今、妊娠中で働いていてつらいママたちへ。

この記事は
私がストーカーをしている
日本語教師仲間のknkさんに贈ります。

つわりって本当に
つらいですよね……。

私は前期つわりは5カ月ほど、
後期つわりは2カ月ほど続きました。

前期つわりの5カ月目は
割と軽めでしたが。

妊娠中、3カ月ほどしか
元気じゃありませんでした😅

すぐオエっ！となってしまうので
近場でも外出が大変だし、
メヌエール病とは違う
めまいでよく倒れました。
（すぐ倒れる名人😅）

普段と違って、
具合が悪くなると
家までもたないんです。

検査しても決して
貧血ではなかったのですがね。

最近は少子化だから
妊婦検診に行けば妊婦さんはいても
職場には二人妊婦がいること自体
珍しいでしょうから、
妊婦さんって気を使いますよね。

私、経験をしたから思うけど、
ママをやったことのある女性は
大半が妊婦さんのことを
とても気にかけているから、
今、妊婦さんの人は
もっともっと自分を大切にして
良いと思います。

中には変な人もいますが、
ごく少数です😅

私が妊娠した時、
1カ月しないで
つわりが来ました。

職場は当時
現在勤務している専門学校の
併設の日本語学校と
社会人スクールで教えていました。

最初は妊娠1カ月目で
つわりで休む人なんていないし、
と思って
フラフラになりながら
授業をしていました。

妊婦なんて私だけだから
迷惑かけないように、と
すごく気を使っていました。

当時、私は日本語学校では
学校一やんちゃなクラスの
担任をしていました。

彼らが2年生になる時、専任の先生に
「みおいち先生、
　あの子ヤクザクラスが
　大ヤクザにならないように
　シメてください」と言われ

「なんで私がシメ役？？？」と
思いましたが、

「代わりに最高に真面目な
　クラスも担当させますから」と
何だか良く分からない取引条件で
担任になったのです。

18人の、男の子しかいないクラスでした。

まあ、やんちゃなこと。

机は、太鼓。
歌が大好き。
大声で騒ぐ。
喧嘩っぱやい。
マッチョ率高すぎ。
スキンヘッドの眉毛なしもいるよ。
見た目、こわっ！
酒癖が悪い。
いつもお酒臭い。
趣味はナンパ。
注意すると拗ねる。


この子たちの担任中に
チビを妊娠したから
チビはやんちゃになったんだと
今でも思っています😅

そんなんでも人懐っこくて
特に私にはなついてくれたので
可愛くて心配で、
つわりで長期お休みして
人の手に渡すのが嫌でした。

だけど、気持ちが悪くて
何も食べられなくて
私の体重はどんどん減るのに
チビの体重は順調に増える。

学校へ来る途中も
普通に歩き続けられないから
少し止まって、壁にもたれて
休憩しては歩く、の繰り返し。

電車では決して
席を譲ってもらえませんし。
寄っかかってぜえぜえしていました。

そんな様子をご覧になっていた
一人の先生が

「みおいち先生、
　私、水曜なら長期代講
　できますから、
　少し休んでくださいませよ。
　子ヤクザクラスでも大丈夫よ！」と
おっしゃって下さいました。

私はそれなら週１くらい
甘えさせて頂こうと、
感謝のことばを述べ
子ヤクザクラスの授業へ向かい、
終了後、講師室へ戻ったら
専任の先生が

「みおいち先生！
　子ヤクザクラスの長期代講、
　全コマ分見つかりましたから
　どうぞ安心してお休みして！」と
　仰ってくださったんです。

私は特に「休みをください」など
何も言わなかったのですが、
今思うと分かります。

ママをやったことがある人は
そのつらさが分かるんですね。
みんな、心配しているんです。
自分がつわりが軽かった方でも
ママ情報で大変なことは
たくさん耳に入って来ますし。

それで、私の授業中に
水曜代講を引き受けて下さった先生が
心配して専任の先生に相談して下さったところ、
たくさんの先生方が協力してくださって、
私につわり休暇を与えてくださいました。


その対応の早かったこと。
愛情に涙が出ました。

中には
「あんなヤクザクラスの担任なんて
　胎教に悪いから休みなさい！！」と
フクザツなことを
仰ってくださる先生もいました😅

それで、日本語学校は
つわり中、お休みを頂きました。

社会人スクールは
時間数も短いし、
頑張って行っていたのですが
一番酷い時に
お休みさせて頂くようお話したら
「夏場は特に辛いから
　多めに休んでください」と
私が希望した期間より
長めにお休みを下さいました。

結局、長めにしても
つわりは治まらなかったのですが、
復帰の日は罪悪感を感じて
伺ったところ

「もっとお休みしても大丈夫ですよ。」と
決して嫌味なニュアンスではなく
温かく仰ってくださいました。

そこのマネージャーさんは
未婚の若い方だったのですが、
社員のおひとりがやはり
妊娠中、5カ月以上
酷いつわりだったそうで
心配して下さったようです。

今、私の周りに妊婦さんがいたら
何かお役に立てたらとても嬉しいです。

職場にいたら
「お休み取った方がいいよ」って
言ったら失礼かなって思って
何も言えない人も
いると思います。

だけど、心ではみんな
とても気にかけていて
健康な赤ちゃんの誕生を
強く願っています。

だから、妊婦さんは
一番、自分の身体を
大切にして
自分のことを最優先に
していいと思います。

私がつわりで休むのが
申し訳ないな、と思っているとき、
日本語学校で新人時代から
私を育てて下さった70代の先生が
仰いました。

「あなたは今、
　人類で一番大切な仕事を
　しているのよ。

　担任とか授業とか
　そんなことは気にしなくていいの。
　
　人類で一番大切な仕事を
　最優先にしなさい。

　それがみんなのために
　なるんですからね」

チビが3歳の頃
私はこの学校の文化祭に
チビを連れて行きました。

そうしたらこの恩師がいらっしゃって
チビに会えたのをとても
喜んでくださいました。

「お母さんのお腹に
　あなたがいる時から
　私は見ていたのよ」って。

そういうことですね。

どんなに大きなプロジェクトだろうが
会社の存続がかかった仕事だろうが
妊娠、出産と比べたら
ほんの小さな仕事です。

どうぞ妊婦さんは
ご自分の身体を労わって
辛い時はお休みをしてください。

苦しい思いをしながら働いていると
赤ちゃんに苦しい気持ちが
伝わってしまうから。

それは決して
迷惑じゃないから。
代わりをするのだって
嬉しいことだから。

専門学校の尊敬するO先生は
こう仰いました。

「妊娠中は、いつでも
　美しいものを選んで
　見て、聞いて、
　出来るだけ嫌なことを考えないで
　心をゆったりさせてね。

　全部、へその緒から赤ちゃんに
　伝わるからね」

苦しくても無理して
働きませんように。
周りの方がたくさん
助けて下さいますように。
それに罪悪感を
抱きませんように。

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