手帳ジプシー
この季節になると、「来年の手帳、どうしようかな」と考える。
昔は、そんなに色んな手帳はなかったように思う。
会社員をしていた頃は、システム手帳を使っていた。会社のノベルティの。
A5の大きさのそれは、そこそこ重かったけど、スマホなんてなかったあの頃は、全ての情報がそこに入っていて、重宝していた記憶がある。
会社を辞めてからは、そんなに色んな情報を書いておく必要も無くなったので、マンスリー手帳でよくなった。マンスリー手帳+メモ帳づかいである。
そのうち、私もスマホを使うようになった。
スマホには、カレンダー機能がある。なんと予定を入れることができるのである。
とても便利なので、私はスケジュール帳を持たなくなった。
スマホに予定を入れ、メモ的なことはマルマンのニーモシネ(A5方眼のノート)に書く。
これが数年の間、私の定番になった。ちなみに、このニーモシネは本当に使いやすくて、10年近く愛用している。使ったノートは、一体何冊になったろう。
3年くらい前までは、そんな感じで使っていたのだが、ここ数年「手帳はスケジュール管理だけではない!生き方だ!!」みたい動画やインスタが流れてくるようになって、ほう、そうなのか、とそういう動画をよく見るようになった。
パレットジャーナルとか、ジャーナリングとかっていうやつだ。
元々、書くことが嫌いではない。というか、大好きだ。
私のニーモシネの中身は、哲学的な高尚なことも書いてあるし、他人への罵詈雑言も書かれている。ぐちゃぐちゃだ。ああ、知らずにやっていたけれど、これがジャーナリングというやつなのね。
そんな素敵動画を見ていたら、私も手帳を使いこなしてみたくなった。
まず買ったのが「ほぼ日」。
チケットを貼ったり、絵を描いたりして、楽しく使うらしい。これは楽しそう。
だけど、使いこなせなかった。チケットが発券されるようなイベントにはそんなに行かないし、絵はめっちゃ苦手だ。そして、毎日毎日書くことがあんまりない。スカスカのページがつまらない。それでも、なんとか使えないか、と試行錯誤した。
読書記録にしようと思ったり、レシピ帳にしようと試みたり、でも続かない。結局今は、1日のスケジュールとその反省に使っている。
今年はそのほかに、
・ライフクリエイト手帳
・ミーニングノート(スターターキット)
を使ってみた。
ライフクリエイト手帳は、月初にテーマを決めたり夢を書いたり、月末に振り返りをしたり、というフォーマットが気に入っている。バーチカル部分はフォーマットを無視して1日の目標みたいなのを書いている。マンスリーは体重管理だ。
そして、最近ちゃんとつけてみようと思っているのが「ミーニングノート」。1日に3つチャンスを見つけて、それを1w、1m、1yの区切りで見つめ直してみよう、というものだ。ざっくりすぎるが。
これは、短時間で1日を振り返ったり、何も書かなかったら見逃していたようなことを見つけられて、なかなか楽しい。チャンスなんて1日に3個もないよ〜、と思うのだが「心が動いたこと」を、いいことも悪いことも、いいも悪いもないようなちょっとしたことも、チャンスとして捉えるトレーニングである。日々が楽しくなる。
そして来年はこれに加えて「ジブン手帳」も使ってみようかな、と思う。
そんなに手帳ばっかりどうするの〜!?と、自分でもツッコんでしまうのだが、まぁ、やってみましょう。年齢を重ねて、ダメなら辞めたらいい、と、自分におおらかになってまいりました。