人生最初のティファニー
おはよう、こんにちは、こんばんは。
私はそんなに高級なジュエリーとかは持っていないのだが(内心はとても憧れがある・・・)、東京に上京する直前の名古屋にいた頃・・・
もうすぐ7月で2年になる。23の時に大切な人の形見分けでティファニーを譲り受けた。
その人はとても綺麗で、明るくて、面白くて、、
でもいい大人なのにちょっとやんちゃなところもあったりして・・・一緒にいて本当に楽しい人だった。
私はその女性と、そのお姉さんと一緒に色々なすばらしいお仕事をさせてもらった。
女性を美しくするためのスクールの講師や、いっしょにテレビ局の現場にも行ったし、スクール主催のドレスショーもやったり、わたしのミスコンテストへの挑戦もすごくたくさん応援してくれた。
ほんとうに嬉しかった。
私は彼女の言葉のおかげであきらめずに自分の願いを叶えることができた。
彼女とみんなでおいしいごはんもたくさん食べさせてもらった。
わたしは本当に愛されていたんだな・・・色々思い出すほど感慨深くて、、感謝の気持ちでいっぱいだ。
でも彼女は私と最初に出会って2年足らずで先に逝ってしまった。
出会った時には、すでにもう残り長くはなかったのだ。
私はそんな事もつゆしらず、彼女の人生最後の一年間に出会い、ともに過ごしていたのだ。
そんな貴重な一年間。彼女は私のために色々なことをしてくれた。
私のしたいことのために、たくさんの素敵な人をつなげてくれたし、慣れない車を運転して助手席の私はハラハラしたし、郊外にレッスンに行ったときは道に迷ったりした。
そのときは不安になったり、時には「もう!」ってなったりしていたが、その時はダメダメだと思えたことも今となっては彼女とだから出来たことで、私が神経質すぎたのかなとすら思う。笑
彼女は私がいままでに出会ったことのないような人種で、言ってみれば私にとって「ちょっとかわった人」だったのだ。
でも性格が違いすぎて、だからこそ一緒にいるのが楽しかったんだと思う。
* * * * * * * * *
もうすぐ夏がくる。そんな時期の早朝。
朝が苦手な私だが、なぜかその日だけとても早起きだった。
朝の5時台、彼女のお姉さんから彼女は急逝したと連絡があった。
なにがなんだかわからなかった。
先週くらいに会っていたのに・・・もう会えないの?
「さよなら」も言えずに、次にあったときにはもう彼女は棺の中だった。
やりたいことを考え、想像し、それができる時間というのは永遠ではない。
必ず人間は衰えるし、健康であっても何が起こるかわからない。
その時は突然、訪れる。
最後の日に『今日でさいごだ』と誰も教えてはくれない。
だから、できるだけそのときを楽しく過ごそう。
やりたいことがあったら、なんとかしてやってみよう。
ありがとうも、ごめんなさいも・・・全部思った事はその時に伝えよう。
私の人生最初のティファニーは彼女からのそんなメッセージを思おこさせてくれる。
きょうはそんなかんじ。
では、またあしたー!
みっぱ
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