【米国プチ留学⑤】小学校に体験入学③
給食の後、ユウイチは国語。筆記体を練習して先生が本を読み聞かせです。と。さっきの黒人の子が手が痛い、サム(ユウイチの英語名)にやられたと先生に訴えます。責めてるのかなと思ったら、身体の小さな白人の子が、サムがずっとここにいればいいのに、とぼそっと独り言。するとクラスのみんなが同意してそうだそうだと大合唱。ユウイチもThank you!って応えればいいのに、さすがにそこまではいけず嬉しそうにニヤっとした程度。
思わず感涙しそうになったところで、次は体育なので移動です。移動で並んでるときに黒人の女子たちから、日本語でフードはなんていうの?とか、その服すてきね、とか、いろいろ質問攻めされました。わたし、コンニチワは知ってるよ~とか。なんていい子たちなんだ、君たちは。母は、もう大感動です。
一方のコウは算数。よくわかってない感じで私もうまく説明できなかったけど、時計をみたらもう12時50分だったので、先生においとまを申し出て、写真も撮らせてもらい、コウと一緒にユウイチのいる体育館へ移動しました。
すると、汗かきまくりで頑張りまくっているユウイチを発見。もう帰るよ、と声をかけて体育の先生(さっきと同じ人)に挨拶してたら、さっきとは別の黒人女子に、サムは本当にもう帰っちゃうの?ここに引っ越してこないの?明日もくる?もう会えないの?と質問攻め。うーん、そうね~。こっちに引っ越してこようかな~、なんて言いつつ、彼女たちを抱きしめたくなる自分がいました。クラスの全員が、”Good-bye Sam!! See you later!”と大声で叫んでくれました。ユウイチは超笑顔。もちろん私も。
本当に良い学校でした。大学の街なので公立小学校だけど親が大学の先生や職員だらけなので治安も良いし、優しい子たちに恵まれて、めちゃくちゃラッキーです。実際に通い出すと、すごーく大変で、みんなの対応も全然違ってくるのだろうけど、子供たちの中でアメリカという国に対してポジティブなモチベーションが生まれたことが本当に収穫。コウは、また明日も行きたいって何度も言うし!ホテルに帰ってきてから、もう少し英語勉強したらもっとお友達ができるね、と、それぞれ別々のときにこっそりそそのかしてみたら2人とも満足そうに深く頷いてました。やった!大成功!!