マロンの闘病記/メラノーマ②
今日も朝から
元気に私の枕もとに来て
鼻をツンツン押し当てて起こしてくれる
目は白内障でほとんど見えていないから
匂いや感覚だけで
ヨロヨロしながら
「朝ごはんの時間だよ!」って
私の顔をぺろぺろ舐めまくる
こんな平和な毎日が
あとどれくらい続いていくのだろう、、、
私の不安をよそに
「早く、早く」と台所へ先に向かうマロン
毎日が貴重で、愛らしくてたまらない
朝ごはんからマロンの一日の世話が始まる、、
カリカリの餌を喉に詰まらせ、戻してしまうことが
何度かあったので
毎日、毎食、フードをお湯か水でふやかし
柔らかくなったら、仕込んで冷凍していたお肉を解凍し、トッピングしてあげてます。
このお肉がいまのマロンの元気の素になっているのです。
貧血もカバーし、食欲があるのもお肉のおかげだと思っています。
お水も毎回交換。
最近、水を飲まなくなってきたのが気になり
そのせいかオシッコも少ないのでおむつ交換も回数が減ってきました。
それとも、
腫瘍からの粘液がいつも出てるので水分がオシッコではなく
腫瘍から出ているのかも、、と勝手に感じているのですが、、、
ご飯が終わると
かかせないのが5種類の薬を朝晩、2回に分け
粉々にして、
水で練ってからマロンの喉か上あごに指でくっつけます。
マロンは薬を
お肉や食べ物に隠しても
直接、喉の奥に押し込んでも
上手に薬だけ‘‘ポイ‘‘って口から出す得意技があります。
どんなに胡麻化して飲ませても
味なのか匂いなのか分かりませんが
薬だけ出すのです。
時には飲み込んだふりをして
別の場所に出していて
後から発見することが度々ありました。
こんな子のために
加工したお肉に穴が開いた部分に薬を入れて
おやつみたいに食べさせるフードにも挑戦しましたが
ムリでした、、、
本当に薬だけそのまま出してきます。
心臓病の薬や痙攣の薬は必ずあげないと大変なので
試行錯誤の結果、マロンには
粉々にし練った状態すれば
出したくても出ないので
このやり方を何年も続けています。
腫瘍ができてからは薬を上あごにくっつけるのも
大変になってきました。
腫瘍であごや胸毛、腕毛をウエットティッシュで丁寧にふき取り
それでも落ちないときは洗面所で
シャンプーです。
シャンプーだと乾かすのにも時間がかかり
マロンにも負担がかかるので最短で簡単になってしまいます。
綺麗になったらエプロンを交換して
マロンの食事は終わりです。
それからは
洗濯機がフル回転
パジャマからシーツ、毛布、カーペット、、、
部屋中のマロンが触ったものを洗っていきます。
血液や粘液がついていて
耐えれない匂いがしっかりと残っているので。
抱っこしたり、腕に寝て服が汚れたりで
何回も私が着替えることもあります。
どんなに寒くても窓は開けて寝ています。
匂いが充満して他の部屋まで匂うので
一番の悩みである匂い対策が課題です。
「メラノーマ」
本当に厄介な怖い病気
腫瘍の部分だけでもレーザー治療できれば
この匂い対策は解決できるのですが
マロンのように心臓病がある子は
治療ができない、、、
本当に残念です。
老犬で、介護中ともいえる今の生活。
少しでも痛みが少なく、予後を快適に過ごさせてあげたい
それだけが唯一の気持ちです。
片手に乗るくらい小さな赤ちゃんだった時から
わが家の家族として一緒に過ごし
いつの間にか私の年を追い越して、、、
昨年から発症し、
今年の5月も無事に過ごせそうです。
今日も
マロンと一緒に過ごせることに感謝し、
たくさん癒してもらってます。
ありがとう!
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