「英語を教える」を仕事にする。
こんにちは。現在、英文雑誌の編集者として会社員をしつつ、フリーランスとして英語教育業に6年ほど従事しています。
「英語を教える」仕事は、現在は主にオンラインで行っています。
2021年ころから本格的に取り組み始めて今に至るのですが、現在の形になるまでは色々と試行錯誤してきました。まずは、その過程を備忘録として残しておきます。
はじめに
社会人になりしばらく経ち、英語をまったく使わないドメスティックな環境にいた時期がありました。
英語を使いたい!英語を教える仕事を始めてみようかなと思い始めたのがきっかけで、副業として英語を教える仕事を探し始めました。
それまでの「教える」経験としては、大学生のころに学生として英語の家庭教師を行っていたくらいでした。英語学習や英語を使った仕事については、以下のnoteにまとめています。
1. 近所のカフェでのマンツーマン
まずは、学生の時に使用していた個人契約の家庭教師マッチング掲示板に登録してみました。
こちらは、連絡先を交換した後は業者が間に入らず、完全に個別の契約でやり取りをするものです。
ちょうどタイミングよくご連絡をいただき、最寄り駅のカフェで週2回、高校生に英語を教えることになりました。
教材を買ったり、プリントを用意したり、最適な教え方や接し方を考えたりと、楽しく取り組んでいました。それまではしばらく大人だけの世界で働いていたのですが、子どもと話すのってめっちゃ大事だな…...!と気づける機会になりました。
こちらは結果的に1年と少し続けることになりました。
2. オンライン英検サービス
そのあと、たまたま見つけたオンラインで英検を教えるサービスに初期メンバーとして加わる機会を得ました。
全国に住んでいる、10代から60代までのさまざまな年代の学習者さんと出会えたり、ベテランの同業者の方と意見交換ができたりと、自分の「英語を教える」専門性がぐんっと伸びたきっかけになりました。
悩んだり試行錯誤したりしつつでしたが、こちらでは3年間お世話になりました。
3. ビジネス英会話コーチング
違う層に対する英語学習サポートをしてみたいなと思い、ビジネスパーソン向けの英会話のコーチングにも従事しました。この時期に、会社をやめてフリーランスになっています。
ちょうど募集していた2つのサービスに応募したのですが、1つは同業との兼業が不可だったので、最初に決まった会社さんのもとで、業務委託契約で働きました。
こちらでは、多様な背景の大人の学習者さんとお話しするよい機会になったのと、第二言語習得理論やスピーキングスキルを構成する要素について深く理解ができました。
1年と少し、従事しました。
4. 個別指導塾、対面家庭教師、不登校専門塾
このころ、受験英語の指導が自分に向いているのではないかな?と感じ、大手の家庭教師サービスで働き始めました。こちらも業務委託契約です。
たまたま友人も働いていたので、紹介から研修を受け、トントン拍子に、近くの個別教室で大学受験の指導をしたり、高校受験生のお宅に訪問したり、しばらくして不登校専門の塾でも教える機会をいただいたりしました。
中高生への英語指導では、教えれば教えるほど、文法の知識や仕組みへの理解が深まります。高校を卒業すると抜けていく文法事項が補完されていく感覚がありました。また、がっつり対面で教えるのもよい機会になったと思います。他の先生方とお話したり、指導をみたりするのもとてもためになります。
今もこちらでは、オンラインで大学受験の指導をしています。
5. オンラインプロ家庭教師
続いて、オンラインで教えたい気持ちが強かったので、オンライン専門の家庭教師の会社さん3〜4つにコンタクトをとり、条件面や雰囲気、担当者の方との相性などを鑑みて、そのうちの1つでお世話になり始めました。
こちらでも、全国の中高生に教えるよい機会になっています。あとは、大手の会社さんはマニュアルや研修がしっかりしているので、そういう意味でもおすすめです。
こちらも、現在も指導中です。
6. ココナラ
スキルシェアサービス・ココナラでも、英検の指導(ライティング添削、面接指導含め)を行っています。
ご依頼は学生さんから大人の方までさまざまで、現在は人数としては月2〜3名ほどに対応しています。
ココナラは何度か「やめようかな」というタイミングもあったのですが、「ご依頼があれば負担のないペースで対応する」という形で続けています。
おわりに、今後のこと
これまで、人数でいうと200名プラスαに指導してきました。長期の方から単発の方まで、あらゆる世代・ニーズの方とお話しした経験は大変貴重でした。
「英語を教える」と一言で言っても、誰に何をどう教えるかは多様です。わたしは現在は、中高生や英検受験者(大人を含め)にオンラインで指導(授業やコーチング)をする形で落ち着いています。
まずはいろいろ試してみて、自分の強みや能力が生きる形に持っていくのがおすすめです。経験が増えるほどに単価は上がっていくので、最初は報酬よりも経験を積むことにフォーカスするとよいかなと思います。
あとは、他のいろんな要素(担当者・関係者とのやりとりのしやすさ、働いて気持ちのよい・安心できる環境であるかどうかなど)も大切です…...!
わたしの場合は、現在は雑誌編集のお仕事や通訳の勉強のボリュームが多いので、英語教育業はキャパの範囲内で取り組んでいます。稼働時間でいうと週に8時間程度でしょうか。
細く長く続けたい気持ちがあるので、しばらくは今の業務委託先やココナラでのご依頼に携わりつつ、自身の能力研鑽(主に英語力)に励みます。いろんな英語教育サービスを消費者として試してみることも大事だと思っているので、そちらも継続しつつ。
このマガジンでは、「英語を教える」仕事をしたい方向けの記事を書いていこうと思います。教える能力や英語力の向上の仕方、仕事の獲得の仕方、単価のあげ方など。
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