フリーランスになって手放せたもの
この記事は2025.1.13の音声配信を文章にしたものです
フリーランスになってから1年半が経ちました。
働き方を変えて手放せたもの。
それは、苦しくないと安心できない自分です。
わたしは今まで、人から求められることに価値を感じていました。
自分がしたいことより、
「頑張ってるね」「これをやってほしい」「頼りにしてるよ」
そう言われることの方が大事でした。
それが、忙しさ(ちょっと自分を追い込むようなこと)でもありました。
忙しくなればなるほど、必要とされている気がして安心できたんです。
新卒なんかのときは若さで乗り切っていたこともたくさんありました。
余裕がなくなると苦しいけど、
それが自分の価値になっていたから踏みとどまるしかありませんでした。
忙しくなくなるのが怖い。
だから手を抜くこともできないし、自分を休ませてあげることもできない。
どこかでそれを変えなきゃいけないとは思っていました。
このままだと潰れてしまうし、絶対長く続かないとわかっていたから。
(結局限界まで我慢し、休職になりましたが…)
こうして他人の目を気にして生きてきたので、
周りに同調しないといけない空気、みんなに合わせないといけない空気が
自分を苦しめる要因の一つでした。
会社にいて、誰かと一緒に働くことでいい影響はあるんだけど、
わたしは人と比べて自分はダメだと焦ったり、もっと頑張らなきゃいけない…など、マイナスの方向に働いてしまう。
それが辛く、自分のペースで仕事ができるフリーランスを選びました。
フリーランスは自分の裁量でできるけど、ガッと頑張らなきゃいけないときもあり、そのバランスが難しいです。
でもある程度は自分のやりたいことを選べること、
自分の好きな時に休憩をしたり、お手洗いに行ったり…
本当に小さなことですが、自分だけの空間で作業ができると気持ちが落ち着きます。
今の環境にはすごく助けられています。
自分を苦しめて追い込まないと生きていけない
そんな生活を手放せたのが、フリーランスになって一番良かったことです。
他人の目を過度に気にせず、自分の気持ちに正直に動けています。
精神的にも安定し、生きやすくなりました。
環境を変えるのは勇気がいりますが、
小さなことから行動するのは年齢関係なく大切なことだと思いました。