SOSと、被災地と、友の声
遅くに友達に電話をした。
久しぶりに声が聴けて、
私の悔しさ、苦しさを受け止めてくれて、
私はいつも子どもみたいな気持ちになる。
いい子にならなくていいんだよ、
自分を優先して、気持ちを守ってもいい、
自分を責めたら駄目なんだよと繰り返し言ってくれて
具体的に、こうしてみたら、こんな道もあるよ、と教えてくれる。
はっと時計を見て、長電話に気づいた。
疲れてるよねと聞いたら、
うん、疲れてるー、と少し笑って答える。
こういうところも好き。
被災した土地にボランティアで手助けに行っていたそう。
私がきっともう行くことはない土地だけど
ありがとう、と言葉が出た。
暖かな結婚式をして貰い、
娘のお披露目もして貰ったところ。
元夫が幼い頃は、集落の道は砂地だったそう。
庭木に、見たこともないきれいな色のトカゲがいた。
あの場所に、行ってくれた人達がいる。
こんな存在に、私もなれるのかな。
彼女みたいには誰もなれないし、
ならなくてもいい。
ただ、彼女からまた力を得たこと、
娘の大事な土地のことを、
私は娘に話そう。
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