つわりのひどさは遺伝ではない!?part2 つわりのメカニズム
前回記事『つわり』のひどさは遺伝ではない!?
読んでいただけましたか?
今回はpart2なぜつわりがおこるのか?
身体のメカニズムについてお話したいと
思います。
この記事を読んでいただいた方は、
つわりに対しての捉え方が変わるかもしれませんよ‼
一番お伝えしたいこと・・
自分の心と身体の声を感じることが
1番大切‼︎
これからお話することが全てでなく、1つの
知識とて受け止めて下さい。
様々な情報や意見を、自分で咀嚼して選択することが大事だと私は思います。
なぜなら、情報でガチガチになってしまい
ストレスが溜まっていくことが、母体にも
赤ちゃんにもよくない状態だからです。
さて、
『つわり』と聞いて、皆さんはどんなことが
浮かびますか?
やはり吐き気でしょうか。
吐き気だけでなく、様々な症状があります。
ここをパートナーや家族の方が理解してくれると、助かりますね。
では、『つわり』について3つの視点から
見ていきましょう。
①免疫
②ホルモン
③身体のおそうじ
①免疫学的視点
子宮という臓器を見ていきましょう。
子宮は心臓や肝臓と違い外に面していて、空気に触れやすいところであり敵が侵入しやすい場でもあります。
またデトックスの出口にも使われます。
毎月起こる生理も不要なものを外に出す=デトックスですね。
子宮内は酸度が高く(胃と同じ)、侵入した
異物をこの酸で殺します。
ですから、戦いが起こる=免疫器官であります。
戦いが起こると異物を外に出そうとするので、
炎症がおこりやすい場でもあります。
妊娠が成立すると、受精卵がふかふかベットに着床します。
ですが、今までなかった受精卵は母の身体に
とって異物と認識され、免疫さん達が働き外へ出そうとします。
この時に免疫反応として、
吐き気や頭痛、下痢などの症状がでます。
この反応を『つわり』だと考えられています。
では、安定期に入るとどうして『つわり』は
落ち着くのでしょうか?
身体には免疫寛容というシステムがあります。
いつもいつも居座り続ける受精卵に対し、
これは異物ではない!共存できる仲間だ!と
免疫さん達が攻撃をやめることです。
この仲間だと受け入れるまでが、
約100日で安定期と言われます。
又、この頃には胎盤もできあがりますね。
②ホルモン
女性ホルモンは、月経や排卵、妊娠出産などに大きく関わりのあるホルモンです。
妊娠初期は、プロゲステロンというホルモンの分泌が増えます。
プロゲステロンは排卵後から生理前に出る、
赤ちゃんを守ろうとする保護ホルモンです。
赤ちゃんのベットをふわふわで厚くした状態をキープしたり、体温をあげます。
そしてプロゲステロンは副交感神経を刺激するので、副交感神経優位になります。
副交感神経は寝るときやマッサージを受けて
癒されている時など、身体がリラックスモードになるので眠くなります。
私も妊娠初期は、眠くて眠くて仕方ありませんでした。
この眠気も『つわり』と捉えて良いと思います。
③身体のおそうじ
妊娠するともう一人の人間も作っているので、エネルギー(車でいうガソリン)が大きくなり
身体のおそうじも同時に始まります。
しかし身体は今②の副交感神経優位で、
元気満々動き回れます‼︎ではなくリラックス
モード(元気がない)の状態です。
※副交感神経優位の時はエネルギーを温存しているので、元気がない(省エネモード)状態になります。
ですから、少しずつゴミ(身体の不要なもの)を処理する体内そうじをします。
身体の不要なものは、炎症として外に出します。
どんな炎症かというと、
アレルギー系(鼻水やくしゃみなど)や
肌荒れ、下痢などが出やすくなります。
私は幼い頃からアレルギー性鼻炎だったので、鼻水がとまらなくなりました。
このように『つわり』といわれる症状の裏には、身体が妊娠を継続させるために働いています。
辛いつわり・・と捉えるのか、
私は可愛い天使のための身体作りをしているのか・・と捉えるのでは、
ママの気分も感じ方も変わるのではないでしょうか?
私は、可愛い天使が10月10日快適に過ごしてほしいので、身体のごみそうじしてしてー‼と思っていました。
『つわり』の症状を軽減するには、
お母さんが元気な身体でエネルギーがあることが大切です。
次回は元気な身体作りについて投稿したいと
思います。
ぜひ、ご覧ください。