恋愛盛り

留学生は20代が多く
恋愛盛りです。

どのクラスでも
誰が結婚した、だの
誰が誰の恋人だ、だの
いろんな恋バナがあります。

今日も新婚ホヤホヤの留学生が
結婚式の写真を見せてくれました。

純白のドレスを纏った彼女は
超絶美女でした💕
とても幸せそう✨

今日の3限のクラスにも
カップルが1組。

プリティちゃん(仮名)と
カマルくん(仮名)です。

余談ですがネパール人で最近
プリティという名前の女性は
多いのですが、
今まで教えたプリティさんは
みんなプリティでした💕

名前通りになるのですかね。

このクラスのプリティちゃん(仮名)は
元気で明るく気が強いですが
勉強が苦手な姉御肌。

遅刻常連です😆

私がカマルくんと
お話していたら

「先生、その人私の彼氏！
　取らないでぇ〜！」

と、嫉妬されました😆

私、自称28歳だけど
さすがに歳が違いすぎるかな😆

対してカマルくんは
優しく穏やかな
中肉中背です。

完全にカカア天下です。

いつも隣の席に座って
ベッタベタしていたのですが......

あるとき
「需要」という単語を復習していて
「皆さんの需要は何ですか」と聞いたら

とある男の子が
「プリティさんです！」
と言うので

「プリティさんはカマルさんの
　彼女でしょう？」
と聞いたら、

プリティさん、非常に元気に

「先生！私もうbroke up!」

と答えました。

その時のカマルくんと言ったら
ずーーーーーーーーーーんと頭を項垂れて
完全に落ち込んでいました。

あちゃ〜、
悪いこと聞いちゃった💦
ごめんよぅ。

さて。


2024年度版
天使のクラスと勝手に命名した
素直で可愛いクラスがあります。

ここに、
ふんわり天然パーマ、
綺麗な茶髪(地毛)、
身長150㎝程度で
目が大きく色白の
誰が見ても可愛い
ネパール人の女の子がいます。

仮にキュートちゃんとしましょうか。

※そんな名前はネパール人にない。

キュートちゃん、
私にもよく話してくれますが
ちょっとシャイで
目は明るい茶色。

守ってあげたい系の女の子です。

そのキュートちゃんが
背の高い中国人の陳くん(仮名)と
顔を赤らめながら
幸せそうにお話しておりました。

授業中に。

私は注意しに近づいて

「な〜に〜かなぁ〜。
　楽しそうですねぇ〜。
　2人は恋人？」

と言ったところ...

キュートちゃんが激しく否定した途端
陳くんが

「違います！
　キュートさんは林くん(仮名)が大好きです！」

と大声で宣いやがりました。

林くんというのは
このクラスの甘いマスクのイケメンです。

イケメンかつ真面目で優しいので
あ〜確かに女の子には
人気がありそうだな、
と思わせる好青年です。

キュートちゃんの席には
林くんの名前を
書いた紙がありました。

きっとこんな会話を
していたんでしょう。

以下、想像です。

「ねえねえ、林くんかっこいいよね。
　真面目だし、
　すごく優しいし💕」

「えっ、林くん。
　林くんの名前は(漢字で)こう書くよ」

「そうなの？ありがとう💕嬉しい💕」

この時私が注意しに来た、と。

ところで陳くんが
全クラスに聞こえる大声で

「キュートちゃんは林くんが好き‼︎」

と言ったものだから

キュートちゃん、
真っ赤になって両手で顔を覆い
俯いてしまいました。

あ〜あ、
まったくデリカシーがないな陳くんは。
このタイプの女の子は
大事にしなきゃダメよ。

ところが肝心の林くんは

その日本語が通じていませんでした😆

林くん、とても真面目で
授業中もよく発言するのですが、

たまにいる中国人の特徴で
日本語聴解能力だけが
まるでダメなのです。

彼はもちろんそれを補うほどの
たゆまぬ努力と
元から持ち合わせている
漢字能力で
比較的レベルの高いこのクラスにいます。

こういった努力家タイプの子は
後でぐんと能力が伸びることも
少なくないので
心配はしていないのですが、

とりあえず。

キュートちゃん、
聞こえていなかったよ。

良かったね💕

ところが。

休憩に入ったとたん。

陳くんが林くんを
自分の席に呼んで
何やら話していました。

なぬ？

「林くん、キュートちゃんが好きだって！」

キュートちゃんはまた顔を覆って
真っ赤になっています。

おのれ陳くん、性懲りも無く！

「はい？？？」

ところが林くんには
まだ通じていません😆

よしよし。

そうしたら陳くん
今度はこともあろうに
中国語で説明してしまいました。

ようやく理解した林くんは、
キュートちゃんを見て
照れた顔。

キュートちゃんは
ますます真っ赤になって
小さくなってしまいました。

......。

陳くんさあ、
貴方だってスタイル良いし
醤油顔のイケメンなんだから
少しはオンナゴコロというものを
勉強しようか。

私が補習してあげるからさ。

あ、貴方は超富裕層だから
補習代金、弾んでね！