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「いつか本を出してみたい」とやっと認めた日のこと

あぁ、やっぱりいつか、自分の本を出してみたいな
ふと、図書館の中で思った。思う、よりも、決めた、に近い感覚だった。


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最近、試験勉強をするパートナーの付き添いで月2,3回のペースで図書館を訪れる。

図書館の素晴らしさを実感する、今日このごろ。
だって、エアコン効いてるし、買わなくてもたくさんの本を見たり、触れたりできる。静かなので作業をするのに集中できる。そして、無料。公的な場所、サイコー!ありがたい!


今日は、ランチ直後で満腹なせいか、なにか作業する、という気持ちが湧いてこない。座っていたら寝てしまいそう。館内をうろうろすることにした。
気になるタイトルや表紙を見つけては、パラパラ。まだまだ私の知らない世界がたっくさんあるんだなーと、紙に触れ、文字に溢れた空間全体を見渡して、実感した。

しかし。世の中にはこんなにたくさんの本が溢れている。図書館内にある本は、世の中のごく一部の本でしかない。それなのに、毎日のように新しい本が出版されている。最近は電子書籍もあるので、合わせれば膨大な数だ。

数年前に比べ、noteユーザーも「いつかエッセイを出したい」と書いている人をたくさん見かけるし、「Kindle出版しました!」という人もよく見かける。

ライター業界も、書きたい人が溢れているように感じる。読み手と書き手では、書き手の方が圧倒的に多いのではないか。


そんな多くの本で溢れている、現代。なぜ人は本を書きたがるのだろう




……しばらく考えてみたが、答えは出なかった(笑)。

きっと、「表現したい!」は人間のシンプルな欲なのだと思う。
音楽が溢れていても曲を生み出す人がいつづけるし、アートが溢れていても生み出す人が常にいるのと同じ。


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「本を出したい」という人を見るたびに、「そんなこと言っても売れないでしょ」とか「当たり前のことが書いてあるだけじゃない」とか。黒いアメーバのような、とっても失礼な感情がムクムクと出てくる感じがあった。

こんなにキュートではない(笑)

アメーバくんが出て来たり、誰かに本を書いてみたら?なんて言われるたびに「いやいや!わたしは本を出したいわけじゃないしっ!」と強がって跳ね返す。それを数年間、続けてきた。


そんな抵抗を続けてきた私が、突然今日
うーん、やっぱり本を出してみたいんだよね
と、思ったのだ。

今日も、何で本を出したいのか、どんな本を書きたいのか。少しだけアタマの中を整理しようとした。でも、無理だった。

そもそも、何かをするのに理由をクリアにする必要があるのだろうか。やってみて、時間が経ったときに「あぁ、わたしはこのために行動したんだ」と気づくことだってある。気づくタイミングは死ぬ間際かも知れないし、死んだ後に誰かが意味づけしてくれるかも知れない。

だったら、「やりたいからやる」それだけでいいんじゃないか。


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先日、公式LINEで「思考をシンプルにしてみよう!」というテーマでカードリーディングをした。ある方にお伝えしたメッセージが「やりたいからやる、それくらいシンプルで良さそうです」だった。
これー!じぶんに言ってるやつじゃ〜ん!!!(笑)


どんな内容で、どんな場所で、どんな形で、誰と一緒に。
そんなことは今はどうだっていい。
本を出してみたい
とりあえず、こう決めるだけにしてみた。


もしかしたら、今の文章も本のプロローグで登場するかも知れない。


今は、書きたいこと、アウトプットしたいこと。
それを一つ一つ、書き出すのみ。
シンプルに書きたいことだけを。

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