![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127603612/rectangle_large_type_2_3e1d80703f53c1550e0919f4d7f98311.png?width=1200)
書く人顔
本を書く人の顔、というものがあるように思います。
顔に限定しなくても、雰囲気、というものでしょうか。
今回の大河で紫式部役をつとめる吉高由里子さんは、以前、朝ドラ『花子とアン』でも翻訳者の村岡花子役をつとめていましたし、日テレのドラマ『知らなくていいコト』では編集者の役でした。『東京タラレバ娘』では脚本家。
沢山の役をなさる中で、ほんの一部の役ではあると思いますが、一度も文筆家的な仕事のオファーを受けることのない役者さんもいらっしゃるでしょうから、吉高さんはまれに見るほどの、「”書く人”として主役をはれる」雰囲気を持っていらっしゃるんじゃないかと思います。
右利きの作家の役が多いらしく、左利きの吉高さんは、よく「右利きで書く練習」をしなければならないそうです。今回の大河もそう。そんな無理を押しても吉高さんにお願いしたい、と言う強い熱意を感じます。
ちなみに、紫式部が右利きだってちゃんとわかるんですね。
これは筆を使うからわかることで、こういうデジタルな文章では、利き手がどっちかなんてわかりません。そういうことからも、千年残る「筆と紙」のパワーを感じずにはいられません。
吉高さんについて何気なくWikipediaを読んでいたら、なんと銀色夏生さんが娘さんの通っていた学校に用事で行ったところ、当時小6の吉高さんにひとめ惚れして写真を撮らせてもらい、その後詩集『バイバイまたね』の表紙になった、という逸話が載っていました。
作家顔、というより「文学顔」なのかもしれません。
存在として、文学的・詩的な雰囲気を持っていらっしゃるのかもしれません。
ご本人はどう思っていらっしゃるのかわかりませんが、オファーする人たちはつい、「文筆業」といえば、吉高さんを思い浮かべてしまうのかもしれないな、と思います。
同じように感じてらっしゃる方、いるでしょうか。
「本を書く」のお題で、みらっちのほうでもうひとつ記事を書いてみました。来週からはちゃんと創作いたします、たぶん。
また、公式からならいいかなとは思ったのですが、やはり著作権侵害になるかもしれないのでトップ画はとりあえずいつもの線画にいたしました。