![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48507009/rectangle_large_type_2_03e337a35970fa3265ba9cf44cd99697.jpg?width=1200)
【えらいこっちゃ】行っておきたい世界の素敵な場所5選〜大冒険編〜
前回の記事で、私的・行っておきたい世界の素敵な場所5選について書きました。
さて今回は、続編「行っておきたい世界の素敵な場所5選〜大冒険編〜」です。
5選と言っておきながら10選ではないか、なんならこの後にもう1記事書こうとしているので合計15選だなんて往生際が悪いのでは?という感じなのですが、
あくまで「どこか5箇所!」と言われましたら、前回の5選です。
前回の5選は「誰にだって強くおすすめできる5箇所」でした。
しかし今回は、
・旅人を選ぶ
・行くのにそれなりの覚悟がいる
・気合いと体力も必要だったりする
と、いう「行ってみて、とても良かったけど、また行けるかどうか分からない」場所5選です。
決して「もう二度と行かねえわ!」という訳ではなく、むしろ一度行ったことに価値が感じられると言いますか、とにかくアドベンチャー感の強いえらいこっちゃな場所をご紹介します。
【えらいこっちゃ】行っておきたい世界の素敵な場所5選〜大冒険編〜
(1)フィンランド ラップランド/北極圏
寒いです。−20℃ぐらいだったかと思います。
ヘルシンキから国内線を乗り継ぎ、北極圏のラップランドへ。樹氷が連なる国立の自然公園に行きました。広大な土地に雪化粧の高い樹々がどこまでも連なります。
北極圏に入った瞬間に、なんでしょう、目の前に広がる真っ白な大自然と人間の縮尺が、普段の生活で感じているサイズ感とえらく異なるんですね。あれ?人間ってこんなに小さかったっけ?と不思議な感覚に陥ります。
雪が積もる深い森の中にいると、自分の足音も雪に吸収されるようで、恐ろしいくらいに無音です。森の中を移動中、同行している方々と一瞬離れ前後に誰もいない状況があったのですが、
「あ、今立ち止まったら永久に帰れなくなる」
と感じた瞬間がありました。雪景色が綺麗で、ずっと眺めていたくなるのですが、歩みを止めると危ない、そんな瞬間でした。
ただ、森の中は不気味な感じではなくて、北欧特有の「ちょっと優しい感じ」があります。光が優しいのでしょうか。
そして日本以外の国では、水には気をつけるようにしているのですが、ここに限っては蛇口から出る水は日本より澄んでいるように感じました。
なかなか沈まない太陽や、澄みきった水、暖炉の火にほっとしたり、現地の方にサッと出されたスープがトナカイ肉のスープだったり、非日常体験ができます。
帰国してからしばらく「何だか夢を見ていたような」と感じる場所です。童心にかえって大自然を感じたい、−20℃くらい平気であるという方におすすめします。
(2)タスマニア
オーストラリアのタスマニアです。
メルボルンから国内線を乗り継いでタスマニア島へ。上陸した瞬間に空気の綺麗さにびっくりです。今までに吸ったことのない空気の味がします。空気に味はあるのか、いやない、しかし美味しい。美味しい空気とはこれかと感じます。
視界を遮るものが何もありません、どこまでも広大な土地が広がっています。みるみるうちに肺が浄化されて視力が回復する気がしてきます。
公共交通機関はバスのみ、電車はありません。基本的に移動は車になるかと思います。が、ここで大自然縮尺問題の発生です。
真上のオーストラリア島が広大なせいか、地図で見るとタスマニア島はそんなに大きくないように錯覚するのですが、実は北海道とほぼ同じ大きさをしています。
見所が島中の1箇所に固まっている訳ではないので、いろいろ見て回ろうとすると、広大な大地を車でひた走ることになります。それも楽しいのですが。
大自然を大移動した先に大自然、そこから大移動してまたそこに大自然。ひたすら大きい、そんな場所です。
オーストラリア固有の動物たちとの出会いもありつつ、綺麗な空気と広がる視界、ワインも美味しく良い時間が過ごせます。
自分は楽しい人たちと合宿のような楽しい時間を過ごしたのですが、なかなか大自然の天気は読めず、突然の雨風など難しい時もあります。
予定調和ではないアドベンチャーも楽しめる人、大自然の中の大移動が苦ではない、アクティブな人におすすめしたい場所です。
(3)タイ ウドンターニー/タレー・ブア・デーン
さて3カ所めは、タイのウドンターニー県クンパワピー郡のタレー・ブア・デーンです。怒涛のかわいいカタカナの羅列、さすがタイです。
ここはタイの東北部、バンコクから国内線乗り継ぎで行けます。
タレー・ブア・デーンは「紅い蓮の海」の意で、私はまだ見たことが無いのですが「三途の川ってこんな感じなのかな」と感じる、一面に蓮が湖に浮かぶ絶景が広がっています。
少し北上するとメコン川があります。この川の向こうはラオスです。
「川を渡った先が別の国」というのは、何だか日本人の自分には馴染みのない不思議な感覚です。
このメコン川国境付近でランチをしたのですが、なかなかディープな体験でした。
同行していた方々の中に、都会的かつ綺麗な日本人女性がいたのですが、滞在中かなりお辛そうだったので、都会的かつ洗練された綺麗な人にはなかなか大変な旅かもしれません。私のような粗雑な田舎者は同じ女性でも特に問題はないです。
バンコク以外のディープなタイが見たい、この世のものとは思えない絶景が見たい、内臓の作りが頑強で多少の不衛生は問題無いという方におすすめします。
(4) アメリカ モニュメントバレー
アメリカ、アリゾナ州とユタ州にかけて位置するナバホ・インディアン族の聖地です。
5000万年をかけて雨や風が大地を削って岩山になり、高いところでは300mの高さがあります。岩山は太陽の光を受けるとが赤く輝き、青空とのコントラストが凄まじい場所です。
フェニックス空港から車で大移動して行きました。車を運転してくださった方と、車中一緒だった方々には感謝しかないのですが、なかなかの長旅です。ここでガソリンが切れたらもう終わりだな、という広大な道をひた走ります。
私はまだ火星には行ったことが無いのですが、ひょっとすると火星ってこんな感じなのかもしれません。
「パワースポット」という言葉にピンときた方には、たまらない場所だと思います。自分は大地からエネルギーチャージができる特殊能力は持ち合わせていない粗雑な凡人なのですが、同行していた方々は日が経つにつれ、みるみる元気になっていったので、そういった特殊能力のある人には素晴らしい場所なのだと思います。
旅のモチベーションって人によって様々ですよね。その土地の料理やお酒が好きな人、芸術が好きな人、遺跡マニア、絶景ハンターなどなど。
みなさんの旅のモチベーションって何でしょう?
私は大自然や絶景よりは、どちらかというと人類が作った精緻なものに興奮を覚えるタイプの変人なので、遺跡や旧市街などが好きです。
壁や柱を長時間眺めていても苦ではなく、もしフィレンツェあたりの壁の前で、ニヤニヤしながら立っている怪しい日本人がいたら私です。よろしくお願いします。
さて、アンテロープキャニオンも車移動で行ける距離にあります。
ここはここで、また別の世界が広がります。アップルのデフォルト壁紙になっている場所だとか。
車移動が苦では無い人、大自然の絶景が見たい人、大地からエネルギーチャージができるタイプの特殊能力をお持ちの方におすすめの場所です。
(5) 中国/内モンゴル自治区
No,1えらいこっちゃ、中国内モンゴル自治区の草原です。
自治区とかって治安は大丈夫なの・・・?と思った方、大丈夫です。まず、スリはいません。トイレもありませんが。
上海から寝台列車に乗って2日くらいかけて内陸へ進んで行きます。内蒙古行きの寝台列車は、それはそれはディープな体験でした。
都会的かつ洗練された綺麗な人は、1等車での移動をおすすめします。私のような粗雑な田舎者は3等車で特に問題ありません。
内蒙古ってフフホト市はめっちゃ都会なんです。不思議な感じです。上海からだんだん田舎になって、何も無くなって、そして急に大都会が現れるアンバランスな感じがします。
中国都市部から余暇を過ごしに来る人が多いらしく、ショッピングやレジャー施設も充実しているのですが、車でちょっと移動すると、もう草原しかありません。
馬に乗って、集落から集落へ移動していきます。最初はホテル形式の集落があるのですが、移動すればするほど、何もなくなっていきます。
「もういろいろ疲れてしまいました」という人におすすめの場所です。夜は星が綺麗に見えます。
さてさて以上が今回の5選、大冒険編でした。
次回はまだ行ったことのない、アフターコロナの先に行けたらいいなと願っている場所について、願望を織り交ぜながら書いてみようと思います。(主に行き逃した場所だったり、人から聞いて行ってみたくなった場所です)
特別どこか遠くに行かなくったって、旅は旅で
人それぞれに冒険があって、生きている限りまだまだ続くんだろうなと思います。
みなさまのおすすめの場所があればぜひ、教えていただけたら嬉しいです。