見出し画像

【伝統文化】組み紐と飾り結び

毎年、夏休みや春休みなどの
学生の長期休暇中は
私も割と時間ができるので

有意義に過ごそうと
何かしらテーマを決めて
取り組むのが通常でした。


例えば、長編小説を書いたり
(今年の春休み)、

企画をやったり(昨年の夏休み)。


だけど、今回は
猛烈に忙しいです。


コマ数は昨年と同じなのですが
日本語学校と専門学校の兼務で、
専門学校の方で担当教科が
3科目もあるので

その中でも特に
今年度から初めて教えている
「企業経営論」の秋学期15回分を
ある程度準備しておかなければなりません。


昨日までに15回分の
プリントと課題を作り終わり
残りはパワーポイント作成となりました。
これが一番手間がかかります。


秋学期が始まってしまったら
やっている暇がないしなぁ……。


そんな訳で毎日PCと
にらめっこしています。


だけど、やっぱりこの時期に
家族との楽しい時間の他に
「授業準備だけ」は
さみしいな。


という訳で、
「組み紐」をやることにしました。


日本の伝統文化です。
映画「君の名は。」で
人気が出たそうです。

伝統文化を守るのは
アニメなどのポップカルチャー
なのかもしれませんね。


ちなみに、こちらの漫画でも
主人公がやっています。


「わたしの幸せな結婚」は
小説と漫画、映画、アニメがあって
私は漫画とアニメを観ています。

個人的にアニメは
少し話を変えていて
私にはイマイチなのですが、
漫画は面白いです。



いざ、組み紐キットが
手元に届いたら
7歳チビが興味深々。

「やりなよ~」と言うので
やっていたら、

じ~っっ、と見つめるチビ。


最初はテーブルを隔てて
ソファーにいたのが

だんだんと距離を詰めて


じ~っ。


もっともっと近寄って


じ~っ。


近っ!!!


暑いのに私にべっとりと密着して
私の手元を見ています。


じ~っ。


何分も見つめ続けるチビ。


やがて、私が用があって
ちょっと組み紐セットを置いておいたら、


盗られました😅
泥棒め!

半分くらいチビがやってしまいました😅

私の手さばきを見て
組み方を覚えてしまいました。
脳が若いって凄すぎる。

こちらは説明図を見ながら
あたふたやっていたのにね。


そうして組み紐キットに入っていた
練習用糸をさっさと終わらせてしまい、

「お母さ~ん、糸、かってきて~」

と、ねだる始末😅


2作目はチビ一人で
全部組んでしまいました。

1作目。クリスマスみたいな色。


2作目。チビの好きな善逸カラー。
組み始めと組み終わり以外はチビが一人で組みました。

さて、出来上がった一つ目の組み紐を
せっかくだからこちらも伝統の
飾り結びをしようと
叶(かのう)結びをしていたら、


またチビがやってきて

じ~っ、と見ています。


三つ葉の叶結び。

組み紐の次は
飾り結びに興味が出たか。

そこで、二人でYouTubeを見ながら
飾り結びを練習しました。


蝶々みたいな叶結び。
結び目の表が「口」で裏が「十」。
だから「叶」。おめでたい。


黄色い方はサイズの関係で
三つ葉の叶結びがとても難しかったので
総角(あげまき)結びの人型で
結わきました。

写真だと同じに見えますね。
クリスマスカラーが叶結び。
善逸カラーが総角結び。


カナオちゃんの胸元の結びは
叶結びかな?総角結びかな?


総角結びの「人型」は
厄を追い払う、という意味があるのです。
伝統文化は飾り結びでさえ
おめでたいですね。

総角結びを覚えてしまい
巨大な紐で結わき始めたチビ。


ところでチビは
角八つ組という
3色使った組み紐を「やる!」というので
やらせていたら、
途中で失敗し
私に丸投げしてきました。


この色あいは
好きじゃないんだけどな😅


その間にチビは今度は
「つゆ結び」をマスターし、
大量に作っています。

つゆ結びは、魔除けや護符の意味があります。

その間に私は角八つ組を完成させました。
3色使いは難しかったぞ、やれやれ。

富岡義勇色だそうです。あわじ結び。
簡単には解けないため「今回限り」の結婚式などに。



かわいい木瓜(もっこう)結び。子孫繁栄。


さて
明日はチビとのデートの日です。

「どこ行く?動物園?プラネタリウム?」

と聞いたら、

「え~、家でくみひもやる!」

と、地味な答えが。


せっかくだから出かけよう、とけしかけると

「じゃあ、お寺行く!!」


なんだとう?

超絶じいさん子どもめ!
なぜ、寺……。


寺!寺!と騒ぐので
明日は暑い中
お寺参拝をしてまいりますよ😅



いいなと思ったら応援しよう!

みおいち@着物で日本語教師のワーママ
ありがとうございます!頂いたサポートは美しい日本語啓蒙活動の原動力(くまか薔薇か落雁)に使うかも?しれません。