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これは私。 「昼逃げ」に思うこと
妻は夫から自分への暴力があっても「私が我慢すれば」と頑張るケースが多いのですが、夫の暴力の影響が子にも及んでいるとわかった時、妻は大事な子どもを守るために連れて、その場から離れる決断をします。離婚後共同親権はその暴力から逃れさせない可能性があるから反対なのです。#共同親権を廃案に
— 田中 志保 Shiho Tanaka (@shiho101tanaka) May 12, 2024
実子誘拐、昼逃げという言葉がある。
逃げられた方は、ある日、今まで当たり前にいた家族を失うのだ。
妻が子連れで出て行くなんて、近所でも職場でも、社会的な体面はさぞかし傷つくことだろう。
あいつはヤバい、と誰もが噂しているように思えるかもしれない。
帰宅すれば真っ暗。
誰にも労わられない。
当たり前に出て来た食事も無い。
体調が悪くても、コロナに罹っても、一人。
そこで、実子誘拐などという文言をネットで見つけたら。
没入するのはごくごく簡単なことだったのだろう。
仲間内にいかにも暴力的で怪しげな人物がいようとも。
何しろ、自らが家庭を壊したことを認めなくてもいいのだから。
あくまでも私の考えだが。
では、逃げた方はどうか。
その場を離れる決断とは、
今まで築いてきた生活基盤を捨てなくてはいけないということ。
子育て中なら、暮らしていた場所での母子の友達、ネットワークを失う。
母子手当の乏しさ、
収入が増えれば一円単位で削られ、
それすら別居中は受け取れない。
離婚調停、訴訟中でも、ひとり親としては認めて貰えない。
そんな見通しの立たない不安定さ、
一人で全てをしていかなくてはらならない困難、それらが見えていても、進まなくてはいけない。
妻が逃げ出すに至るまで、相手は家族に何をしたのか。
それが、逃げた側の叫びだ。
その決断に、
自己責任、昼逃げ、実子誘拐などという、一方にだけ都合の良い言葉を、乱暴にそれこそ暴力的にぶつけられていいはずがない。
こうして互いに「おまいう」の応酬が激しくなり、
いわゆる泥沼離婚となったのが、我が家だ。
我が家だけなのか、
そうではなさそう。
この出口のない諍いに再び子を巻き込むのが、共同親権。
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