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「自己受容」で変わる自分の世界


自己受容図① ©Mio.m

探求を始める前に、大切なことがあります。それは、「ありのままの自分を受け入れる(自己受容)」ということです。

「自己受容」という言葉は、「ありのままの自分を認め、受け入れること」を意味します。スピリチュアルな分野に興味がある人にとっては、基本中の基本でしょう。

これから「心、体、頭脳、感覚、情熱」の領域について深堀りしていくわけですが、その過程で、それぞれの領域の「長所(ポジティブ)と短所(ネガティブ)」の二面性に気づくと思います。すべての物事には二面性があり、私たちは、誰もが光と影を併せ持っています。そして、その両方を受け入れることで、自己否定を和らげ、心の負担を軽減できるのです。

とはいえ、すべてを受け入れるのは簡単ではありません。なぜなら、社会では短所が人間性を評価する基準とされやすく、ネガティブな感情を抱くこと自体が、未熟さや弱さと見なされることが多いからです。

思い出してみてください。例えば、家や学校で「そんなこともできないの?」「短気は良くないから直しなさい!」なんて言われた経験はありませんか?そして今まさに、子育ての中で口にしていませんか?

私たちが自分を受け入れられない原因の一つは、生まれ育った環境や、取り入れる情報の影響があげられます。たとえ無意識であっても、それらは私たちの思考や行動に深く刷り込まれ、「自分の一部」となってしまうのです。

こうして形成された固定観念が、可能性を狭め、自己評価を低くし、周囲との関係にも影響を及ぼすことがあります。しかし、「完璧ではない自分」を受け入れることで、否定的な思い込みを手放し、物事の捉え方が変わり始めます。


自己受容図② ©Mio.m

料理が苦手な自分も、一日中パジャマで過ごす自分も、感情的になってしまう自分も、まるごと受け入れていいのです。

自己受容は、単に心を癒すためのものではありません。それは、複雑に絡んだ価値観を整理し、自分の目で世界を正しく見るための第一歩です。このプロセスを通じて、自然と他者を受け入れられるようになり、周囲の環境にも良い変化が訪れるでしょう。

先の例で言えば、料理ができない自分、パジャマで一日過ごす自分、感情的になる自分を受け入れることで、それを他者にも認められるようになるのです。ですから、自己受容を通して、目の前には新しい世界が広がっているはずです。

自己受容は「心」の領域に関連しており、その原因は幼少期の経験や満たされなかった感情、いわゆる「インナーチャイルド」によるものかもしれません。「インナーチャイルドの癒し」については、後に詳しく触れますので参考にしてくださいね。

より自分らしい豊かな人生を送りたいなら、まずはありのままの自分を受け入れることから始めましょう。

あなたは、自分のどんな部分を受け入れられないですか?その理由は、なぜですか?小さなことから、自分を受け入れてみましょう。


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