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鎌倉ほのぼの散歩

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空とみらいの鎌倉散歩。鎌倉三十三観音巡りの思い出。
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2021年11月の記事一覧

鎌倉ほのぼの散歩 四番「長谷寺」

 某月某日、夏日。  大仏様にご挨拶した後は「長谷寺」に到着。こちらも大きくて有名なお寺です。  「長谷寺」には見どころがいっぱいです。浄土を表現した綺麗な庭園、弁天様を祀った弁天堂と、その先にある弁天洞窟、石段を上った先にある観音堂。その隣にある源頼朝が建てた阿弥陀堂、経典が収められた書架。写経場である書院、その他に博物館である「観音ミュージアム」、お坊さんの手作り精進カレーが食べられるカフェまでついています。  ところで、これまで触れていませんでしたが、お寺に参拝す

鎌倉ほのぼの散歩 二十一番「成就院」

「長谷寺」を出ると、もう暑くてかないません。さっき食べたところだけど、ちょっとひと休みしてから行きましょう、ということになり「長谷寺」すぐ近くの古民家カフェ「ブオリ(vuori)」さんに寄ることにしました。  こちらは絶品かき氷で有名なお店。  かき氷大好きな空ちゃんはイチゴのかき氷を注文。実はみらいはかき氷がちょっと苦手なもので、珈琲とケーキを注文しました。  イチゴのかき氷は見た目もゴージャス。空ちゃん、美味しく召し上がっていました。  そして我々は意を決して外に

鎌倉ほのぼの散歩 二十二番「極楽寺」/十八番「光明寺」/十九番「蓮乗院」

 「極楽寺」はとても静かなお寺でした。  鎌倉に紫陽花を愛でるお寺は多く、こちらのお寺も季節にはかなりにぎわうとのことですが、私たちが訪ねたのは真夏。紫陽花もすっかり終わって、山門を入ると境内は思ったより広く、木立が爽やかな日陰を作っていました。  山門は茅葺屋根。素朴な佇まいです。  実は私、この時内心穏やかでなく、極楽寺でのことをあまりよく覚えていません。なにしろここに来る前の「成就院」でスマホを落として破損したばかり。どうしよう、もう買い替えしかないだろうか、とド

鎌倉ほのぼの散歩 番外編 長谷寺本尊造立1300年&記念観音列車

 『鎌倉ほのぼの散歩』では2019年の鎌倉三十三観音様参りの珍道中をご紹介しています。今回はなんと!このご時世になって初。空ちゃんと鎌倉に行って参りました。目的は長谷寺1300年祭に行き、そのために運航している江ノ電の特別な「観音列車」に乗ること。本当は観音様参りを再開したいところなのですが、ブレークスルーなどまだまだ侮れないうえ、空ちゃんのお仕事の都合などもあり、未だお休み継続中。しかし、感染状況も今は下火。いまだ!ということになり、先日ついに行ってみることにしました。

鎌倉ほのぼの散歩 二十番「千手院」/十七番「補陀洛寺」/十六番「九品寺」

 千手院も、光明寺の分院になります。蓮乗院は、光明寺の境内右手にありましたが、千手院は光明寺の山門を出て左手すぐ。  かつては学僧の僧房だったそうですが、江戸中期には寺子屋になったとか。赤い門をくぐると中は結構広く、細い道が続いています。江戸時代、ここに通った子供たちがいたのでしょうか。松尾芭蕉の句碑があります。まだ青々とした静かな緑の庭で憩いつつ、御朱印を待ちました。  さ。ここまでちょっとのんびりしてしまったので、先を急ぎます。  先を急ぎ……あれ?  このあたり