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四里の道は長かった。

優先順位。限りある時間を有意義に使うためには必要なものだと思う。
仕事、アルバイト、学業、趣味。
家族、友人、恋愛、自分。
何かを頑張るためには、何かを犠牲にしなければならないのだろうか。
髪の毛を洗いながら、ぼんやりと考えていた。

きっかけは部活の友人と優先順位の話をしたことだ。彼女は「大学がいちばんだから、ほかはそのあと」と言っていた。
わたしは、何をいちばんにしているのだろう。
わたし自身の時間的な優先順位が明確でないことに気づかされた。

勉強を第一にしているときもある。大学生だし。
だけど、いつも勉強を優先しているか聞かれると、胸を張って肯定することはできない。
睡眠を優先させて、授業をサボってしまうこともあるからだ。
アルバイトのシフトを先に出してから、休みの日に友人との予定を入れることもある。
が、先に友人との約束をしてから空いているところでアルバイトをする月もある。
前者の場合はアルバイトの次に友人となるが、後者は友人の次にアルバイト。
また、部活の大会が近ければ練習の予定をたててから他のこと。
あらためて考えてみると、面白いくらいにブレブレだ。
こんなにブレブレだとは思わなかった。

わたしが最優先にしたいことってなんだろう。
たとえば突然、n者択一の世界になってしまったらわたしは何を選ぶのだろう。

こうも考えられるのではないか。わたしはわたしを最優先にしている。
わたし軸で行動している。
そのときにやりたいことをしている。
やらなければならないことをしている。
一緒にいたい人といるのだ。

ここまで考えたところで、考え疲れてきた。
パスカルも驚くほどのよく考える葦だけど。
考え疲れたというより、のぼせてきた。
頭がふわふわする。もう思考がまとまらなくなりそうなので、もうそれでいっか。

火照った頬を冷ましつつ、ふと思う。
わたしは今、何を犠牲にしているのだろう。



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