【読書レビュー】限りある時間の使い方
この記事は2024.11.11の音声配信を文章にしたものです
今回は、「限りある時間の使い方」という本を読んだので、感想をシェアしたいと思います。
あなたは、時間に対してどのような考えを持っていますか?
わたしは時間を無駄にしないように過ごす癖があり、いつもどこか焦っているような気がしていました。
1分たりとも無駄にしちゃいけないという気持ちがあったんです。
もしかしたら今、この社会で生きている人はそんな気持ちの人が多いかもしれないですね。
完璧を手放して大事なことに集中する
この本が伝えてくれている大きな核は、完璧を手放せば本当に大事なことだけに集中できるということ。
たとえば、仕事を効率化していくらタスクをこなしても、完璧にこなして時間に余裕ができる未来は一生こないんですよね。
やればやるほど、仕事は舞い込んでくる。
メールやZoomなど、いつでも誰とでもやり取りできる便利な時代になる一方で、
際限なくできてしまう環境が自分を追い込みやすいとも言えます。
わたしも会社員だった頃「頑張ればいつか認められる」「ラクになれる」と信じ、仕事を詰め込んだ時期がありました。
どれだけ仕事をさばけるかが一番大事でした。
周りに認められるのはすごく嬉しかったけど、 じゃあもっとできるんだね!と思われてしまい、どんどん仕事を任されてしまったり。
ラクになるどころか、仕事が減ることはありませんでした。
一時期は23時くらいまで毎日残業したり…わたしは一体何をしてるんだろう…と思いました。
日々のやるべきことに追われ、本当に大事なことには目も向けられませんでした。
有限な時間を受け入れる
この本では、
人生は不完全
だからこそ、1日24時間しかない現実を受け入れることが大事だ
と言っています。
効率化を目指すのはある意味、時間に限りがあることに向き合わず、無理して何とか時間を捻出しようとする行為でもあります。
わたしも今まで 効率化ができれば時間を上手に使えている と思っていたので、目からウロコでした。
時間を上手に使えているかどうかは、人それぞれものさしが違います。
あくまでも自分の納得することに時間を使えているかに尽きる。
仕事に限らず、 余暇の時間もそうですよね。
休むときでさえ、「疲れを取るために休む」とか理由を探してしまいがちだと思いますが、目的を持たない休みがどれだけ大切かということも、深く解説してくれています。
この本を読んで、時間に対する考え方が大きく変わりました。
完璧に時間を使おうとして疲れている自分を、改めて見直したいと思える本でした。
ぜひ手に取ってみてください。