私のこと
はじめまして。七海未音です。
福島に住む大学3年生です。
note初記事ということで、まずは私の話をすこし。
嫌いじゃないけど好きでもなかった、福島
私は21年前、福島県に生まれました。
そして、今もこの場所にいます。
福島には大学が少ないということもあり、高校卒業と同時にこの場所を離れていく人が多いんですよね。
そんな中で、地元に残ることを決めた私。
これだけ聞くと、なんだか「福島が大好きな人」みたいですよね。
でも、実はそうでもなかったんです。
最近までは。
だからと言って、嫌いだったわけでもありません。住みやすい場所だな~くらいには思っていました。
ただ住み慣れた場所であるという感覚。
一方で、田舎ながらの生活の不便さはずっと感じてはいました。
私の住む郡山市は、県内でも都市部と言える場所なのですが、大都市に比べたら、お洋服を買う場所も、おしゃれなカフェも少ない。都会で流行ったものは遅れてやってくる。好きなアーティストがライブを開催できるような大きなドームもない。電車は1時間に1本。
そんなこともあり、「都会暮らし」というものに、常に憧れはありました。
「大学卒業後も福島にいるの?」幾度となく聞かれてきたこと。
「え~?関東とかに行きたいかな~。ずっと福島にいるのもね。笑」と答えていました。
離れ難くて福島に残ったわけではなかったんです。
「たまたまうまれたのが福島だっただけ」
そこに愛着や誇りは持てていませんでした。ついこの間、2021年3月まで。
2021年3月に何が起こったのか
2021年3月、私は「real local 郡山」のメンバーになりました。
「real local 郡山」はローカルメディアです。
なんでここに参加したのか。
きっかけは、「文章が書きたかったから」です。
昔から「文章を書くこと」「ことばを綴ること」が好きでした。
文章やことば、書くことに対する想いを書き始めたら、たぶんそれだけで3000文字は書けるので、それはまたどこかで。
「real local 郡山」のライターになったわけですが、ここでの活動を通して、今まで見えなかった、いや、「見ようとしてこなかった」福島が見えるようになりました。
気づいたら福島を大好きになっていました。
20年間気づけなかった福島の魅力に気づかせてくれた「real local 郡山」には頭が上がらないし、ここに入る決意をした少し前の私に、とても感謝しています。
西会津町との出会い
「real local 郡山」に参加したからこそ出会えた人、場所がたくさんあります。
その1つが西会津町。福島と新潟の県境にある場所です。
ご縁があり、この場所でもライター活動をさせていただくことになりました。
それが、西会津のメディア「ニシアイズカン」です。
note版「ニシアイズカン」がスタートし、マガジンに私の文章も載せていただけることに。
これを機に、私のnoteアカウントも開設しました。
福島を生きていく
さて、話が長い。私の悪いクセ。でも、もう少しだけ話をさせてください。
ほんの1年くらい前まで、自分には何もできないと思っていました。
そして、福島への愛着もありませんでした。
でも、「書くこと」でこのまちが見えてきた。
このまちを好きになれた。
初めて自分が「福島を生きている」と思えた気がする。
「福島いいとこだよ~」と簡単に言ってしまうのがおこがましいと思うくらい。
絶賛就活中の私、今は福島を離れがたいと思っています。
でも、都会の波にもまれ、最強になって帰って来たいという思いも。
どんな形でも、福島と向き合い続けたい。
なんなら、福島と向き合い続けることが、私の人生の1つのテーマになるんじゃないかと、最近は考えています。大げさじゃなくて、本当に。
何もできないと思っていたけれど、「書くこと」で何かできるかもしれない。
福島にはまだまだたくさんの「ものがたり」があると思う。
このまちを綴っていきたい。このまちを言語化していきたい。
それが、大好きな福島のために、私ができることだと思うから。
決意表明も込めて、私のnote初記事でした。