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順番。

親孝行
したい時には 親は無し。



夏休みもそろそろ終わりですね。

最後のイベントに
東京都主催の
北足立市場見学に行ってきました。


東京都の夏のイベントは
3種類応募したのですが、
2つは落選💦

こちらもすごい
倍率だったそうなので
当選できてありがたいものです。


今回は花市場を見学します。

普段せりをやっているところ。


5月に亡くなった私の父は
築地の魚市場に店を構えていたので
こういうところに来るとつい
涙ぐんでしまいます。


私は市場の子なのに
市場のことを
何も知りません。


大して魚のことに
詳しくもないし、
さかなへんの漢字が
すらすら読める訳でもありません。


父が生きているうちに
もっといろいろ
聞いておけば良かったなぁ。


まずはせりで使う
手やりを練習します。
これも子どもの頃
父に教わったな。




手やりは一説には
忍者が使っていたんですって。
声のかけ方が特殊なんですね。
暗号みたい。

チビはせっせと
練習していました。


今回、お花の卸売会社の
社長さんが
若い衆3人を引き連れて
説明して下さったのですが、

市場の人間って
かっこいいですね。


使い込んだ美しい色の
藍染の前掛けを
体力労働だけあって
余計な脂肪のない
引き締まった身体に
していて。


私の父もね、
大きくて重いマグロなどを解体したり
運んだりしていたので
筋肉が隆々としていたんです。


お腹はシックスパックで、
いつだったか
私が幼少期に
海水浴場で父に
べったりくっついている写真を
ダンナが見て、

「お義父さん、筋肉すごい!」


びっくりしていました。


市場の人間は
せりをやるので
声も大きくてね。


今回、お花の卸売会社の
社長さんが
「本当のせりの声」で
せり実演をして下さったのですが、


父が威勢のいい声でせりを
やっていたところを想像して
しまいました。



きっと親は子の知らないところで
素晴らしい仕事をたくさん
やっているのでしょうね。

せりで使う帽子に似せたものを
被っています。
前方には数字が書かれていて
数字4桁は野菜、3桁はお花ですって。


野菜市場も見学します。
今日の入荷量を確認。 
きゃべつが一番多いですね。

これを見て購入額の戦略を
立てるそうです。


冷蔵室も特別に
入れて頂きました。
0〜1度。ヒヤッとします。

中はこんな感じ。
旬じゃないりんごさん達は
ここで眠っているそうです。


パパイヤくん?
売れないのかな⁇


部屋を移動して
市場紹介ビデオを見たら
生花体験です。

見つめ合うふたり💕
贅沢にも立派なガーベラを使います。



チビの作品。
こ、これどうなんでしょう?
秋峰先生〜!
いけばなデビューしましたよ‼︎

芸術的?

↑毎回麗しく目から鱗の
 秋峰さんの記事はこちら。


太っ腹東京都。
たくさんお花をお土産にくれました。
1種類1本ずつね。

おれは黄色が好きなのだ!


家に飾りました。
詰め込みすぎて
なんだかぐちゃぐちゃ。

チビより私がセンスない😅
秋峰先生〜ヤヴァいです💦


まだあります。
全部、東北出身の子らしいです。

珍しい向日葵。
もはや見逃しておいて😅



お花に色をつける実験もやりました。
うっすらと緑色。

父を思い出して
しんみりしながらも
楽しい体験でした。



親御さんのいらっしゃる方は
ご健在のうちに
いろいろと聞いておくと
良いと思います。


市場の若い衆を見て
思いました。
みんな、順番だなぁって。



父にもこんな若い時代があった。


順番に生まれて
順番に旅立っていく。


父は幼少期
戦中戦後の混乱であまり
幸せではなかったようです。


その分、父に見た目も嗜好も
そっくりなチビに
たくさん愛情を注いで
大切に育てようと思います。

ありがとうございます!頂いたサポートは美しい日本語啓蒙活動の原動力(くまか薔薇か落雁)に使うかも?しれません。