京都に行く夢が叶った時
海外で暮らしていた時に、
家族で京都に行くことが、
私の夢の一つでした。
しかしながら、
海外から日本までの
私と子供達3人分の飛行機代と
日本で使う食費、交通費、娯楽費などの
お金だけで、精一杯。
京都に行くなんて、絶対に無理。
でも、平等院鳳凰堂を見てみたい。
YouTubeで平等院鳳凰堂を見ては、
ため息をついていました。
いつか、行ってみたい。
私の夢となりました。
娘が帰国することになり、
その前に、思い出作りに、と、
娘も行きたがっていた京都に、
二人で旅行しようかと、
思いつきました。
ぼんやりした、思いつきです。
安い時期の京都ならば、
なんとか行けるんじゃないかな?
検索してみると、
2月の終わり頃だと、
シーズンオフなので、
安く京都に行けるプランを
見つけることができました。
でも、2月の京都は寒そう‥
母に、
娘と二人で京都に行こうかと
考えてることを話すと、
母が、天使姉にその話をしたらしく、
母と天使姉が一緒に来る気満々。
80代の母と一緒に、京都に行けることを喜び、
天使姉は、張り切ってくれました。
そこから、天使姉の行動は、早かった。
京都旅行の雑誌を買い、
京都ツアーを調べ、
みんなの行きたいところをチェックして、
天使姉が一人で動いて、
すべての計画を立ててくれました。
私の夢だった平等院鳳凰も、
プランに入っています。
新幹線とホテル代がセットになってる、
ずらし旅、というJRのツアーを利用しました。
ホテルは4人部屋なので、
その分、一人単価がお安くなり、
しかも、
優しい母と天使姉が、
娘のツアー代を、私と3人で割ってくれることになり、
私の負担が減りました。
4月の京都旅行は、気候も良く、
申し分なく、
素晴らしかったのですが、
なぜか、
京都にいる間は、京都にいるような感覚がなく、
京都から帰ってきてからも、
本当に京都に行ったのだろうか?
現実味がないのです。
あれほど、行きたかった京都に行ったのに。
夢だった平等院鳳凰堂も見れたのに。
ずっと、なぜなのだろう?と、
モヤモヤとして思いを
抱いていました。
ある日、そのことを
毒舌妹に話したら、
意外な解答を得て、腑に落ちました。
それはね、
夢というのは、苦労しないと、
手に入らないと思っていたのに、
誰かの手によって、簡単に、楽して、
手に入ったから、
自分で納得がいってないからじゃないの?
そう言われた時、
はっと、気づきました。
夢を叶えることって、
たくさんややこしい過程を踏んで、
険しい道を進んで、長い階段を登っていかないと、
叶わないと、自分でそう思い込んでいました。
自分でそのように設定していたのだと、
氣づかされました。
今回のことは、
夢は、簡単に叶うものだと
教えてもらったような気がします。
自分の手を通さなくても、
誰かの手によってでも、
夢は、叶う。
結局、自分でハードルを高く上げていただけだった。
そんなことを学んだ、京都旅行でした。
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