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美味しいものは喜び、まずいものはエンタメ
旅の食事は楽しみのひとつ。
しかし、海外旅行の時には不思議な食べ物に出会ってしまうこともあります。
「これで合ってるの?」
周りの人がこれを食べているのかきょろきょろ見回したり。
始めて食べる料理だと、たまたまシェフが何かを間違えたのか、その店がまずいのか、それともこの料理そのものが「この味」なのか見当が付きません。
※マンガは左上からお読みください(左綴じ)
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ミャンマーで、旅行客がほとんど来ない食堂に行った時のこと。
外国人だと知ると、お店の人が嬉しそうに山盛りのライスを持ってきて、好きなだけ食べろと言わんばかりに、注文してないおかずもどんどん持ってくる。
もしかしたら、食べた分だけお金を払うシステムなのかもしれません。
しかしそれにしても他のテーブルより持ってくるものが多い。ライスの盛りも他テーブルに比べてやたら多い。
私が選んだ2品だけでなく、これもうまいぞ、とか、これも食ってみろ、と数がどんどん増えてくる。そして隣のお客さんまで立ち上がって、これがうまいんだと皿を渡してくる。
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その料理は、江戸時代の庶民の料理と同じ、しょっぱくてご飯が進むタイプのもので、ちょこっとずつご飯に乗せて食べるもの。
だから量は少ないのですが、いくつかの皿がとにかく生臭くて泥臭い。
見た目は赤黒く、なんの食材か分かりません。唐辛子が入った佃煮みたいな感じです。河が近いので、たぶんナマズのような魚を煮たものでしょう。
お兄さんたちも周りのお客さんもニコニコして見ている。箸をつけた皿は食べないわけにはいかないし、やっと飲み込んだら「ほら、うまいだろ、これもどうだ」とまたそれぞれがお勧めのお皿を手にやって来る。
みんなの笑顔とその料理の香りが、強烈な思い出として残っています。
そう、美味しいものより、これなんだ!?と強烈に感じたもののほうが記憶に残っているんですよね。少し口に合わないくらいなら、なんだかんだ言って食べちゃう。そして思い出にしちゃう。
また、美味しいんだけとツッコミどころが多い食べ物も印象に残ります。
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ニューヨークに行くと食べたくなるもの。
〇〇BBQといった類の名前のお店で、Tボーンステーキとベイビーバックリブのセットなんぞをフレンチフライと一緒に頼むと、かならずポテトが雪崩を起こすんですよ。
それでenjoy!だもんね。美味しいんだけど!
あー、あの雑なバーベキューを食べに行きたいなー!
英語翻訳:富田梨恵
ネイティブチェック:Shōn Sensei
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![成冨ミヲリ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/119255101/profile_39d48087c80e9af0176a7f0814df9f9b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)