生徒に「私はできる!」と思わせる超・積極的指導法』をもとにした特別記事をお届けする。
https://gendai.media/articles/-/138242
・「もう君らを信頼できない」…自ら授業放棄した中学教師が、それでも保護者から「大応援」される深いワケ
https://gendai.media/articles/-/138248
・ある日突然、学校を「拒絶」する子どもたち…いま日本の学校で起きている「深刻な事態」
小学生の不登校の数が増え続けている。型にはめ込む管理型の教育現場では、
少しでも「普通」から外れると「公立に合わない」「普通の学級に合わない」と「烙印」が押される……。教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊していく……。
いま日本の学校で何が起きているのか。注目の新刊『ルポ 学校がつまらない』では、格差の再生産のような全国の公立小学校の実態を明らかにし、
あるべき教育の原点を問う。
https://gendai.media/articles/-/140867
・「あいさつができない子」は損をする…小学校教員が指摘「大人が気づいていない"ヤバイ"を連発する弊害」
成長のきっかけを逃し続けることになる
https://president.jp/articles/-/87462
・「最近、字を書いていない人」は大事なものを失っている…東大教授が授業中に愕然とした"東大生の返答"
だから記者会見で深い質問をする記者が減っている
スマホやパソコンが普及する一方、手で字を書く機会が減っている。東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授は「手書きのノートは、書くときにも読み返すときにも、いや応なく脳をたくさん働かせることになるが、キーボードなどの道具や電子機器は、脳が働く余地を奪ってしまう恐れがある」という――。
https://president.jp/articles/-/87877
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■教科教育情報
【STEAM・理数教育】
・子どもの理数センスが身につく!99×99までの2桁かけ算を暗算できるようになる話題のメソッド「あゆみ算」
https://dime.jp/genre/1876556/
・思考力重視で中学受験の算数は難化傾向、AIの時代に重視される「理数センス」の身につけ方
https://dime.jp/genre/1876553/
・井上祐巳梨・STEAM JAPAN代表理事「『創造性への自信』を育む『STEAM教育』の重要性」
https://www.zaikai.jp/articles/detail/4507
【国語・日本語教育】
【社会・道徳教育・公共】
【生活・総合学習・家庭科・音楽・図画工作・スポーツ・保健体育】
・「米津玄師の名曲」教養あると楽しめる楽曲の背景
知識を身に付けていると気づく楽曲の裏側
対談の中では、米津玄師さんの楽曲でNHK朝ドラ「虎に翼」主題歌の「さよーならまたいつか!」についても話が及びました。
この楽曲の歌詞『しぐるるや しぐるる町へ 歩み入る』は、種田山頭火の句『しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る』に由来していることが語られました。
多くの人が耳にしたことがある「さよーならまたいつか!」。教養のある林先生だからこそ、歌詞の背景に気づけたわけですね。
小さいときに、「勉強なんてやっても、なんの意味があるの?」と思っていた人もいることでしょう。
でも、このように知識を身に付けていると、いつも聞く音楽をより深く楽しめるようになるかもしれません。
https://toyokeizai.net/articles/-/838446
・音楽科のすべきこと、それは音を自由自在に操って表現できるようにすること
https://renaissance-media.jp/articles/-/17010
【英語教育・外国語教育】
・親が忙しくても、自信がなくても「英語が好きな子」に育てるには?『英語が好きな子の育て方』著者・伊藤美佳さん親子インタビュー #2
https://kosodate.mynavi.jp/articles/37772
・英語の発音習得の鍵と心得:英語学習を何歳から始めても発音を諦めなくていい理由【高橋基治:これだけ英会話】
https://ej.alc.co.jp/tag/CULTURE/20241106-takahashi-eikaiwa-6
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■教育費情報
【学費・奨学金・学習支援】
・教育費の工面で悩むのは「中学受験」よりも「高校受験」
「公立中学に進学した家庭に取材すると、高校受験を目の前にして、塾代を捻出するために母親がパートを増やしたという話はよく出てきました。高校受験のタイミングになると、教育費に関する悩みが出てくるといえそうです。特に、シングルマザーで悩んでいる方が多いように思います。出産や子育てで一度キャリアが中断されて非正規雇用で働いているうえに、配偶者との死別や離婚でシングルマザーとなってしまうと、状況は厳しいですよね」
その悩みに拍車をかけているのが、高校受験のための塾の存在とのこと。
「いまは、高校受験や大学受験のために塾に通わせるのが当たり前になっている感覚があります。難関校合格のために塾に通わせる人が増え、学校だけで受験を完結できない構造になってしまっているので、教育費も増えているように感じます。取材のなかでも、『高校受験のために志望校特訓や正月特訓を受講した。こんなにお金をかけるつもりも、子どもに無理をさせるつもりもなかったけど、そうしないと差を付けられてしまう』という話を伺いました。周りがつくり出す状況に追い込まれてしまうのだと思います」
『二月の勝者』著者・高瀬志帆が見た現代の「教育環境」と「教育費」-前編-
https://money-bu-jpx.com/news/article054808/
無料塾のような「社会経験を積む場」が教育のカギになる
『二月の勝者』著者・高瀬志帆が見た現代の「教育環境」と「教育費」-後編-
https://money-bu-jpx.com/news/article054813/
・修学旅行「2泊3日で中学7万、高校10万円」は負担が重い? 葛飾区は“無償化”で自治体格差も
https://allabout.co.jp/gm/gc/506642/
・これからの幼児教育、もう「学歴だけ」では食べていけない社会で子育てする親の「3つの悩み」に専門家が答える
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ec400d446b945f22bde1521bf6fec822b99b646
・私立大の理工農系学部は学費が23万円減免 「もらえるかも?」と迷ったら、とにかく奨学金の申請を
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-110605/
・高校生になったら「教科書代が高くて負担」だと聞きます。1人目が来年高校生になるのですが、教科書代はいくらになるのでしょうか?
https://financial-field.com/living/entry-344352
・日本の親たちが中学受験「沼」にハマってしまう構造《”教育投資”500万円以上の家庭のケース》
https://news.yahoo.co.jp/articles/302aae95f816a7683dac7c03e07dee8fd51efe9d
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■進路・進学情報
【テスト・進学・受験】
・新設ラッシュの「データサイエンス学部」を選ぶ上での4つの注意点とは?
近年、デジタル技術を活用し、ビジネスプロセスや文化、顧客体験を根本的に変革する「デジタルトランスフォーメーション」(DX)が急速に進んでいることは皆さんご存じのことと思います。国はデジタル社会実現の司令塔として2021年に「デジタル庁」を立ち上げて、データを使った新しい行政を進めていこうとしています。そんな中、日本各地の大学で「データサイエンス学部」「データサイエンス学科」が続々誕生しています。このデータサイエンス学部の選び方について解説します。
https://diamond.jp/educate/articles/tera_method/400166/
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■学校に関する情報
・私大の半数超「定員割れ」、大学が突然破綻…教育機会が失われた学生の行方
淘汰時代へ「早期是正と学生保護」の必要性
2024年度の入学者が定員割れした4年制の私立大学は345校で、全体の59.2%となり過去最高となった(日本私立学校振興・共済事業団調べ)。
18歳人口の減少などが影響したとみられるが、地方だけでなく大都市圏でも学生募集の厳しさが増している。
いよいよ本格的な大学淘汰時代に突入し、今後は経営が悪化する学校法人が相次ぐことが予想される。
突然、大学が破綻した場合に学生はどうなるのか……この問題に詳しい第一生命経済研究所の谷口智明氏に必要な支援や仕組みなどを解説してもらった。
https://toyokeizai.net/articles/-/837229
・改革を進める日本女子大学。家政・文・人間社会・理・国際文化・建築デザイン・食科学・経済学部を擁する文理融合の総合大学へ
https://univ-journal.jp/column/2024249484/
・三田国際学園中学校・高等学校、2025年4月に校名変更
https://univ-online.com/article/school/28842/
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■健康・ジェンダー・性・婚姻・少子化に関する情報
・若者の「うつ」、SNS利用と比例 約60%が1日2~4時間SNSを利用
英国で10代7000人を対象とした調査が実施
10代の不安やうつの増加とSNS利用の相関が示された
近年は同様の傾向が小学生にも見られるという
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/world/00682/
・ことし上半期の出生数 約33万人 年間70万人下回るペースで減少
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241107/k10014630841000.html
・出生数、2024年の上半期は33万人 年間70万人割れの可能性も
https://www.asahi.com/articles/ASSC53JHPSC5UTFL012M.html
・ひょっとして、あなたは大学へ行くようなつもりで結婚していませんか?
大学進学率と結婚比率はほぼ同じ、でもあまりに危険な成り行き婚
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/84193
・日本人はこのまま「絶滅」してしまうのか、総人口が2000人になる「衝撃すぎる未来」
先日、関東のある地方都市を訪れた際(私は全国の市町村から、講演やシンポジウムのパネリストとして頻繁に招かれもする)、「わが市は積極的に子育て支援策に取り組み、近隣自治体から子育て世帯がどんどん転入して子供の数も増えています。小学校の校舎不足に悩むなんて嬉しい悲鳴です」と自慢げに話す自治体幹部と出会った。
また別の講演先では、「うちの市長は20万都市構想を掲げている。何とか都会からの移住者を増やしたいがどうすればよいか」と、地元財界の有力者が相談を持ちかけてきた。
これらなどは、現実を見ていない典型例と言ってもよい。数年後には、東京を含めた全ての自治体で人口が減る。日本が消えてなくなるかもしれないといわれているときに、一部の自治体の人口が増えただの、減っただのと一喜一憂している場合ではない。もっと、日本全体の人口減少を見据えた長期的政策を考えるべきである。
https://gendai.media/articles/-/140994
・結婚も出産も増えない「日本という小さな国」が生き残る道などあるのか
「戦略的に縮む」しかない
https://gendai.media/articles/-/141000
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■就職・キャリアに関する情報
・Z世代、解雇ラッシュの現実。欧米企業が突きつける「使えない」の烙印
「最近の若者は……」という言葉が世代を超えて繰り返されてきたように、職場における世代間ギャップは常に議論の的となってきた。
そして今、新たな時代の波に乗り、社会に一歩踏み出したZ世代と、彼らを迎え入れる企業側との間で、新たな軋轢が生じている。
https://tabi-labo.com/310319/wtg-firing-gen-z
・教育環境の変化が若者の学習意欲に影響か?リスキリング・自己研鑽に関する調査実施!
株式会社フォーイット
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000404.000018246.html
・就活の準備はいつから始めるべき? インターンシップの重要性も解説
https://news.mynavi.jp/article/20241108-3057023/
・学歴フィルターはまだ存在する? 6割以上が「学歴が就活に影響する」と回答【アクシス調べ】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca6999c4a349a0f9c1eb6319c7f6c33120737035
・外国人材の日本での仕事観とキャリアに関する実態調査 vol.1
https://jinjibu.jp/news/detl/24360/
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■教育に関する情報エトセトラ
・年間新たに450校が廃校に、2割が未活用 維持できず解体も…「もったいない」文科省はマッチングサイトやお見合いイベント【SDGs】
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8f3e1291d97f587ebcb1c87bd5f0c7e2e07ccb
・ひょっとして、あなたは大学へ行くようなつもりで結婚していませんか?
大学進学率と結婚比率はほぼ同じ、でもあまりに危険な成り行き婚
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/84193
・人間の耳では聞き取れないノイズで音楽のAI学習を防御する「HarmonyCloak」テネシー大学などの研究チームが開発
https://ledge.ai/articles/harmonycloak_ai_music_unlearnable
・夢をみたい!挑戦したい!だけど不安…そんな時はウォルト・ディズニーの言葉に勇気をもらおう!!
https://yolo.style/yolo/article/638187/
・教育研究フェス「Tokyo Education Show」を開催 「教育は楽しい!かっこいい!」約3千人が体験 秋空の下、東京学芸大学で
https://ovo.kyodo.co.jp/news/a-2033207
・【対談】日本のDXはいまだ江戸時代、人とAIが共存する時代に備え“人間力”を鍛えよ
https://dcross.impress.co.jp/docs/column/column20241011/003782.html
・「大学は役に立たない」アメリカを襲う、高等教育不信の波
https://tabi-labo.com/310190/wt-koutoukyouiku
・魔法の薬はない書店支援。プロジェクト推進役が描く策は地道、でも抜本的
https://journal.meti.go.jp/p/35976/
・日本の新聞がなくなる日…「この20年で2000万部激減」もう止められない深刻事態
https://gendai.media/articles/-/140996?page=1&imp=0
・世界の一流と普通の人の「本の読み方」決定的違い
仕事ができる人がやっている「5対2の法則」とは
https://toyokeizai.net/articles/-/836043
・オードリー・タンが語る「頭の中」、大人でもまねできる働き方と学び方
https://forbesjapan.com/articles/detail/74817
・レアジョブ、学研ホールディングスと資本業務提携契約を締結
https://www.shijyukukai.jp/2024/11/27107
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20241031507961/
・日本は高校まで義務教育化すべし 立派な社会人を送り出すには必要 大学には「稼ぐ力」を養うために進む、自己負担は当然
https://www.zakzak.co.jp/article/20241110-ESWRDMNTTNPPFELYLJBZLKXWSA/
・オリックス宮内義彦「教育を変えないと日本はダメになる」その打開策とは?【和田秀樹対談⑥】
https://goetheweb.jp/person/article/20241110-wadamiya-5
・世界一の「オランダ教育」現地日本人が見たリアル
ブログやSNSで語られる「素晴らしさ」は本当か
https://toyokeizai.net/articles/-/835446?display=b
~今回のミラコン通信は以上です~
未来の学習コンテンツEXPO 実行委員長
https://gakujoken.or.jp/miracon-expo/
発行人:白戸 治久
白戸 治久(SHIRATO Haruhisa)
Mail: shirato@gakujoken.or.jp
shirato.haruhisa@gmail.com
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・公益財団法人学習情報研究センター
https://gakujoken.or.jp
・ICT CONNECT 21
https://ictconnect21.jp/